2010年2月3日水曜日

住所変更


 フランスに住む外国人にとって、

 「滞在許可証」絡みで県庁に行くのは気が重いもの。


 普通は1年に一回の更新時に行けばいいものだけど、最近引っ越した私は「住所変更」をしなければならず、真冬の寒い中早起きをして行ってきました。

 次のカード更新まであと5ヶ月だし、

 そのときでいいじゃーん

 と私は思っていたのだけど、そんな怠慢はうちのバンちゃんには通用せず…そこらの日本人より慎重派です、うちの人^^;


 県庁が開くのは朝9時。今回は30分も前に着いたけど、すでに20人以上の列><このときいつも思うのは、先頭の人は朝何時に来るんだろうってこと。1番取ってみたいけど、この陰気な建物の前で何時間も待つなんて、考えただけで萎える…

 たかが30分とはいえ、何もしないで待つ30分というのは恐ろしく長く感じるので、今回はiPodを持参。時計を一切見ないようにして、お気に入りの曲だけを選んでひたすらそれに集中してました。おかげでふと気付いたときには9時3分前だったので、効果てきめん今後はマストアイテムに決定ですわ〜

 県庁の中でも1時間は待つだろうと覚悟していたけど、窓口へ行ってみると、なんと3番目(他にも色々な窓口がある)!こんなに早いのは始めてかも。しかも担当の人は見たことのない男性…

 この人がもう、滞在許可証の担当としては異様に親切だった!!
 
 いつものおばさんたちみたいに眉間に皺寄ってないし、

 ヒステリーかつ早口に捲し立てないし、

 おまけに帰り際に、

 良い一日を過ごしてね。と言われた。

 えっ!?普通に生活していればこんな一言はどこでも耳にするものだけど、陰気な県庁の、冷たい仕切りガラスの向こうから聞こえるそれには感動すら覚えてしまう。どんだけイメージ悪いんだか、県庁。いやーでも、フランスである程度大きい街に住んでいる外国人ならわかってくれるはず!

 余談だけどこのお兄さん、私たちが前に住んでいたマンションの住人らしい!?それはなかなかの奇遇でおもしろかったけど、今お隣さんだったらよかったのにな〜。そしたらすれ違ったときに、

 もうすぐ今年のカード更新に行くけど、必要書類何?

 とか聞けるのに(苦笑)

 更新に必要な書類は毎年変わる可能性があるので、バンちゃんはいつも私のために県庁へ電話してくれる。でもこれがまぁ、何度コールしても繋がらないし、相手によっては半分怒鳴られるし、バンちゃんにとっても県庁はストレスの原因なんです><

 とまあくだらないことばかり書いてしまいましたが、今後レンヌ市内で引っ越しの予定がある人に、住所変更に必要な書類をおしえますね〜

 新居の住所証明
 (住所が明記され電気やガスの請求書など)

 現在携帯している滞在許可証

 以上です!

 カードを新しく作り直す必要はなく、新住所が印刷されたシールを貼ってもらうだけ。簡単に済んでよかった〜

 「全ての書類はコピーする」のが滞在許可証関連の掟だけに今回もしっかり用意してバーンと出したんだけど、お兄さんに

 コピーしすぎ

 と苦笑された。新しい住所を証明できるものを見せるだけでいいんだって。もちろんこれは「県内での引っ越し」の場合に限るらしいけど。「このコピー次の更新用にとっておいたら?」とアドバイスまでされました^^;もちろんそのつもり。

 というわけで、今回の手続きはフランスへ来て6年半で一番スムーズで、心地良いと言ってもいいものでした。これも窓口の人が親切だったという、些細だけど大事な大事なポイントのおかげ。


 つくづく、フランス人は(個人的に)女性より男性のほうが優しいと思ってしまう…男性が女性にとりわけ親切、ということなのかもしれないけどね。

4 件のコメント:

  1. Miworld さんは、Carte de résident 申請してないの?ケース・バイ・ケースやけど、普通は結婚後2年経ってれば、権利があるはず(本国との関係でもっと早く取れる人もいる)。まだ2年経ってない?Carte de résidentを取れば、10年に一回の更新なので、むっちゃ気が楽になります~!申請時にrenseignements générauxで嫌な思いをする可能性はありますが…。詳細は同僚のSさんに訊いてください。

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  2. >MNBさん
    それいつの時代の話ですかー??
    2007年以降に結婚した外国人は、
    「結婚からまる5年」経たないと10年カード
    申請できません…恐るべしサルコジ政権!!

    私の場合あと3年待たなければ(涙)
    いい子にしてれば早めに申請できますかねぇ。

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  3. 薄々そんな気がしていました。
    しかし5年は長い!

    僕の頃は、マグレブ出身の人とか結婚後1年くらいで貰えていて、貰ったらすぐ離婚してしまった知り合いのカップルもいました。

    マリアージュ・ブランじゃなく単に不仲が原因でしたが、モロッコ人の元旦那にとっては完全な結果オーライ。その後彼はフランス人とまったく同じ権利を何年も享受できるわけですから。

    そんなこんなでアラブ系やアフリカ系の結婚移民にブレーキをかけるついでに、外国人全般に対して法が厳しくなったんでしょう…。

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  4. >MNBさん
    まさに「昔はよかった」ですよ(涙)
    友達とよく、国や地域別に窓口を設けてほしい
    なんて話していますが、それだと人種差別と
    批判されるのは必至ですよね…

    せめてEU連合に入っていたかった。
    無理!!!

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