2018年5月7日月曜日

本物の和食「みよし」@Auray

5月5日と6日は、 ウン年ぶりに夫婦水入らずで一泊旅行に出かけてきました。場所はBretagneの南に位置する県 Le Morbihan(ル・モルビアン)の街Vannes(ヴァンヌ)とその周辺で、ドライブしながらあちこち見て回りました。

まず最初に向かったのはこちら↓


Auray(オレー)という街の最寄にある
「みよし(Miyoshi)」という日本食レストラン!


前から美味しいと聞いていて、いつか食べに行きたいとずっと思っていたので、今回やっと念願叶って嬉しい!

日本人のご家族が経営しているお店で、Aurayに移店する前はParisでなんと25年も営業していたそうです。ご主人がしばらく前からBretagneへの移住を考えていらっしゃって、5年前に実現されたとのこと。よくぞいらしてくださいました!

さっそくお昼ご飯。
ランチメニューにはサラダ、小鉢、お味噌汁、ご飯がつきます。

うーんこの野菜サラダ、日本っぽい、シャキシャキ!ドレッシングがほんのり甘く深みのある味わいですごく美味しかったので、お店の方に聞いてみたところ、自家製で開店当時から変わらぬレシピなのだそうです。

何が入っているかは秘密ですよね〜と呟いたら、玉ねぎと人参のすりおろしが入っていることだけはおしえてもらえました…でも、とてもじゃないけど再現不可です。それくらい、他のどこでも食べたことのない美味しさでした。

小鉢は人参と大根の煮物、柔らかくて甘辛くてやさしいお味でした。さて前菜をペロっと平らげた後はメイン、私が頼んだのはこちら
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牛肉のおろしポン酢

自家製のポン酢はほんのり甘めで、薄切りの牛肉と相性バツグン。大根おろしと一緒に食べると、ああ、日本の味、幸せ。フランスで美味しい和食を食べている時はよく、あれ、私は今どこにいるの?という錯覚に陥るのですが、なんとも幸せな錯覚です。

白ご飯はふっくらモチモチで柔らかめに炊いてあって、この食感も日本ー!うちの父が好きな炊き加減だわ、バンちゃんも然り。きっと日本からお米を取り寄せているんだろうな…カマルグの丸米じゃ再現不可です(苦笑)

バンちゃんは牛肉のステーキをチョイス。

なんとまあ綺麗な…バター醤油のソースといい、あらかじめ切ってあるお肉といい、こちらも日本って感じー!

ランチメニューにデザートは含まれていませんが、隣のテーブルのフランス人夫婦が食べているものが美味しそうだったので、誘惑に負けて同じものを注文しました。「本日のデザート」だったのはこちら
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うぐいす餅(の団子)

実はうぐいす餅、人生で初めて食べたかもしれないです。九州では見かけないような?名前は聞いたことあったんだけど…ググってみたら、この淡い緑色の粉は青大豆のきな粉だそうで「うぐいす粉」という名前らしいです。

確かに、きな粉の香りを感じたけれど、枝豆のような風味もあって、とにかくやさしいお味でした。団子にまんべんなく粉をつけたくて、刺してあった爪楊枝2本を使って団子を4つに割ろうとしていたら、お店の人が見かねてナイフを持ってきてくれました(^^;;

「爪楊枝じゃ難しいと思うので」って…恥ずかし〜。でもおかげでうぐいす粉を存分に堪能できました!デザートまでしっかり本場の味、嬉しい♡バンちゃんが食べた抹茶のアイスクリームも自家製で、味見させてもらいましたがとても美味しかったです。

5月5日は子どもの日ということで、お庭に鯉のぼり。


お昼のメニューには他にもトンカツ、チキンカツ、ハンバーグ、ミックスフライに海老フライなど、日本の代表的な家庭料理かつ「ふだんなかなか作らないもの」がずらり。全部美味しいんだろうな…翌日もランチに寄ろうかと本気で考えました(苦笑)

「みよし」はBretagneで本物の和食を出している数少ない(いや唯一?)のレストランだと思います、間違いない!お店の方は皆さん優しいし、フランス語も英語も堪能で、さすがフランスで30年も営業しているだけある安定感と安心感。

Brestからはちょっと遠いけど、無理やりでも何か用事を作って必ずまた立ち寄りたいと思います。次は大好きな海老フライかな…あー今から迷う(^^;;


Miyoshi

2 Kermané, 56950 Crac'h
02 97 31 69 19

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