3週間通訳のお仕事@Brest Métropole、今年もなんとか無事に全日程を終えました。2週目の真ん中でまさかのダウンからの病欠でしたが、処方してもらった抗生剤がよく効いたので3週目はなんとか大丈夫でした(^^;;
月曜の午前中、今回の大イベントであるプレゼン(の通訳)を滞りなく行い、お昼は横須賀のMさんに海老のパッタイを食べていただきました@Thai Phuket♩
これこれ、このボリュームと独特の甘辛味がたまらない〜
最終週もいくつか視察に行きましたが、一番印象深かったのは水曜日に訪れた貯水池と下水処理場でした。貯水池はフランスでは"Château d'eau"(シャトー ・ド=水のお城)と呼ばれます。Brestで一番大きい、ストラスブール広場近くの貯水池を視察しました。
どーんとそびえるコンクリートの水タワー。40mぐらいはあったような。
中にはぎっしり水が詰まっているものと思いきや、塔の中に入ってみると大部分は空洞です。水のタンクは天井の上にあって、水圧の力で各家庭まで水を届けるみたいですね。
高いところ好きなので、この螺旋階段登ってみたかったなぁ。
Brestの各地に水を運ぶ巨大な配水管も見せていただきました。
こちらは水質検査用に各パイプの水を採取するための蛇口。
サンプルを取る際はしばらく水を流しっぱなしにして、管内の不純物などが無くなるまで十分に待ってから採取するそうです。
この後は海側にある下水処理場に移動しまして、まずは模型を見ながら下水処理のプロセスを説明していただきました。
この後実際に施設を見て回ったのですが…最後の汚泥抽出場所の臭いがなんとも強烈で、鼻が取れるかと思ったぐらい(大げさ!)でした。写真も上の1枚しか撮っていないのであしからず。いやはや、汚水を浄化してくれる微生物と酸素の働きは偉大ですね…たいへん勉強になりました。
今年の3週間お仕事は、これまでと違い理系分野かつ外(しかも自然)での視察が多く、戸惑うことが多かったり体調を崩したりでかなりハードではありましたが、通訳を通してたくさんのことを学ばせていただきました。
自治体として、最新のテクノロジーを駆使して水を綺麗にすればそれでいいというものではなく、環境保全のためにも浄水場に流れ込む「原水」の質を一定レベル以上に保つ必要があり、海に流れ込む小川や雨水の質も徹底管理する…たゆまぬ地道な作業と努力があってこそ、私たちの生活になくてはならない水の安全が確保されていると思うと、これからもっと水の問題や消費について敏感にならなくてはと気が引き締まりました。
せっかく覚えた微生物や化学物質の単語、忘れないようにしないと。基本的なものは知っておけば実生活に役立つので、会話でも時々使うようにしたいと思います。来年はどんな分野が選ばれるのか、今から(心配でもあり)楽しみです(o^^o)
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