2019年9月8日日曜日

バター広場の水色クレープリー@Quimper

今日は久しぶりにQuimper(カンペール)を訪れました。フィニステール県南部では一番大きい街で、旧市街には中世の木組みの家が数多く残る有数の観光地です。


この旧市街に「バター広場」なる面白い名前の場所があるのですが、こちら!

写真に見える"Place au beurre"というのがそれで「バター入りの、バター風味の広場」という意味です。なんでそんな名前がついているかというと、この広場の周りにはクレープリーがたくさん。お店のあちこちからクレープを焼くバターの匂いが漂ってくるので、ぴったりの名前なんです。

名前が先かクレープリーの密集が先か、詳細はわかりませんが、ともあれこのバター広場周辺にあるお店は当たりが多いです。で、今回ご紹介するのは、上の写真にも看板がちらっと見えている

"Sucré Sallé"(スュクレ・サレ)

という淡い水色の外観が特徴のお店。"Sucré-Salé"は「甘い・塩辛い」を意味し、有塩バターをお菓子作りにも使うブルトン人が好きな味付けです。日本の甘辛味にも通じるものがあります。ただしここの店名は"Sallé"とLがひとつ多いのですが、"Rue du Sallé"「サレ通り」に位置しているため、どうやら通りの名前にかけてあるようです。

店内のインテリアも淡いグレーがかった水色で統一され、かわいらしい雰囲気。


このお店を気に入っているのにはワケがありまして、Saint-Jacques(サンジャック)のガレットメニューが充実しているからなんです。サンジャックというのは、ホタテ貝柱♩

この日はエシャロットをシードルで柔らかく煮たソースとホタテのガレットをいただきました。ホタテ入りのガレットを出すお店は他にもありますが、ここは貝柱を丸ごと、しかも4〜5個入れてくれるので太っ腹です。火の通し加減も絶妙。

こちらは数年前に食べた、ベーコン、プルーン、ホタテのガレット。

「甘辛」(Sucré Salé)の名にふさわしく、プルーンの甘みとベーコンの塩気、ホタテの旨味がなんともいえない美味しさでした♩ホタテのガレットは全部で8種類ぐらいあり、お値段は一律10,9ユーロ。ガレットにしては高いですが、しっかりホタテを堪能できるのでむしろ良心的に感じるぐらいです。

お腹いっぱいになった後は、二本の尖塔とステンドグラスが美しい大聖堂を見て…


カンペール焼きのお店に立ち寄って…

お天気かつ過ごしやすい気温に恵まれ、良い観光日和でした。さて、明日からいよいよ今年の3週間通訳@Brestがスタートするので、更新がますます滞りそうですが…新しいお店を発掘したらブログ用に写真を撮りためておこうと思います(o^^o)

Sucré Sallé
6 rue du Sallé 29000 Quimper
02 98 64 51 42

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