今回の教訓は、笑えない(ドン引きの)実体験から生まれたものです。
お財布チェックは中身まですべし。
先月Parisに一泊でお出かけした時のこと。Brest駅に着き、TGVの出発前に現金をいくらか引き出しておこうとATMで財布を開いたところ、
銀行カードが無い!!!
原因はすぐにわかりました。前日にスーパーで買い物をしたのですが、店内でバッグを持ち歩くのが面倒臭かったので、ポイントカードと銀行カードをコートの内ポケットに入れて出かけたのです。
その後、銀行カードを財布に戻し忘れ、Parisには別のジャケットを着て行ったので、ほぼ無一文の状態(T_T)一瞬家に戻ろうかと思いましたが、往復1時間かかるので到底間に合わない。ショックで頭の中は真っ白でしたが、とにかく電車に乗り込みました。
往復の電車チケットは持っているし、所持金は10ユーロ札が一枚。行って帰ることはできる。何よりParisにはSちゃんがいる、助けてもらおう!…不幸中の幸いでした。もし完全に一人旅だったら、10ユーロでいったい何ができたというのか。2ユーロ近くするメトロの切符さえ買えず、移動はひたすら徒歩。1ユーロ前後の菓子パンで飢えを凌ぎ、飲み物はペットボトルの水。うわーなんという悲劇!
幸い優しいSちゃんは、快く私のぶんを立て替えてくれました。そうです、鶏醤油ラーメンもねっとりホットチョコレートも夢のパティスリーも駅弁も、何もかも。え、一文無しのくせに図々しい?いやいやこれでも、Parisで大きな買い物をする予定が無かっただけマシでした。もちろん何か気に入ったものがあれば…とは思っていたけれど、スッパリ諦めて潔く「食」に徹することができました。苦笑
そんなこんなで迎えた翌朝。帰りの電車に乗る前にSちゃんが「何かあった時のためにもう少し現金渡しておきましょうか?」と言ってくれたのですが、呑気な私は「電車のチケットあるし、大丈夫だよー。あ、お昼ご飯代だけちょうだい」と10ユーロだけ借りました。駅で7ユーロぐらいの弁当を買い、Sちゃんと別れ、電車が動き出してしばらく経った後…
パーキング代が払えない!
と気づいたバカな私。マイカーをBrest駅の有料駐車場に停めていたことをすっかり忘れていました。料金は後払いなので、お金が無いと車が出せない…慌ててバンちゃんやMお姉さま、友人のHちゃんにSMSを送り、駐車場代を立て替えてほしいと懇願。幸いHちゃんが駅まで来てくれて事なきを得たのでした。持つべきものは友だわ…お礼に自分用に買っておいた「夢のパティスリー」のクッキーをHちゃんに献上しました。ありがとう、本当にありがとう!
…というわけで、笑えない私のドジっぷりに引いた方もいるでしょうが、今回の失敗から得た教訓をあらためて書き出します。同じ過ちを二度と繰り返さないように。
お出かけ前の持ち物チェックでは
財布の「存在」だけでなく「中身」まで確認すべし。
そもそも、財布から銀行カードを抜き出して持ち歩くんじゃない、とバンちゃんにきつく注意されました。ハイ、、、肝に銘じます。
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