2010年8月31日火曜日

2010年度の県庁


 3ヶ月間の仮滞在許可証(ぺらっぺらのただの紙)が切れそうになったので、またしても朝早起きして県庁へ行って来ました。

 入り口に着いたとき、ある変化に気付きました。

 開門を待つ人の列が2つに別れている!

 正面から見て右側の列はDemande d'asile(直訳で「保護申請」?)専用、
 保護(または避難)滞在許可証というのは多分、「外国人亡命者」用と思われます。

 左側の列は「それ以外」。

 県庁へ通い始めて8年目にして、初めて見たよ「場合分け」

 なーんてそんな感心している場合ではない。右側の列の外国人は明らかに切羽詰まった状況に置かれている人たちなので、開門を今か今かと待つ彼らからはピリピリと緊迫したオーラが目に見えるよう…

 前のほうに並んでいたアジア人のグループが、開門10分くらい前に来た知り合いを列に入れてあげようとしたら(基本的にしてはいけないことだと思うけど)、後ろにいたアフリカ系の人たちが怒って「列に並べ!」と捲し立てる…ムードは険悪の一途をたどるばかり。

 開門5分前には職員が来て鉄格子の門の後ろから、「この日受け付ける書類は仮滞在許可証のみ」と宣言すると、外国人の焦りと怒りがヒートアップ!ほぼ全員が自分の書類を出してその職員に見てもらおうと鉄格子のほうへ差し出す。フランス語ができない人がほとんどだから、多分職員の言っていることは理解できていないか無視かで、誰一人として諦めて引き下がろうとしない。

 その光景をあっけにとられて見つめる、うちら左側の列…

 いよいよ開門の9時。鉄格子が下がるのと同時に警官が数人出て来て、押し寄せて来る外国人亡命者を制止しようとして軽くもみ合いになり、なんとも大変な事態に><

 完全防御の県庁側に、凶暴な外国人側。今年度からフランスの移民政策がまた更に厳しくなったのかな!?まあ列が2つに別れたおかげで警察との揉み合いに巻き込まれなくて済んだんだけど、同じEU圏外の外国人としてまったく他人事とは思えず、一抹の不安を感じずにはいられませんでした。あ〜もう早く10年許可証が欲しい!あと1年の辛抱><

 入館後、自分の窓口へ行ったら貼り紙に以下のメッセージを発見。

 「家族(や配偶者)滞在許可証更新の費用が値上がりしました、

 70ユーロから110ユーロ

 Oh, Noーーーーーー(涙)

 あと1年だ、1年の辛抱だっ(と自分を必死に励ます)。

 というわけで、これから県庁へ行かれる日本人の方は、迷わず「左の列」へ並びましょうね!そして窓口に薄毛(すみません!)の30代と思われる男性が座っていたらあなたはラッキーです。彼は親切です(唯一の救いです!)

 あ、ちなみに私の本許可証は1ヶ月以上前に出来上がっており、召喚状が郵便局の不手際か何かで届いていなかったらしい…あーあ、もう怒る気力も出ないわ。でも無事に許可証がもらえてホッとしました^^;


 早朝からいろいろあって気疲れしたけど、この日のレンヌは快晴気を取り直して午前中は人通りが少なく清々しい空気の街をぶらぶらし、ランチは

テラスでざるうどん♪
コンコンブル(おばけきゅうりw)の「ふじっ子」和えと、もやしと
きくらげの中華炒めも作ったよ〜万歳ヘルシーアジアごはん^^

2 件のコメント:

  1. どこの国も大変よね…滞在証。

    イギリスでは国内に1つしかビザ発券してくれる所がないから、並ぶには夜通し待つって聞いた事が。とりあえず、2012年まではビザがあるから良いけれどその後が憂鬱ー
    ざるうどん美味しそうね♪

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  2. イギリスでは国内にたったひとつ!?!?そりゃー大変そうだ><ちなみに場所はロンドン…よね?マリマリの更新時期がせめて気候のいい時期でありますように☆

    そちらではビザも発券してくれるん?フランスではビザは自国の仏大使館に発行してもらって、それを持ってこちらの役所で「滞在許可証(レジデンスカード)」を申請&取得するんよ。

    ざるうどんはロンドンで買った五木のやつ♪コシがあってつゆも味も良くて、美味しかった〜

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