2011年12月29日木曜日

Noël 2011、年末のご挨拶

 2011年もあと2日でフィナーレ、早いものです…いつもはXmasから年越しにかけてバカンスを取るのですが12月最後の今週、夫婦揃って働いております。なので我が家にあまり年末ムードが無いんですよね。でも世間は確実に新年に向かっていて、私もレッスン中は生徒様に「お正月はどうするんですか?」「よいお年を」と散々言っているので、やはり今週の土日はいつもより特別な週末になりそうです。それにしても今年はXmasもお正月も見事に土日と被って、ま〜ツイてないですね^^;

 さてクリスマスの土日はもちろんバンちゃんの実家に行って家族と過ごしました。いつものメンバーはうちら夫婦+バンちゃんのご両親+お姉さん家族ですが、今年はもう一家族(うち子供2人)が加わって、賑やかなクリスマスになりました

 大勢でワイワイやっていたので今年はほとんど写真を撮っていないのですが、翌朝のプレゼントタイムは甥っ子たちの興奮ぶりを何枚か激写しましたw

相変わらずプレゼント多すぎ…踏んづけちゃってるし(苦笑)

バンちゃんのご両親から私へのプレゼントはこちら(写真右)
 初版以来フランスで100万部以上売れているというレシピ本で、これ1冊あればフランス料理の基礎が全部学べます。知る人ぞ知るフランス料理のバイブル?私がいつも興味津々で眺めていたので、ご両親が最新版をプレゼントしてくれたのですちなみに左の本は義母さんのアニーがお嫁入り前(?)から使っているバージョンで、なんと1965年版です!表紙から時代が感じられますね〜

 最近は料理のレパートリーがなかなか増えないので、この本にお世話になって実家の味を我が家でも再現できればと思います。辞書のように厚いので、何から作ろうか迷っちゃいますね…まずはレシピに目を通さなければ…あ〜時間が欲しい!

 2011年は私にとって変化の多い一年で、そのせいもあってかブログ管理がいい加減になってしまいましたが、いつもお付き合いいただきありがとうございます。来年も皆さまにとって健康で幸多きものになりますように、そしてこれからもどうぞよろしくお願いします^^

 良いお年を

2011年12月18日日曜日

あとは待つだけ♪

クリスマスまであと1週間ですねー

金曜日に家族へのプレゼントをやっと買い揃えたので、この土日は人でごった返す街に出る必要が無く家でのんびりできました^^しかも寒いうえに晴れたり降ったりの変な天気だったので、外出せずに済んで本当によかった〜

前回の「ロード・オブ・ザ・リング」についての記事はスルーされるかと思っていたのに、意外に反応があって嬉しかったです^^ラピュタ世代はやっぱり、冒険ファンタジーモノが好きなのでしょうか?それは勝手な解釈かもしれませんね(苦笑)

ともあれクリスマスに向けての準備は一通り終わりました!日本の家族へ恒例のプレゼント小包を送り、フランスの家族へのプレゼントも揃えてラッピングもしたし、日本へ送るクリスマスカードも書きました。面倒臭いと思うこともあるけど、年末はフランス人と日本人にとって1年で最も大事なシーズンなので、仕事の後でプレゼント探しに翻弄されようとも達成感と満足感はハンパないですね(笑)皆に喜んでもらえるといいなぁ〜

年末年始は日本人が最も忙しい時期と思われるので、ここ1ヶ月レッスンの予約変更やドタキャンがいつになく多いです。なので12月の仕事リズムは予想より忙しくない…かも?でももしフランスの学校で働いていたとしたら、1年の3分の1はバカンスで仕事が無いだろうから、1年中コンスタントにレッスンを受けてくれる日本人が相手で良かったです。年に1ヶ月くらい生徒さんの予定がバタバタしているからって、文句は言えませんよね^^2011年はいろんな意味で激動の1年だったし、皆様一人一人に有意義な年末年始を過ごしてほしいものです。

さてクリスマス前最後の1週間、予約が入っているレッスンをしっかり頑張りつつ、イヴのディナーは何かな〜とゆっくり待つことにします^^自分で用意しなくていい、というのが本当にラッキーいつかはそんな日が来るだろうけど、招待してもらえる間は甘えたいと思いますw

皆さんプレゼントは準備し終わりましたか〜?

2011年12月11日日曜日

あと10日!


12月もすでに半分を過ぎましたね〜、皆様いかがお過ごしでしょうか。
そしてクリスマスまであと10日!早い、早すぎる…

この時期に頭を悩ませるのは、家族へのプレゼントをどうするか!
毎年無い知恵を振り絞って何かしら見つけるのですが、物をあげても、
気に入って使ってもらっているのはほとんど無いと思います(涙)

物(やオブジェ)はせっかく選んでプレゼントしてもされても、
使ってもらえなければゴミも同然、悲しいけれどこれが現実です。

本やDVDも一度目を通してしまえば結果はほぼ同じだし、ありきたり。
あ〜どうすればいいんだー!と人でごった返す街中に呆然と立ち尽くし、
とりあえずパン・オ・ショコラで腹ごなしをするうちら夫婦(苦笑)

でも街を歩き回った末、きっと喜んでもらえる&自分たちも納得、
そんなプレゼントをバンちゃんの両親に見つけることができました!
何を買ったかはクリスマスの後に報告しますね^^

さ〜あとはお姉さん夫婦と甥っ子たち…これからクリスマス当日まで、
週2〜3のペースで街に出ることになりそうです(インドアなのにぃ)


ところで先日某大型CDショップに行ったところ、クリスマス狙いなのか、
3部作映画や監督別、俳優別の映画を数本まとめたDVDボックスとやらを
ずら〜っと見かけました。しかもお値段もなかなかお得

この戦略にまんまと引っかかり、自分用に買ってしまったのがなんと

「ロード・オブ・ザ・リング」三部作^^;

なぜかわからないけれど、「冒険ファンタジーもの」が好きなんですよ、
子供の頃から。「天空の城ラピュタ」と「ネバーエンディングストーリー」
の影響ですね、間違いなく。空に浮かぶお城や白いファルコンのような、
現実世界には到底存在しえない夢に溢れた素敵な建物や生き物を見ると、
どうしようもなく心が躍ります(笑)

ただ「ネバーエンディングストーリー」の良くないところは(個人的に)、
「底無し沼」が出てくること。本当に嫌なんです、底無し沼とアリ地獄!
銃で撃たれるより剣で刺されるより、底無し沼で死ぬのだけはごめんです。

その点「ロード・オブ・ザ・リング」は底なし沼が無いので一枚上手。
おまけに映像と自然と音楽が壮大で美しいので、何度見ても飽きません。
(気持ち悪い生き物も大勢出てくるけど、上手く出来ているのは確か。)

そして中でも一番好きなのが、「戦闘シーン」(悪趣味でごめんなさい)
どす黒く野蛮でおびただしい数のオーク軍と勇敢で逞しい人間の騎馬隊が、
壮大極まりない城塞を舞台に大激突…ああもうゾクゾクします!

特に最終章の戦闘シーンはシリーズで最も長くスケールも大きく、
騎馬隊に加えて巨大な象を率いた軍隊だの亡霊の援軍だの何でもアリ、
ファンタジー映画の醍醐味が全部詰まっていて見応えありすぎです!

…というわけでここ最近、週末は「ロード・オブ・ザ・リング」鑑賞に
付き合わされていたバンちゃんです(苦笑)でも彼も楽しんでましたよ〜

登場人物で特に誰が好きというのは無いのですが、とりあえずサム!
彼の愛すべきぽっちゃり姿と真っすぐで純粋な心、そして勇気に乾杯
あとレゴラス役のオーランド・ブルームは色白で相当に美しいですが、
自然を見つめてはつぶやく台詞が異様にクサいので苦笑いです…

まあこの作品はストーリー以上に映像が素晴らしいという点で、
何度も繰り返し見たいという気持ちにさせるのかもしれません。

突然「ロード・オブ・ザ・リング」について長々と書きましたが、
ファンタジー映画好きの方、いつか熱く語り合いましょうw

2011年11月26日土曜日

週末はちゃんと料理しなければ

 久しぶりに食べ物の写真です〜

 平日は何かと忙しく、手抜き料理に偏りがちなここ数ヶ月。しかも週に1度のペースで「ごはん作りたくない〜」とダダをこねて外で済ませていますが、時間がゆっくり取れる土日はちゃんと料理します!…いえそのように心がけています、でないとおかずのレパートリーがいつまで経っても増えないんですよ、一応主婦なのに><

 今日は鶏もも肉2本を使って作りました、

☆ 油淋鶏(鶏の葱ソース)もどき ☆

 本当は唐揚げにソースをかけたものが油淋鶏(ユーリンチー)ですが、我が家はオープンキッチンで揚げ物をするとリビングに油の匂いが立ちこめてしまうので、フライパンに少し多めの油で揚げ焼きにしました。カリッと焼き上がったものの、中途半端な量の油が跳ねる跳ねる!!普通に揚げたほうが良かったのか…ともあれ胡麻風味の甘酸っぱい葱ソースとの相性ばっちりで、赤ワインと一緒に美味しくいただきました(ボジョレー・ヌーヴォーではないですが)^^

 ちなみにデザートは、朝焼いておいたフィナンシェ(アーモンドプードルと卵白のバターケーキ)♪マヨネーズを作るときに余ってしまう卵白を冷凍保存しておいて、2〜3個分になったら解凍して作るお菓子です。超〜簡単で美味しいので、細かい行程が苦手な私には助かります^^写真撮ろうと思ったけど気付いたらバンちゃんに半分以上食べられてた(苦笑)

2011年11月20日日曜日

近況…

どうも〜久しぶりにリアルタイムな事を書きたいMiworldです(苦笑)
前回までひたすらのろのろと夏休み日記を綴っていたので… その間、
あっという間に2ヶ月が過ぎ、2011年も残すところあと40日!

最近の私ですが、風邪を引くこともなく体は元気です^^

仕事のほうでは11月からレッスン数を以前より少し増やしたので、
平日は引きこもりまっしぐら!でも家から一歩も出ることなく毎日、
日本やフランス語圏の各地に住む生徒様と楽しく会話することができ、
ちっとも退屈することなくインドアライフを楽しんでおります(笑)

レッスン以外では学校のブログに時々コラムを書いていますので、
もし気になる方は覗きに来てやってください(星をクリック→
※私の記事は必ず冒頭でMiwaと名乗っておりますw

プライベートはとにかく土日が待ち遠しい!なぜって寝たいからw
目覚ましをかけずに自然に目が覚めるまで存分眠り、遅めの朝ごはん。
あとは気の向くままにやりたいことをやって過ごす、というのが
最近の週末の過ごし方です^^

クリスマス前までは特に報告するイベントも無い今日この頃ですが、
この2ヶ月でちまちま撮り溜めた写真なぞもあるにはありますので、
整理でき次第(てことはまだできていない〜)紹介する予定です。

これから年末に向けて何かと忙しくなると思われますが、
皆様も健康に気をつけて今年最後の40日を楽しみましょう

2011年11月12日土曜日

遅めの夏休み紀行④ ピレネー(後)

 遅めの夏休み日記、フィナーレです!もう11月半ばです(苦笑)

 さてさてピレネーの2日めは、「峠巡り」をしました。フランス語で峠は"un col"(コル)。キャンプ場の人が周辺のお勧めスポット情報をプリントアウトしてくれたのですが、その中に「コル巡り」があったので車で見に行くことにしました。

まずはこちら、Col d'Aubisque(オビスク峠)。
さすがにお勧めだけあって360度が絶景です

 このあたりの峠は世界的に有名な自転車レース、Tour de France(ツール・ド・フランス)がピレネーの山登りコースとして毎年通る場所だそうです。その証拠に?オビスク峠には巨大な自転車のオブジェがありました、高さ2m以上はあったはず。色を見てカテゴリの違いが分かる方、あなたはツール・ド・フランス通!
 ちなみに道路には有名選手の名前がちらほら白ペンキで書いてありました。ファンの人はこうやって応援するんですね〜。特に山登りの最中は下を見て必死でペダルを漕ぐだろうから、足下に自分の名前が見えると選手も嬉しいでしょうね^^

 峠をいくつか見ながら崖っぷちの道路を恐る恐る進むと、あるスキー場に着きました。バンちゃんが15年ほど前に冬のバカンスを家族で過ごした場所だそうで、懐かしさのあまり立ち寄りたい!ということで車を降りました。
 山の景色は素晴らしいのですが、オフシーズンなのでとことん無人!パン屋も郵便局もスポーツ用品店も、何もかもが閉まっていて軽くゴーストタウンでした(苦笑)

 唯一開いていたレストランでお昼ごはんを食べました。幸運なことに Guide Routard(フランスで最もメジャーな旅行ガイドブック、ここに紹介されているレストランは当たりが多い)お勧めのレストランで、地元の仔羊を美味しくいただきました^^

ポテトの切り方が特徴的です。こうするとサクサク感が増して美味

 無人のスキー場でのんびりお昼を食べていると何やらざわざわ…羊の群れが道路を通って大移動していきました(笑)他の場所でも羊飼い+群れ+牧羊犬をちらほら見たけれど、これで生計を立てている人がまだいるのでしょうか…ともあれ珍しい光景でした^^

私が食べた仔羊はこういう群れの中から…なわけないか(苦笑)


 ピレネー最終日は、一番期待していた Cirque de Gavarnie(ガヴァルニー渓谷)に行きました!丸く切り立った崖(高さ1000m!)の中央に巨大な滝が流れております。崖の向こう側はお隣の国、スペインです。
 駐車場を出てほどなく歩けば上の光景がすぐ見えるのですが、近くまで行くのには2時間近く山道を歩きます。目標が最初から見えているだけに道のりが一段と長く感じてしまう…でもピレネーで有終の美(?)を飾るべく、インドア夫婦頑張って歩きましたよ!雲一つ無い快晴、新鮮な山の空気、照りつける太陽の下、3時間のハイキングでいい汗かきました

 …というわけで遅めの夏休み、連日いいお天気に恵まれて山を満喫できた8日間でした^^普段は平地のブルターニュで暮らしているので、夫婦共々山の起伏に飢えていたんですね(苦笑)特に日本では山育ちの私にとって、ピレネーの景色には故郷への懐かしさも感じて親しみが持てました。是非また訪れたい地方です、人も優しいし食べ物も美味しい、お勧め!

 えー、思いっきりダラダラ更新の夏休み日記にお付き合いいただき、ありがとうございました(苦笑)おかげで今年は秋の出来事についていっさい触れていませんが、何枚か撮りためた写真があるので時間があるときにアップしますね〜^^;

2011年11月6日日曜日

遅めの夏休み紀行③ ピレネー(前)

 どうも〜。いつまでも夏休み日記が終わらないMiworldです^^;

 ここ2週間、週末は家の外で過ごしていたので、プライベートのブログは完全にノータッチでした…今週末は久々にレンヌでのんびりしているので、ここぞとばかり夏休み日記の続きを書きます、早く終わらせたい〜!

 さて、バカンスの後半はピレネーの山奥で過ごしました。今回は私たち夫婦にとって、初めてのキャンプ場暮らし。といってもテントを張って飯盒でごはんを炊いて…というものではなく、設備が整った4ツ星のキャンプ場に泊まったので、ホテルと変わらない生活でした(苦笑)

場所だけはものすごく山深いところにあります、標高1000m!


 私たちが泊まったMobilhomme(モビロム)という小屋。寝室にシャワーにトイレにキッチンに、電子レンジさらにコーヒーメーカーまでありました!モビロムは3年以内の新しいもので、中は清潔で快適そのもの(ビバ4ツ星!)^^でも宿泊費はホテルに比べるとずっと安いのでお勧めです。自炊ができるというのもポイント高し。
 外にはテラスもついているので、天気がいい日は外で食事やバーベキューも楽しめます。標高が高いので朝夕はものすごーく冷えますが、山の空気は新鮮で最高でした

 ピレネーを訪れたとなれば、山の自然を楽しまないわけにはいかないでしょう!というわけで普段は超インドアな私たち夫婦ですが、このバカンスのためにスポーツ店でハイキング用の靴やその他の備品を買い揃え、気合い十分で毎日山へ出かけました^^幸いお天気に恵まれたので、レインコートは出番無しでしたが、日よけ用の帽子は大活躍でした〜

 初日に訪れたPont d'Espagne(スペイン橋?)。狭く深い谷に石造りの橋がかかっています。工事中なのがちょっと残念でしたが、急流の水が澄んでいて辺りは涼しく、癒されました^^

 橋を越えてゆるやかな山道を進み、写真のロープウェイを使って山の上へ上りました。写真左の道を歩いても上れるのですが、ハイキング初心者&初日の私たちは潔く遠慮しました^^;ロープウェイに乗っているのはお年寄りばっかりだったなぁ(苦笑)



 ロープウェイを降りて20分ほど歩くと、Gaube(ゴーブ)という標高1725mの湖に着きます!山の向こう側はお隣の国スペインです湖の右側を歩いて国境越えができるそうで、気合い十分のハイカーを何人か見ましたが、ひー私たちには無理〜><
 写真中央の奥に見える白いものは、万年雪です!標高の高さを実感できますね。でもこの日は真夏日で、この場所でさえも25℃以上はありました。日差しが強かった〜。雪解け水でできたと思われるこの湖、水はもちろん透き通っていて、ターコイズブルーのようななんともいえない美しい色をしていました^^水は言わずもがな冷たかったです!

 最後に、美しいゴーブ湖とハイキングモードのバンちゃんw
 ピレネー編は後半に続く〜


2011年10月15日土曜日

遅めの夏休み紀行② 海バスク

 気がつけば10月も半ばを過ぎ、秋も深まってきましたね〜。それなのに夏休みの思いで日記をまだ半分も終えていないMiworldです^^;でも一度始めたら止めてはいけない、年内には終えるつもりですのでよろしくお付き合いくださいませ(大げさ〜)。

 夏休み旅行の前半に訪れたバスク地方、前回は山側の風景をお届けしたので、今回は海側=「海バスク」で撮った写真をコメント付きで載せますね〜

 私たちが訪れたのはSt Jean de Luz(サン・ジャン・ドゥ・リュズ)というスペイン国境に近い港街。この日も真夏の陽気と快晴で、青い空に木々の緑、バスク建築の赤と白…おまけに港に停泊していた船はどれもカラフルで、こんな賑やかな1枚が撮れました

賑やかを通り越してごちゃごちゃしてる?でもお気に入りの一枚です^^

 St Jean de Luzは広々としたビーチもあるリゾート観光地なので、街中の路地にはたくさんのレストランが建ち並んでいます。愉快な看板がいくつかあったので写真に収めました。下の一枚、魚がバスクの小物(たぶん)をつけている…まさに海バスクな感じ?w

 街中の教会が素晴らしいと聞いたので入ってみました。確かに!フランスの他の土地で見る教会とはひと味もふた味も違った壮大さと美しさ。教会建築の知識に乏しいので大したことは言えませんが、バスクの教会はどれも両側に木製のテラス?がついているのが特徴的です。そしてこの教会は天井から船のオブジェがぶら下がっています!

港街ということに関係があるのかしら…?ともあれユニークでいいですよね^^
祭壇の装飾も水色と金色の組み合わせに赤のさし色がお洒落〜と思いました。


 St Jean de Luzの中心街。歩行者専用になっているのでのんびり散策できます。バスク織りの可愛いお店がいくつもあったのですが、観光地ゆえかどれもこれも高い〜><でもせっかくなので、バスク織りの布巾を自分にプレゼントしました^^;
 この通り、上の写真では人通りが多く賑やかですが、正午から2時まではほとんどの商店が「お昼休み」のために閉まるのでほぼ無人に豹変します!観光客相手のお土産物屋さんまで閉まるなんて…商売する気あるのかと呆気にとられてしまいました。他の観光地でも同じような状況だったので、これはバスク特有の文化?それともスペインの「シエスタ(昼寝)」に影響を受けているのかしら…とにかくこの2時間はあまりに街が閑散としていて、奇妙な光景でした。

街の広場で見かけた、唐辛子の鉢植え。

食用ではないよね、観賞用ですよね。

St Jean de Luzの街を後にして海沿いをスペイン国境へ向かって走ると、このような絶景スポットに立ち寄ることができます。大西洋の荒波に打たれる絶壁は複雑な形に浸食されていて、フランス側もスペイン側も、いい眺め〜でも足下には注意ですね^^;


最後に、似合わないサングラスをかけて鳥になった気分のMiworld。
 ああ〜この日の太陽と青空、潮風が懐かしい(涙)

2011年10月2日日曜日

山バスクのゲストハウス

 バスク地方に滞在中はSare(サーる)村のゲストハウス(フランス語ではMaison d'hôtes)に泊まりました。民家の一室で寝泊まりをし、大抵の場合朝ごはんが付きます。

こちらがお世話になったゲストハウス。ひゃー巨大です!


 17世紀に建てられたものを改装してゲストハウスにしたそうで、外見はもちろん内部の基本的なところは伝統的なバスクの家ですが、部屋のインテリアは奥さんの手によってモダンな雰囲気にしてありました。

 滞在中は毎日快晴!に恵まれたので、朝ごはんはSareを一望できる眺めのいいテラスでいただきました^^カップの模様はバスクのシンボルマーク。外側に向かって丸くなっている部分は四季それぞれの太陽を表しているのだそうです。ブルターニュのトリスケルとモチーフが似ているので勝手に親近感が湧きますね〜

 朝ごはんはコーヒーまたは紅茶、焼きたてのバゲット、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、地元で作られたヨーグルト。4種類のジャムは奥さんの手作りです(美味しかった〜)奥さんはバスク語を流暢に話す陽気でおしゃべりな人で、バスクの見所や季節の行事などいろいろ教えてもらいました。

 ゲストハウスに泊まるのは初めてだったけれど、人との交流という面でとてもいいものだと思いました。奥さんだけでなく別の宿泊客とも朝ごはんの席で情報交換ができたので、ホテルよりアットホームで話しやすい雰囲気が気に入りました^^

 キッチン付きのゲストハウスならさらに良かったかも〜
 

2011年9月27日火曜日

無防備なフィーさん

 我が家に来て2週間のフィーさん(Ficelle)、
ときどきこんな無防備な格好で寝ています(笑)
頭がソファからえらいはみ出てるんですけど!

うう〜ん、いい気持ち♪でも重力に引き寄せられてズルズル…

ハッ!やばい、はみ出しすぎ?

フィーが来てからというもの、スクープの瞬間が多いので、
いつも手元にデジカメ置いてますw

2011年9月23日金曜日

遅めの夏休み紀行① 山バスク

 9月の第3週も終わり、やっと週末に入ってプライベートのブログを更新できる時間が持てました^^;9月5日から2週間、遅めの夏休みをいただいたのですが、仕事再開の今週はなぜかとんでもなく忙しくて、休み明けの訛った心身にはこたえました〜(苦笑)でも2週間ぶりにお会いする生徒様は皆優しくて、レッスンも楽しくて、充実した濃い5日間でしたw

 さてさて2週間の夏休みを利用して、うちら夫婦は8日間旅行に行って参りました。初めての車で長旅!運転はバンちゃん一人なので、集中力は大丈夫か〜と心配でしたが、時速130kmの高速道路+シーズンオフで道路ガラ空き(笑)のおかげで、スイスイ快適な旅を楽しめました^^「車の長旅が意外に平気ってわかったし、これからはもっと頻繁に遠出するぞ!」とヤル気満々の我が夫です(やったね〜

 で、肝心のどこへ行ったかというと、タイトルにもあるように前半は「バスク Basque 地方」、後半は「ピレネー Pyrénées(山脈)」です。どちらもフランスとスペインの国境沿いにあるので、レンヌからはまさにフランスの反対側!車では休憩抜きで7時間ほどかかります。片道700km、8日間で2000km近く走りました!

 前半のバスク地方には3日間滞在しました。Sare(サーる)という小さい村(実は「フランスで最も美しい村」に登録されている)の Maison d'hôtes(日本で言うペンション?)に泊まりました。部屋の窓からSareの中心が見渡せます。

 バスク地方の伝統的な家は壁が白、外柱や瓦は赤、そして2階や3階には必ずといっていいほどテラスがあります。ペンションのオーナーさんによると、1階はもともと家畜のためのスペースで、人が住むのは2階から上だそうです。自然の緑、家々の赤と白、3色のコントラストがとても鮮やかで綺麗です^^しかもバスクの家は一軒一軒が巨大!
 
 観光初日はSare最寄りにあるとっても有名な登山電車に乗って、標高約1000mの絶景スポットに行って参りました!その名も la Rhune(ラ・りゅーヌ)。この日は快晴で、景色を眺めるのには最高のコンディションだったので、駅には長蛇の列><1時間も並んでやっとこさ乗れました〜。山頂までの所要時間は30分強、ゆっくり×2登ります。

見て見て、この素敵な一枚海側の景色が一望できます!
 La Rhuneはスペインとフランスの国境上にあり、頂上からスペイン側とフランス側、両方の景色が見れることでも有名です。

こちらはフランス側。写真中央に(たぶん)
Bayonne(バイヨンヌ)などの街が見えます。


こちらがスペイン側(の一部)。右側の建物はレストランなど。

 とにかくどこを見渡しても絶景で、1時間も待って、高い切符代(オフシーズンで大人一人14€)を払った甲斐がありましたとにかく大切なのは天気!快晴の日だけを選んでお出かけください。でないと、麓はいい天気なのに頂上に着いたら雲の上で何も見えない…ということがしょっちゅうあるそうです。

 バスクのパノラマを堪能した後は、ひたすら小さい村を回りました。中でも観光客の人気はEspelette(エスプレット)。バスク地方の名物、唐辛子の産地の一つで、村全体がそのことをアピールしている様子が建物を一目見るだけでわかります。

こんなふうに、唐辛子で飾られたお店がたくさんw
 一応名物だというので、子瓶に入った唐辛子の粉末を記念に買いました(笑)日本の一味唐辛子と見た目はほぼ同じですが、味は違う…のかな?胡椒の代わりに料理にパラパラーとかけて風味を楽しんでいます^^

 最後に訪れた村(というより町)は、St-Jean-Pied-de-Port(サン・ジャン・ピエ・ドゥ・ポーr)。小高い丘に立つ城塞からの眺め、城塞に続く急勾配の旧市街、丘を下ったところを流れる川沿いの建物など、異なる見所がぎゅっと凝縮されています!キリスト教の巡礼者が通過する町としても知られているそうで、夏季は観光地と巡礼者で大混雑するとか。

こちらが城塞からの眺め。とても見晴らしがいいです^^


城塞へ続く旧市街の通り。人がほとんど写っていません(苦笑)
 というのも時計は午後1時25分。バスクでは正午から午後2時くらいまで、ほとんど全てのお店が「昼休み」のため閉まっています。大きな街だろうと観光地だろうと、この2時間は中心街にさっぱり人気が無くなるので驚きです!お土産屋さんに入ろうと思ったのだけど…諦めました(苦笑)バスクならではの習慣なのでしょうか?

 次回は同じバスク地方でも海沿いの街や景色を紹介しま〜す。

2011年9月15日木曜日

新しい仲間

 2011年も気がつけば9月、そしてあっという間にもう半ばですね〜。

 うちら夫婦は9月5日から8日間、遅めの夏休みをとって車で旅行に出かけていたのですが、それについては次回の記事で書きますね。今日はまずこのニュースから…

 9月14日、我が家に新しい仲間(家族?)が増えました

じゃーん、それはワタシのことよ!
 夫婦そろってずーっと飼いたいと思っていたメスの虎猫ちゃんです。猫の里親探しを専門にしているアソシエーションから引き取った子で、すでに1歳。もちろん名前もすでについていました。その名もFicelle(フィセル)。「細い紐」を意味するフランス語で、こちらでは細いフランスパンの名前としてもよく知られています。本当は日本っぽい名前をつけようと思っていたのですが、「フィセル」は発音しやすいし、猫自身もその名前に馴染んでいるようなので、このままにすることにしました。「フィーさん」やら「フィーフィー」やら勝手にあだ名をつけて呼んでおりますw

ソファーの縁って何かとちょうどいい幅よね〜

日向の誘惑には勝てんわ〜、気持ちええわ〜

 我が家に来てまだ2日目ということもあり、慣れない場所に戸惑っているのか、家中をそわそわと歩き回っております。人懐っこいようで、撫でられたり抱っこされるのはあまりお好きでない様子。とにかく遊ぶのが好きみたいで、フィーさん用に買ったおもちゃの羽根はもういい感じにくたびれてきてます(苦笑)

 性格的にはまだまだ謎が多い彼女ですが、とにかく私好みのべっぴん猫ちゃんです部分的にキャラメル色の毛が混じっているのが珍しくてお気に入り。一日も早くうちら夫婦と我が家に慣れてもらって、末永く仲良く暮らしていければと思います。

 これからうちのフィーさんをどうぞよろしく^^

2011年8月31日水曜日

フィンランドの風〜♪


 今日のネタもだいぶ前に遡りますが(やっと今日自分のブログを更新できる時間ができたんだもん!)、7月終わりから8月にかけて北欧を旅行したTちゃんが、ムーミンのふるさとフィンランドで買って来てくれました^^

ARABIA製、ミーのマグカップ(写真右)
 左のシリアルボウルは去年の誕生日に母からプレゼントしてもらったもので、お揃い8月半ばから毎朝この2つで朝ご飯タイムです(笑)アウトレットで(たぶん)買って来てもらったので、日本の専門店やノルウェーでの価格よりはるかに安い〜、嬉しい限り^^

 Tちゃんからは別にフィンランドのお土産もいただいちゃいました!

ムーミンのグミ?とマリメッコのペーパーナプキン
ミーが笑っている!目が「線」になっているの、初めて見ましたw

 写真左のグミのようなキャンディのような、不思議な食感のお菓子はひとつひとつがムーミンキャラクターの形で、一口ごとに眺めて楽しめます。ペーパーナプキンの柄は代表的なウニッコだけど、初めて見る爽やかな色遣いがとても気に入りました使うのがもったいない〜!Tちゃんありがとうね^^

 おかげで少し、北欧旅行した気分になれました。フィンランドにスウェーデン、ますます行ってみたいなぁ…バンちゃんはきっと興味ないだろうけど(苦笑)女子だけで旅行するとかなりショッピングを満喫できそう誰か私と貧乏旅行しません?なーんて。

 とりあえず、今週末から待ちに待った、遅めの夏休みです今年はピレネーの山々を拝みに行ってきます。レッスンも残すところあと2日…頑張るぞ〜!!


2011年8月20日土曜日

久しぶりのParis歩き

 ご無沙汰しております、Miworldです。8月も早や後半、巷ではもう夏休みが終わろうとしています。ここ1ヶ月は仕事もプライベートも忙しく、なかなか自分のブログが更新できずにいました(汗)たぶんこれからも月2、3回のペースになりそうですが、気長にお付き合いいただけると嬉しいです^^;

 さて、少し前の話ですが、8月7日から11日まで4泊5日でパリに行って来ました。滞在するのは実に1年半ぶり!しかもバンちゃんにはお留守番をしてもらい、一人のパリを満喫しました…というのは嘘で、7日からパリで留学生活を始めた高校からの親友「まりちゃん」の新生活応援という任務を果たしに行ったというわけです(大げさ〜)。まあお手伝いは一日の半分くらいで、あとはショッピング好きな日本女子で「パリぶら」を楽しんだ4日間でした

 パリへ行ったらまずは、美味しい日本食を食べなきゃ!というわけで、ここからはほとんど食べ物の写真紹介です(苦笑)日本に住んでいる方には「どうでもいい」と思われそうですが、外国で食べた日本食としてはかなり本格的に見えるはずですよ〜

まずはラーメン!いつものZenにて。今回は味噌ラーメン


続きまして、今回初めて行ったChez MIKIという日本食レストラン。
ランチの前菜の一部、大好きな切り干し大根の煮付けとダシ巻き卵

メイン「鯛の漬け丼」!こんなザ・日本食がパリで食べられるなんて(感涙)
ほんのり甘い醤油ダレに鯛のお刺身がほどよく漬かっていて、美味でした〜
 「Chez MIKI」はパリ近郊に住む我がボス、Kさんが「パリで一番美味しい日本レストラン」とお勧めの場所。今回はランチに誘っていただき、しかも私とまりちゃんのぶんまでご馳走になってしまいました!Kさん、美味しいランチに素敵なお土産までいただき、本当に感謝ですこれからもついていきますので、末永くよろしくお願いします^^

 パリは美味しい物で溢れていますが、毎食レストランで贅沢三昧というわけにもいかないので、夜はお惣菜やパンを買ってまりちゃんの新居で夕食でした。とはいえお惣菜も充実しているパリなので、毎晩なかなか豪華でしたよ〜。下の写真はその一例。

 サラダ、スペインの生ハム、Le Bon Marché(左岸の老舗デパート)のグルメコーナーで買った揚げ春巻き(野菜とエビ)&スモークサーモンとディルのパスタ。これに焼きたてのパンとロゼワインがついたら完璧なディナーでしょう

 パリ滞在も半ばになって、食べ物の写真しか撮っていないことに気づき、慌てて?撮った数少ないパリの写真…後半の2日間はいいお天気に恵まれて、セーヌ河畔を歩くのはとても気持ちがいいものでした^^暑さのせいにしてサン・ルイ島で食べたアイスも美味しかったw

 最後に癒しの一枚。花屋さんのショーウィンドウで見かけました^^
天気のいい日に窓の近くはきっと、お昼寝に最適だったのでしょう。
 今回も美味しい物を食べて素敵なブティックを見て、気の合う友達と久しぶりにいろんな話ができて…充実したパリ滞在でしたフリーランスになってからは気楽に遠出の予定を立てることが難しくなり、自分の中で恒例だった「年に1、2回パリ歩き」もご無沙汰でしたが、まりちゃんがいる間はもう少し頻繁に足を運べればな〜と思います。早くも冬のセール時を狙っていたりして(笑)

2011年7月31日日曜日

やっといい天気

 早いもので7月も今日で最後。今年の7月はひどい天気だったな〜(涙)フランスの子供たちは夏休みに入って、多くの家族が海へ山へヴァカンスに出かけたというのに、降り止まない雨に肌寒い気候…2011年は猛暑、っていう数ヶ月前の予報はいったいどこへ!?フランスではここ数年、いったい何月を「夏」と呼べばいいのかわからなくなってます。だって4月のほうが暑いもん(苦笑)

 まあ私はといえば、平日は一日中家に籠って仕事をしている身なのでこの気候でもあまり困らなかったのですが、さすがに週末までどんよりだと気持ちが沈みますね↓↓7月14日の革命記念日の連休もずーっと雨だったのには参りました(涙)でもやっと、7月も最後になってにわかに天候が回復したので、この週末は久しぶりに土日ともテラスで朝食を楽しみました

日曜の朝はバンちゃんがパンを買いに行ってくれます。
毎週恒例となりつつあるので嬉しい限り。ありがとね〜
 
 手前にある巨大なパンはCroissant aux amandes(=アーモンド・クロワッサン)。クロワッサン生地にアーモンドクリーム(砂糖+バター+アーモンドプードルを練ったもの)を挟んで焼いたものです。とーっても美味しいけれど、とーっても高カロリー^^;でもまあ朝昼兼用ならちょうどいい、と自分に言い聞かせて堂々と食べていますwコーヒーとの相性も抜群ですわ〜。これにチョコレートが入ったPain au chocolat aux amandesのほうが好きなんだけど、この日は生憎売り切れでした。

 さてようやく戻って来た夏らしい気候、いつまで続くことやら…来週末は1年半ぶりにパリへ行くので、どうかこのまま持ちこたえてほしい!高気圧頼みます!