2019年春のParis歩き、夕食のデザートを求めに向かったのは…
「夢のパティスリー」を意味する
"La pâtisserie des rêves"(ラ・パティスリー・デ・レーヴ)。
こちらはメトロ2番線"Ternes"(テルヌ)駅近くの店舗です。凱旋門から徒歩15分ぐらいのところにあります。淡いピンクとグレーの外観が可愛らしいお店です。
このパティスリー、数年前からずっと訪れてみたいと思っていました。というのも「パティシエ界の巨匠」と言われ多くのプロに尊敬されているPhilippe Conticini(フィリップ・コンティチーニ)氏がシェフ・パティシエを務めるお店なのです。"Top Chef"をはじめ数々の料理コンクール番組にゲスト審査員として呼ばれるので、巨匠が手がけるスイーツを前からぜひ一度食べてみたいと思っていました。
店内にはパステルカラーが散りばめられていて、まさに夢の世界?
ランプシェードのようなケース、これはテレビやネットで何回も見たことがあったので、実物を目にしてちょっと感動。中には大ぶりの美味しそうなマドレーヌなどの焼き菓子が並んでいました。
ケーキにマカロン、どれも煌びやか…
あれこれ目移りしてしまいますが、買うものは下調べで決めていたので迷わずに注文。売り切れていなくてよかったー。
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"Paris-Brest"(パリ・ブレスト)と"Saint-Honoré"(サントノレ)、カカオ味のエクレアも追加で。
パリ・ブレストとサントノレは、フィリップ・コンティチーニ氏を巨匠たらしめた代表作です。パティスリーの中ではクラシックなこれら2つを現代人の口に合うようモダンにアレンジし、たくさんのパティシエにインスピレーションを与えたそう。
ちなみに、スイーツのまわりに刺さっているピンク色のものはなんだと思います?これは持ち帰りの際に箱の中でお菓子が倒れたり崩れたりしないよう、固定するためのピックなのです!こんなの初めて見た…ピックが深く刺さるように、箱の底は薄めのポリスチレンが敷いてあります。なんというこだわりでしょう、ピックも備品だというのにやたら可愛いし!
で、肝心のお味はと言いますと…実はね、巨匠だなんだといっても、有名なだけでそこまでびっくりするほどの美味しさは期待していなかったのです。でもその期待は見事に裏切られました、感動的に。
クリームふわふわ、カリカリサクサク楽しい食感の仕掛けあり、シュー生地やパイ生地の食感も絶妙、甘さもちょうど良い。乳製品嫌いな私はホイップクリームが苦手なのですが、このサントノレのクリームは生まれて初めて「心からおいしい」と思えました!奇跡だわ…そしてパリ・ブレストのプラリネクリームはもう、まさに絶品の一言。これは「巨匠」と呼ばれるわけだわ…
カカオのエクレアも、表面に散らしてあるクッキークランチのようなものがサクサクして風味も食感も良くて、とっても美味しかったです♩
3つを3人で分けて、あっという間に食べ終わってしまったけれど、うっとり夢心地なひと時でした。「夢のパティスリー」という名にふさわしいお菓子です。奮発した甲斐あった…そう、巨匠のパティスリーはお値段も巨匠クラスです(^^;;
最後にもう一度、パリ・ブレストとサントノレの写真にてお別れです。あー今度は一人で食べたい。笑
La Pâtisserie des rêves - Rue Poncelet
19 rue Poncelet 75017 Paris
01 42 67 71 79
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