7月は「土用の丑の日」があるので、とりわけ鰻の蒲焼きが恋しくなります。今月のグループレッスンでは、自己紹介の時に鰻への想いを吐露しました笑
そうしたら生徒さんたちからの食いつきが良く、それぞれ自己紹介の時に「義両親が毎年浜名湖の鰻を送ってくれる(羨ましい!)」など鰻にまつわる話をしてくださいました。中でもある生徒さんが話題にあげてくれた「anguille(鰻)」という名詞が入ったフランス語の表現が面白かったので、備忘録として紹介します。それは…
Il y a anguille sous roche.
直訳すると「岩の下に鰻がいる」という意味で、名詞の anguille と roche に冠詞がついていないのがポイント。(大学で限定詞の研究をした身にとって、冠詞の有無は非常に気になってしまうのです。)
さてこの表現、「何か裏がある」「怪しい」といった意味で使われます。バンちゃんにどういうシチュエーションで使うか聞いてみたら、
例① 昨日まで冷たかった上司が急に部下たちに優しい。
→ Il y a anguille sous roche.
例② 7月22日現在、岩手県の新型コロナ感染者数がいまだにゼロ!
→いえいえ、県民の感染予防対策がしっかりしているからこそであって、 Il y a anguille sous roche.ではないのでしょう!
こんな風に、「何か裏があるでしょ〜」と言いたくなる場面は日常生活でけっこうありそうなので、鰻好きとしても積極的に使っていこうと思います笑
Il y a anguille sous roche.
鰻の写真を引っ張り出してきました。最後に食べたのはもう1年近く前@羽田空港。はじめての「ひつまぶし」、3通りの食べ方が味わえておいしかったなぁ…
過去記事はこちらより。
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