お一人様

　今日から大学は１週間の冬休みです＾＾日本で冬休みというと年末年始を挟んだ２週間ですが、それはフランスでは「クリスマス（←これ大事！）休暇」で、「冬休み」は２月半ばのものを指します。大学生には１週間だけど、高校生以下には２週間のお休み。本当によく休みますねーヨーロッパ人。

　会社勤めのバンちゃんには残念ながらこの休みは存在しないので、私だけ１週間暇になるという「お一人様ヴァカンス」です。とはいえ特に旅行の予定もないので、新居のインテリアリフォームを妄想（？）しつつ、家でだらーと過ごして終わりそう…

　今朝は「珍しく」快晴だったので、大学で１時間授業をした後、バスに揺られて２回目の「一人IKEA」をしてきました。楽しいんだこれが！

　まずは名物の激安ホットドッグで栄養補給。

　0.50€というと、７０〜８０円くらい？フランスには１００円以下で食べられる軽食は存在しないので、このホットドッグはまさに革命的安さ★値段のわりにはかなり美味しい、と私は思う。

　１階でホットドッグを２つ食べ、２階のレストランへ行ってフルーツ・サラダとコーヒーで軽いデザート。トレイを持って席を探していると、けっこう感じる周りの人の視線。たぶん、日本に比べると一人で外食をする「お一人様（女性）」が少ないから珍しいのかな？フランスの女性はおしゃべり好きだから、一人でランチなんて耐えられない人が多いのかも（笑）私だってもちろん友達と一緒のランチのほうが好きだけど、一人には一人の楽しみがあると思う。人間観察（？）をしたり、物思いに耽ってみたり、読みかけの小説を読んだり。一人の時間も楽しめるっていいことだと思うけどな〜。ってそのせいでインドア派？？

　今回買う予定だったのは「トイレットペーパーホルダー」だけだったけど、まぁいつものように他にもちょこちょこと買ってしまいました＾＾；中でも一目惚れしたのがコチラ。

　新商品のふきんセット。カラフルでよくない？上の引っ掛ける部分も水玉模様になっているのが気に入りました＾＾

　他にも来客用に枕を２つ購入。下は２００円ぐらいからあるので、本当にIKEA恐るべしです！あまりにリーズナブルなせいか、どうしても「使い捨て」感が否めないIKEAの製品。言い方を変えれば「大切にしよう」という気持ちが起きにくい…　でも結局はデザイン性の高さと安さに負けて買ってしまう私たち消費者。なんだかんだ言いつつも、IKEAは現代人の生活にとってありがたい場所であることは間違いなしでしょう。

　というわけで、２回目も一人IKEAは楽しかったです♪　お仲間募集！

引っ越し祝いとプリン

　日本の父が引っ越しのお祝いにと、テーブルと椅子をプレゼントしてくれました★お父さーん、ありがとう、大事にします！

　アカシアのテーブルと革張りの椅子が４脚。正方形のテーブルは２倍に拡張でき、８人は余裕で座れるはず。近いうちに試してみなければね！

　

　話はガラっと変わって、日曜日はバレンタインデーでしたが、今年手作りしたのはチョコ系のお菓子ではなく、

♪　カスタードプリン　♪

　バレンタインだからというより、私が作ってみたかっただけです（汗）　

　このプリン、お菓子職人の息子であるお義父さんが得意とする一品。年末にレシピをおねだりしたら、職人の細かいコツまでしっかり伝授してくれました＾＾

　上の写真、ちょうどいい型がなかったので仕上がりが薄くなってしまい、カラメル色のはんぺんみたい？でも味は保証します！口に入れると卵の優しい風味が広がり、舌触りなめらか★カラメルたっぷりが好きなので、分量より多めにしました。

　お菓子のレパートリーがまたひとつ増えた、かな？

水をください

　今日は久々に行きつけの歯医者さんに行ってきました。銀歯がひとつ取れたので、ついでに虫歯チェックや歯石取りもしてもらいました。

　ここの治療台には、日本みたいに患者が口をゆすぐための水もコップもありません。じゃあ、麻酔が流れて口の中が苦いときや、セメントの削りカスなどが出た場合どうするかというと、

　水を大量に噴射し、

　同時にバキュームで吸ってくれます。

　でもこれが…

水しぶきが飛ぶのなんのって！！

　紙エプロンの上に何枚かペーパータオルを置いてくれるのだけど、顔の上まで水しぶきがバンバン飛んで来るので、一応お化粧をしている身にはヒヤヒヤもの。

　一応悪いと思ってくれているのか、先生は顔のしずくを

　ペーパータオルで拭いてくれます（苦笑）

　私の担当は女性だからそこまで抵抗はないけど、男の人だったら嫌かも＞＜だいたい他の先生も同じように水噴射で口の中を掃除するのだろうか…

　もちろん治療後も、こちらから頼まない限り口をゆすぐようにと勧めてはくれないので、私は会計の後、毎回トイレへ駆け込んでいます。でないと口の中が気持ち悪くて〜

　他の患者さんは平気なのかな、と思う今日この頃。

　

住所変更

　フランスに住む外国人にとって、

　「滞在許可証」絡みで県庁に行くのは気が重いもの。

　普通は１年に一回の更新時に行けばいいものだけど、最近引っ越した私は「住所変更」をしなければならず、真冬の寒い中早起きをして行ってきました。

　次のカード更新まであと５ヶ月だし、

　そのときでいいじゃーん

　と私は思っていたのだけど、そんな怠慢はうちのバンちゃんには通用せず…そこらの日本人より慎重派です、うちの人＾＾；

　県庁が開くのは朝９時。今回は３０分も前に着いたけど、すでに２０人以上の列＞＜このときいつも思うのは、先頭の人は朝何時に来るんだろうってこと。１番取ってみたいけど、この陰気な建物の前で何時間も待つなんて、考えただけで萎える…

　たかが３０分とはいえ、何もしないで待つ３０分というのは恐ろしく長く感じるので、今回はiPodを持参。時計を一切見ないようにして、お気に入りの曲だけを選んでひたすらそれに集中してました。おかげでふと気付いたときには９時３分前だったので、効果てきめん☆今後はマストアイテムに決定ですわ〜

　県庁の中でも１時間は待つだろうと覚悟していたけど、窓口へ行ってみると、なんと３番目（他にも色々な窓口がある）！こんなに早いのは始めてかも。しかも担当の人は見たことのない男性…

　この人がもう、滞在許可証の担当としては異様に親切だった！！

　

　いつものおばさんたちみたいに眉間に皺寄ってないし、

　ヒステリーかつ早口に捲し立てないし、

　おまけに帰り際に、

　良い一日を過ごしてね。と言われた。

　えっ！？普通に生活していればこんな一言はどこでも耳にするものだけど、陰気な県庁の、冷たい仕切りガラスの向こうから聞こえるそれには感動すら覚えてしまう。どんだけイメージ悪いんだか、県庁。いやーでも、フランスである程度大きい街に住んでいる外国人ならわかってくれるはず！

　余談だけどこのお兄さん、私たちが前に住んでいたマンションの住人らしい！？それはなかなかの奇遇でおもしろかったけど、今お隣さんだったらよかったのにな〜。そしたらすれ違ったときに、

　もうすぐ今年のカード更新に行くけど、必要書類何？

　とか聞けるのに（苦笑）

　更新に必要な書類は毎年変わる可能性があるので、バンちゃんはいつも私のために県庁へ電話してくれる。でもこれがまぁ、何度コールしても繋がらないし、相手によっては半分怒鳴られるし、バンちゃんにとっても県庁はストレスの原因なんです＞＜

　とまあくだらないことばかり書いてしまいましたが、今後レンヌ市内で引っ越しの予定がある人に、住所変更に必要な書類をおしえますね〜

　★新居の住所証明

　（住所が明記され電気やガスの請求書など）

　★現在携帯している滞在許可証

　以上です！

　カードを新しく作り直す必要はなく、新住所が印刷されたシールを貼ってもらうだけ。簡単に済んでよかった〜☆

　「全ての書類はコピーする」のが滞在許可証関連の掟だけに今回もしっかり用意してバーンと出したんだけど、お兄さんに

　コピーしすぎ

　と苦笑された。新しい住所を証明できるものを見せるだけでいいんだって。もちろんこれは「県内での引っ越し」の場合に限るらしいけど。「このコピー次の更新用にとっておいたら？」とアドバイスまでされました＾＾；もちろんそのつもり。

　というわけで、今回の手続きはフランスへ来て６年半で一番スムーズで、心地良いと言ってもいいものでした。これも窓口の人が親切だったという、些細だけど大事な大事なポイントのおかげ。

　つくづく、フランス人は（個人的に）女性より男性のほうが優しいと思ってしまう…男性が女性にとりわけ親切、ということなのかもしれないけどね。