今年の3週間通訳@Brest Métropole、2週目もバリバリ水関係の視察に行ってまいりました。風邪の調子は治りかけといった具合。
火曜日は、貝類の養殖場付近に流れ込む小川や雨水を半日かけて採取して回るツアーでした。写真手前がビーチに流れ込む水のパイプ、奥には養殖の棚?が見えます。
海に流れ込む淡水だけを採取しなければならないので、採取は必ず引き潮時に行われます。
この日の採取担当Aさんは長靴姿で足場の悪い所にもぐんぐん入り、採取ポイントのナンバーと日付、時間を書いた容器に水を入れます。最低100mlは必要なのだとか。
6〜7箇所で水を採取した後は、水質分析を行う実験所までサンプルを届けに行き、この日の任務終了〜。の後、近くのビーチへ!
Brest市の中心部からわずか西へ数キロのところに、こんなに澄んだ色の海が見られるなんて!Plage du Dellec(プラージュ・デュ・デレック)という名前のビーチです。
この日私たちを案内してくれた二人の(活発な)女性AさんとFさんは、実験所に寄った帰りにいつもこのビーチに降りて「ひと泳ぎ」するのが楽しみらしく、この日もパパッと着替えてザブザブ海へ入って行きました〜9月半ば過ぎてますけど!笑
私たちはおしゃべりしながら岩場に足を運んで海の生き物たちを観察。
小さな潮溜まりの中でじっと身を潜めているお魚さんだったり…
大きめタピオカのような謎の生物だったり…指でつついてみたら、タピオカさながらプルプルしていました!いったい何の生物だったんだろう。
ビーチからの帰り道では、巨大なキノコを発見!
写真だとわかりにくいですが、軽く30㎝の高さでした。もちろん食べられません(食用キノコは一般に小ぶりで見つかりにくいので)。
水曜の午前中は、Brestが誇る水族館Océanopolis(オセアノポリス)へ。雲ひとつない快晴でしたが、風が冷たく寒かった…
まずは館内のバックヤードを見せていただきました。こちらは餌用の海藻プランクトンを培養しているお部屋。色が濃くなるほど密度が高いそうです。
その後は館内の一般公開されている部分を案内してもらいました。私はもう5回目ぐらいの訪問なので、特に真新しいものはありませんでしたが、この日目に飛び込んできたのは真っ青なオマール海老!美味しそう…(こらこら)。
あとはムール貝の養殖法を説明しているコーナーと支柱にびっしり生えたムールの模型(?本物?)を見たせいか…
お昼は近くのカフェレストラン"A l'aise Breizh Café"(アレーズ・ブレイズ ・カフェ)で熱々のムールフリット♩
午後はBrestの公営水道会社、Eau du Ponant(オ・デュ・ポナン)の視察に行き、事業内容と本部内の施設を見せていただきました。帰り際にはオリジナルグッズ(非売品!)のお土産までいただき、充実した一日となりました。
ロゴ入りペアグラスと、ユーゴ用にミニバンのおもちゃ。Eau du Ponantのロゴはブルターニュの旗をアレンジしたデザインで、シンプルかつおしゃれ。受付や社内に貼られているポスターも白、水色、黒を基調にしていて、水道会社とは思えぬほど(失礼!)スタイリッシュなデザインなのです。イメージ戦略も大事よね…
さて、後半の木金ですが。。。なんと「病欠」してしまったのです(T_T)このお仕事を始めて5年目ですが、初めての事態にがっくし。水曜の夜、急激な悪寒と震えでぶっ倒れてしまい、その後熱も出て訪問ドクターを呼ぶ始末。
最低3日間の病欠と安静を言い渡され、木金の予定は休まざるを得なくなりました。本当に申し訳ない…不安定な気候に外(自然)での長時間視察、通訳でずーっと話している緊張状態という複数の要素が重なって風邪の治りが悪いどころか、ついに体が悲鳴をあげたようです。
とはいえ体が資本だというのに、体調管理も仕事のうちだというのに、自分が情けなくてしょうがないです。ただ、そういう考え方ではないのがおおらかなフランス人。体調不良なら仕方ないよ、気にしないで休んで。辛いのに連絡してくれてありがとう、と言ってもらえて本当に救われました…横須賀のMさんも木金の報告と温かいお見舞いの言葉をくださり、嬉しいやら申し訳ないやら。
そんなわけで、木曜は一日じゅう寝て過ごしました。ここ10年ぐらいそんな機会はなかったように思います、ずーっと寝てました。おかげでだいぶスッキリしたので、休養がいかに大事なことか身をもって痛感しました。金曜もダラダラ過ごし、この土日もゆっくりしつつ月曜のプレゼンに備えます。
体調管理は今後の大きな課題となりそうです。自分の弱点をよく知り、そこを強化していかないと…あとは休養!一に休養二に休養。体重ももっと増やさないといけないかなぁ。
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