2019年4月23日火曜日

あめ色玉ねぎ入りガレット@Roscoff

イースターの月曜日、フランス語では"Lundi de Pâques"(ランディ・ドゥ・パック)と言いますが、この日は祝日で今年は良いお天気だったので、久しぶりに家から1時間ほどのところにあるRoscoff(ロスコフ)という港町へドライブに行きました。

フィニステール県最北の岬に位置する ロスコフからはイギリスへ向かうフェリーが出ています。対岸の街Plymouth(プリマス)まで8時間ぐらいだそう、けっこうあるなぁ。でもフェリーだから車ごと海を越えられるのはいいですね。いつか車でイングランドをぐるっと旅してみたい…かも。

でも注意しないといけないのは、車の運転。フランスは左ハンドルに右側走行ですが、英国では日本と同じ右ハンドルに左側走行。これ、相手の国で間違えてしまったら、対向車と正面衝突ですよ(汗)なので英国人が車で上陸してくるロスコフ周辺の道路には"Keep right"の看板をよく見かけます。

さてロスコフでは着いて早々クレープ屋さんでお昼ごはん。中心街にある"Crêperie de la Poste"(クレプリ・ドゥ・ラ・ポスト)に入りました。

複数のクレープ屋がある中でこちらを選んだ決め手は、写真下にある"Guide Routard"(ギッドゥ・ルター)のステッカーです。全国的に有名な観光ガイドブックのロゴなのですが、これがお店に貼ってあると、フランスでは「美味しいと評判の店」と解釈されます。一般の飲食店であれば、信頼度はミシュランのステッカーより高いかも?

しかもこのステッカーは毎年色を変えて配布されるようなので、数が多ければ多いほど長年にわたって美味しい店だということになり、期待値が上がります↑↑ ちなみにこちらのクレープ屋さん、2010年から2019年まで10枚のステッカーがずらーっと並んでいました。こりゃ入らないわけにはいかない。笑

店内のインテリアはシンプルで可愛らしい感じです。


この日チョイスしたガレット(そば粉の塩味クレープ)は卵、ベーコン、オニオン。食べかけの写真ですみません(^^;;

ナイフを入れないと中の具が見えないタイプのガレットだったので…ポイントは飴色になるまでバターでじっくり炒めたトロトロの玉ねぎです。ベーコン、卵、そして香ばしいそば粉のガレットとの相性は言わずもがなバッチリ。

それに、ロスコフだからこそ玉ねぎを食べないとね…というのもロスコフは"Oignon rosé"(オニョン・ロゼ)というピンクがかった色の玉ねぎの名産地なのです。毎年8月の終わりには"Fête de l'oignon"(玉ねぎ祭り)というフェスティバルも開かれます。ロスコフの玉ねぎは筋ばっておらず火を通すと柔らかくなるので美味しいですよ♩

デザートは軽めに"Crêpe sucre"(クレープ・スュークル)。

砂糖をパラパラーっとまぶしただけ、いたってシンプル。クレープの風味を堪能したい方にはお勧めです。砂糖のシャリシャリ感がいいのよねぇ…でも砂糖だけだとちょっと口の中がパサつくので、より人気が高いのはこれにたっぷりのバターを乗せて溶かした"beurre sucre"(バター&シュガー)ですね(o^^o)

いやはや、Guide Routardのステッカーがわんさか貼ってあるだけあって、ガレットもクレープもとても美味しかったです♩地球のリュックを背負って歩くお兄さんのロゴ、ぜひ覚えておきましょう。フランス旅行の際にきっと役立つはず。


Crêperie de la Poste
12 rue Gambetta Roscoff
02 98 69 72 81

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