Parisのシンボル、ノートルダム大聖堂が…
長い長い歴史を持つ美しいノートルダムが…
4月15日フランス時間夜7時ごろから炎に包まれています。
第一報の映像を見た時、目を疑いました。まさかノートルダムが…12世紀からParisの中心にあって、これからも数世紀にわたってその場所に佇むと当たり前のように思っていたノートルダムが…一夜にして崩れ落ちるかもしれません。
Parisはこの大聖堂が位置するシテ島から始まったと言われているので、ノートルダムはパリ市民はもちろんフランス国民にとって特別な場所です。そして私個人にとっても大切な思い入れがある建物です。
というのも、大学の卒業論文はヴィクトル・ユゴー(Victor HUGO)作の長編小説「ノートルダム・ド・パリ(Notre dame de Paris)」について書いたので、この大聖堂には何度も訪れ、塔の上にも登ってくまなく見て回ったのです。それだけに今回の火災は本当にショックで、刻一刻と流れてくる映像を見るたび泣き出しそうになります。
一見すると頑丈な石造りで火に強そうに見えますが、聖堂の屋根裏はほとんどの部分が木造だそうです。あまりにも多くの木材が使われており、森ひとつ分の量になるとさえ言われているので、歴史家たちの間ではノートルダムの屋根裏部分はまさに「ラ・フォレ(la forêt)=森」と呼ばれているとか。しかも古いものでは12〜13世紀の木材で非常に乾燥しているため、引火性がかなり強く火災に弱いそうなのです。知らなかった…
現在、消防隊による必死の消火活動が繰り広げられています。被害が最小限に抑えられるよう祈るばかりですが、すでに焼失してしまった部分はもう二度と元には戻りません。万が一正面の双塔が焼けてしまったら、ショックでしばらく塞ぎ込みそうです。
お願いします、ノートルダム、助かってほしい(涙)
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