急におでんが食べたくなって、フランスの端っこで手に入る材料を寄せ集め2時間以上コトコト煮込みました。
どうでしょう、見た目はかなりおでんっぽくない…!?
上から時計回りに:
・大根(フランス産)
・練り物の代わりにカニカマ
・牛すじの代わりに子牛の腱
・たまご
・がんもどきの代わりにキノコ入り豆腐ソーセージ
・里芋の代わりにキクイモ(topinambour)
・結び糸こんにゃく
食べてみた感想は…期待以上にしっかり「おでん」の味でした!長時間煮込んだので、子牛肉は柔らかくトロトロだし、大根、ゆで卵、しらたきにもしっかり味が染みていて、幸せ〜
カニカマも魚介の味を出しつつ煮汁をたっぷり吸って大きく柔らかくなり、はんぺんに近い味と食感だったかも?見た目はヘンテコですが、良い仕事してくれました。
そして今回の一番嬉しい驚きは、見た目が似ているという理由だけで入れたキクイモが思いがけずおでんにマッチしたこと!蓮根と里芋の間をとったような食感で、独特の臭みも綺麗さっぱり消え、ホクホクしてとても美味しかったです♩
唯一の残念賞は、キノコ入り豆腐ソーセージ。なんのキノコかわからないけれど匂いが強く、食感もイマイチ。これはソーセージとして焼いて食べたとしても、たぶん美味しいとは思えないな…というより正直に言って不味かったです。
お出汁は愛用の「茅乃舎(かやのや)だし」を贅沢に2パック使ったので、一段と風味豊かで良いお味のスープに仕上がりました。お皿に余ったスープにごはんを投入して、お茶漬けっぽく食べたら至福の味(大げさ)〜
さてバンちゃんの反応ですが、煮込んでいる時から「臭い!」と顔をしかめて窓を開けたりされたので、お肉しか味見してくれませんでした。おでんが臭いって、なんて失礼な…と思いつつ、魚介の出汁と糸こんにゃくの土っぽい感じが混ざった匂いは、慣れていない西洋人にとっては強烈なのかも?
おかげで(?)たくさん余ったので、一食ずつタッパーに分けて冷蔵(または冷凍)保存し、少しずつ「ひとりおでんタイム」を楽しむ予定です(o^^o)
0 件のコメント:
コメントを投稿