籠城生活を始めてから2ヶ月以上が経ちましたが、こちらの友人たちとはいっさいリアルで会っていません。
Brestから北へ30kmのところに住んでいるので距離的な問題が一番大きいですが、やはり今はまだ家族以外の人に会いに行くのは躊躇してしまいます。不要不急の再会は極力控えたほうがいいのかな、と。
有効な治療薬やワクチンができるまでは、以前のように何も気にせず人に会うことや人の集まる場所に行くことは難しいだろうから、アフターコロナの人間関係は少なからず変容を迫られそうです。対面で一緒の時間を過ごす機会が減る代わりに、別の方法で仲を深める必要が出てくるでしょう。
そこで真っ先に思い浮かぶのは「オンライン」でのコミュニケーションですが、これからは初対面から親友レベルの友情に発展するまでオンラインというケースが増えてくるかもしれませんね。リアルで会うのは年にほんの1〜2回だけで、あとの交流はオンラインが中心みたいな。
そんな関係は浅い、偽りだ!と思う人は多いでしょうけど、いやいやそんなことはないのですよ。なんせオンラインワーカー歴10年ですから、これまで仕事を通じてたくさんの人とオンラインで知り合いました。同僚のスタッフ、講師、外部のコンサルタントさん等、出身地も現住所も年齢もバックグラウンドも多種多様です。
特に仕事で絡む機会が多いと、 良い意味でも悪い意味でもお互いを深く知ることになるので、仕事の相性が良い人とはプライベートでも仲良くなりやすいです。仕事への責任感、作業のスピードやクオリティ、相手への気遣いや思いやりなど、細かいレベルで自分と価値観が似ている人とは仕事がしやすく、おのずと親近感が湧くものです。
それに、リモートとはいえ毎日チャットやコールでコミュニケーションを取り合っているので、いざリアルで会っても違和感や気まずさはゼロに近いです笑 いつも通りのテンションで話しながら、おいしいものを一緒に食べて飲んで、という対面ながらの楽しい時間を共有できます。ふだん会えないのが普通なので、またしばらくの間離れても寂しくないし、リアルで会えればラッキーで嬉しい、という良いことだらけです♩
コロナ禍のこともあって、今後はさらにこういう「メインはオンラインでたまにオフライン」な人間関係が増えていくんじゃないかなという気がしています。本当に会いたい人にだけ、リアルで会えばいいじゃなーい。
学校や職場の人間関係なんてまさにそう。必要な時だけオンラインで集まって知識や情報を共有して、あとは基本コールオフで顔を合わせない。「この人とは気が合いそうだな」と思ったら、個人的に連絡を取って仲良くなればいい。そうしたら、人間の集団から生じる特有のいがみ合いや嫉妬や、それこそ仲間はずれやいじめは減りそうな気がしません?そんな簡単なものでもないんだろうけど。
さ、次にこの景色を見せてあげられる人は誰なんだろう…
フランスの端っこでお待ちしてまーす(o^^o)
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