2012年1月31日火曜日

祝☆1周年

仕事用の手帳を眺めていてハッと気付きました!

Skypeでフランス語講師の仕事を始めて、2月1日で1周年

怒濤の仕事始めからもう1年も経つんだ…と思うと時間が過ぎるのは本当にあっという間です!何が怒濤かと言いますと、デビュー(正式な仕事開始)直前に気管支炎を患い、前日に家の配水管が水漏れを起こしてホテル暮らし、当日の朝はシャワーできずに初レッスンという…まさに試練だらけの仕事始めだったのです(苦笑)よくまあ乗り越えたもんですわ〜

40日後にはあの東関東大震災が起こってオンライン学校も大変なパニックに陥り、東北や関東在住の生徒様の頑張りにこちらが勇気をもらいつつなんとかレッスンをこなすことができました。あの日目に飛び込んで来た映像と受けた衝撃は未だに忘れられません、きっと生涯忘れることはないと思います。

この1年で本当に様々な世代と境遇の生徒様に出逢いました。プロの音楽家やスポーツ選手、フランスと日本を年に何回も往復するブティックの経営者、ソムリエ試験合格を目指すロータリー財団の方、ツール・ド・フランス好きが高じて渡仏を決めた18歳の男の子、駐在としてフランス語圏で生活している主婦の方とそのお子さんetc...自分の生活圏内では決して知り合うことのない人たちとフランス語レッスンを通じて様々に意見交換をし、彼らの日常生活を垣間見ることで、家に居ながらにして不思議と自分の見聞が広がったように思います。そして長く続けてくださっている生徒様は皆さん人柄が優しく熱心なので、いつも和やか&楽しい雰囲気の中でレッスンをさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです^^

フランス語を教えるということに関しては、日仏の大学を通して専門の知識や経験を得てはいるものの、やはり母国語ではないので自分のフランス語はボキャブラリーや発音の面で完璧からはほど遠いです(涙)なので毎日が自問自答の連続で、時には自信を失くすこともあります。それでもやりがいを持って続けて行けるのは、生徒様に感謝の言葉をかけてもらえるからです。生徒様と同じ日本人学習者という立場を生かし、今のフランス語レベルに達するまでに見いだした自分なりの文法解釈や覚え方のコツなどをフルに提供して、文法理解を深めるお手伝いをするのが私のスタイルだと思っています。全てにおいて完璧な教師はいないので、自分の得意分野と持ち味に自信を持ちつつ、足りない部分は補えるようにこれからも自分自身の勉強を続けて行きたいと思います。

最後に、今の学校では去年の4月から事務や運営のお手伝いもしているので、学校という組織が持つ企業としての顔を見ることができ、とても興味深い経験をさせてもらっています。生徒様目線の運営方針や、顧客サービスや広告の重要性など、現状に満足することなく常に前進を目指す学校なのでとても勉強になります。私自身はビジネスの才覚はゼロだと思っているので会社を立ち上げることはまず無いですが、縁の下の力持ちとして運営面でも学校のお役に立てればと思います。

起業といえば、一応「個人事業主 (Auto Entrepreneur)」として独立したのも去年も2月1日なので、こちらのほうも1周年です。とはいえほぼ1社としか仕事をしていないのでフリーランスで飛び回る〜という感じがまったく無く、個人会社を持っているという自覚があまり無いMiworldです(苦笑)でもきちんと所得申告をして保険料も払っているので、それなりに優良企業と言えるのではないでしょうか(笑)AE関係のお役所は仕事が非常〜に遅く、私も手続きの面でまだ何かと煩わされてはいますが、これからも細々と頑張って行きます…

クサいことを長々と書いてしまいましたが、2年めも自分らしく誠意を持って頑張ろうと思います。既にFacebookやmixiでも同じようなことを書いてもう3回目やーと見飽きた方もいるでしょうが、Blogだけを見てくださっている人に向けて…ということでお許しくださいませ。

これからもどうぞよろしくお願いします

4 件のコメント:

  1. お久しぶりです。

    お仕事1周年、おめでとうございます。
    スバラシイ!

    私は現在無職で、当分は子供の世話ですわ。
    レンヌ2の失業手当ももうすぐ切れるので、
    次はRSAを狙っています。

    ところで、突然ですが、
    Miworld先生に質問があります。

    僕は、[u]と[ø]をどうしてもうまく区別して発音できないんです。

    たとえば、douzeとdeux、それぞれ単独で発音すると、前者にはzeがついているので、フランス人もわかってくれます。

    しかし、リエゾンして、douze euros とdeux euros、 douze ansと deux ans、
    というふうになると、僕の両者の発音は、フランス人に区別できないようなんです。

    それで、おおかたは、deux eurosを「ドゥズューロ」じゃなく「ドゥ ユーロ」とリエゾンなしに切って発音しています。

    でも、カッコわるいし、そもそも僕の自尊心が許しません!

    そこでお願いです!Miworld先生!!

    このふたつをきれいに発音し分けるコツのようなものがあれば、どうか教えてください!

    プロの先生にタダで頼むのは気が引けますが、昔の同僚のよしみということで、
    お願いいたします。

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  2. >MNBさん
    お久しぶりです、お返事するのが遅くなってすみません><ここ2〜3週間バタバタしていて、ブログ放置状態でした…

    さてご質問の[u]と[ø]ですが、特に[u]は「大学からフランス語勉強を始めた日本人には不可能な発音」と思ってもらっていいです、私も工夫してはいますがどうしてもネイティブのようにはできません。

    外国語は10歳までに習い始めないと、特に発音の面で習得率がどんどん悪くなります。18歳の頃にはもはや手遅れ…それだけ若い脳の吸収力はすごいんです!

    でもできないならできないなりの工夫はあると思います。例えば[u]=「ウ」(口を軽くすぼめて発音の瞬間に舌を奥に引っ込める→くぐもった音になる)、[ø]=日本式の「ウ」(厳密には違いますが、これで通じます)。

    douze ansとdeux ansを発音し分けるのは至難の技ですが、前者は上記の発音を意識して少し長めに「ドゥーザン」と発音します。それに対して後者は「ドゥザン」と短め。これで私はなんとか通じています(苦笑)

    douze eurosとdeux eurosも同じ要領ですが、この場合はリエゾンしないとかえって誤解を招くと思いますよ。ちなみにeuroを「ユーロ」と発音するとまず通じません。私の生徒さんにもしつこく言っているのですが、「ウロ」と発音してみてください。un euro(アンヌロ)deux euros(ドゥズロ)という具合です、en Europeも同様に(アンヌロップ)と発音します。今のところこれでフランス人に聞き返されたことは無いです☆

    こんな適当なアドバイスですみませんが、とにかく完璧に発音できなくても通じるところまで持って行ければラッキー!と思って自分なりに試行錯誤しています、お役に立てたのであれば嬉しいです^^ではまた〜

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  3. お忙しいところ、丁寧にお答えいただき、
    どうもありがとうございました。

    さっそく次男を相手に試してみましたが、
    やはり[u]は難しいようで、
    何べんもやり直しさせられました。

    ま、フランス人のような正確な発音はあきらめて、
    Miworld先生のおっしゃるように、
    とにかく「二つの発音の区別が伝わればよし」を目指して頑張ります。

    今日から学校は新学期。
    家で一人の時間が持てるようになって、
    ホッと一息ついているところです。

    季節の変り目、
    Miworld先生もどうかご自愛ください。

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  4. >MNBさん
    そうですか…やっぱりお子さんの耳はごまかせないですね(汗)お互いに「通じればよし!」でフランス語ライフ頑張りましょう^^;

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