2021年10月29日金曜日

海を満喫できるホテル@Dinard

 秋の一泊旅行、宿はサン・マロ(Saint Malo)の西隣にあるカジノや別荘地のイメージが強いディナール(Dinard)という街に取りました。

バンちゃんがテレビかなにかで街の様子を見て感じが良さそうだったのと、リッチなバカンス客たちが集まるところには「良い宿」があるだろう、という安易な考えで行き先をディナールに決めたのでした。


というのも今回の旅は「良い旅館に一泊温泉旅行」みたいな目的があって、ふだんは泊まらないようなちょっとグレードの高いホテルで非日常を味わってみたかったのです。

そこでオーシャンビューの、豪華な朝食つきの、3人部屋があるホテルを探した結果、とってもベタなリゾートホテルに落ち着いてしまいました(^^;;

Novotel Thalassa Dinard
(ノヴォテル・タラサ・ディナール)






ホテル、庭、そして海!という海の近さ。ディナールの街と、その奥にはサンマロの城壁都市も見渡せます。

ノヴォテル(Novotel)というのはフランスのホテルチェーンですが、こちらにはThalassa(タラサ)というワードが入っているだけあり、タラソテラピーや海水プール、スパつきという点でリゾート感アップです。宿泊客はプール、スパ、ジムなどの屋内施設を無料で利用することができ、部屋には水着の上から羽織れるバスローブやビーチサンダルが置いてあります。

そういうのにはまったく興味がないバンちゃんですが、私はスパぐらいは行ってみたいと密かに楽しみにしていました、、、が、なんとも運の悪いことに「あの日」が前倒しで来てしまい、しかも当日が「多い日」だったので、バスローブ姿で館内を闊歩する人たちを横目に泣く泣く諦めたのでした(T_T)綺麗に折りたたまれたままのバスローブ、このホテルに一体なにをしに行ったのでしょう(苦笑)

まあでも、私たちなりに施設を満喫したつもりです。ホテルの一角にビリヤードと卓球台が置いてある部屋があったので、貸切状態で遊びました♩(他のお客さんたちはプールやらスパやらで忙しいので笑)


他にも広い館内には寛げるおしゃれな空間がちらほらと。






きわめつけは視界いっぱいに広がる海を眺めながらの朝食ビュッフェ♩


瓶に入っているのはカットフルーツで、私はピンクグレープフルーツにしました。パンは種類が豊富でワッフルやパウンドケーキも美味しく、ジャムやヨーグルトは可能な限りブルターニュ産にこだわっていました。

フランス人はもっぱら朝食には「甘いもの」(パン、フルーツ、ヨーグルトなど)しか食べませんが、こちらのホテルは規模が大きく海外からの宿泊客も多いためか、ベーコンやスクランブルエッグ、チーズなど「塩系」もいろいろ置いてありました。イギリスの朝食に欠かせない?ベイクドビーンズ(大豆に似た白い豆のトマト煮)もあったので、懐かしくなって久しぶりにちょっと食べてみました。

ユーゴは好きなものだけを少しずつ、何回もおかわりしました笑


そしてこのホテルの朝食ビュッフェで一番驚いたのは、山積みにされた生牡蠣!いくら牡蠣の養殖がさかんな地域とはいえ、朝から生牡蠣はさすがに無理、、、と手を出しませんでしたが、けっこうな人気で減りが早かったです笑

一泊はあっという間だし、スパにも行けなかったし、せっかくのリゾートホテルを隅々まで満喫できなかったのは心残りでしたが、それでも非日常感はバッチリ味わえました。でもこういうところは女同士のほうが楽しめそうかな、、、いつかMお姉さまを誘ってみようかしら。

2021年10月27日水曜日

Sylvieのおいしいガレット@Erquy

 秋の一泊旅行、初日にランチしたクレープリーがとても美味しかったのでこちらに紹介します。タイトルにもあるようにお店の名前は

Chez Sylvie
(シェ・シルヴィ=シルヴィの家で)

HPがあったので気になる方はこちらをクリック。

オーナーのSylvieさん(と思われる元気な女性)が若いスタッフをテキパキ動かして切り盛りしている活気のあるお店です。そのシルヴィさんがテキパキ焼いてくれたものがこちら、

ハム、卵、玉ねぎのガレット♩


ガレット(Galette)はふつう「平たい円形をした焼き菓子」を指しますが、シルヴィさんのお店があるエルキ(Erquy)やレンヌが位置するブルターニュ東部では「そば粉のクレープ」という意味でも使われます。

ちなみに私たちが住んでいるブルターニュ最西端のフィニステール(Finistère)県では、そば粉で塩味のクレープも小麦粉の甘いクレープも「クレープ」(crêpe)と呼ばれます。

さて、東ブルターニュのガレットは写真を見てもわかるように、生地に大きめの穴がたくさん空いていて厚めでしっかりした食感が特徴です。久しぶりに食べましたが、パリッと香ばしくてこちらも美味しい。というか、シルヴィさんのガレットが美味しい!

ただちょっとびっくりしたのは、玉ねぎが異様に「甘かった」こと。おそらくバターで炒めた玉ねぎに砂糖か蜂蜜をたっぷり加えて、キャラメル色になるまでじっくり煮込んだものと思われます。いや逆に、焦がしキャラメルにバターと玉ねぎを加えて煮込んだ可能性もあり?一口目は甘さが良いアクセントになって美味しいと思ったのですが、食べ進めるうちにあまりの甘さにちょっと気持ちが悪くなってしまいました(- -;; 

とはいえこの「甘い飴色玉ねぎ」はシルヴィさんのお店だけでなく、以前近くにある別の町で玉ねぎ入りのガレットを食べた時も、同じように玉ねぎがとても甘かった記憶があるので、この地域ではいたって普通のことなのかも?

甘辛味、かつ甘さのほうが強めでも平気な方はこの飴色玉ねぎが入ったガレットも最後まで美味しく食べられると思いますが、甘いのが苦手な方は玉ねぎなしのほうがおすすめです。シルヴィさんのガレット自体はとても美味しかっただけに、あのとてつもない甘さがちょっと残念でした。次回は玉ねぎ以外の具にしよう、、、

さて、デザートの甘いクレープは大好きな
Crème de marrons(クレーム・ドゥ・マロン=栗のペースト)。

マロンペーストが水玉みたいになっていてかわいい♩有塩バターの塩気と栗の甘さが絡み合い、クレープ生地も香ばしくモチモチでとても美味しかったです。バンちゃんがクレープリーで必ず注文する「塩バターキャラメル(自家製)」のクレープも絶品だったそう。

淡いピンクの町エルキにお越しの際は、ぜひシルヴィさんが切り盛りしている水色のクレープリー「Chez Sylvie」にお立ち寄りを。午後も営業しているのでおやつの時間にクレープを楽しむこともできます(o^^o)


Chez Sylvie
14 bis rue Foch 22430 Erquy
02 96 33 61 55

2021年10月25日月曜日

淡いピンクと貝の町Erquy(エルキ)

10月23、24日の週末は一泊旅行に出かけました。行き先は以前住んでいたレンヌ(Rennes)の北にある有名な海辺の観光地サン・マロ(Saint Malo)のお隣、ディナール(Dinard)です。

ディナールを選んだ理由は別の記事に書くとして、23日のお昼前に出発し、到着前に近くでお昼を食べようということになったのですが、偶然立ち寄った海沿いの町がなかなか素敵だったので紹介します。

Erquy(エルキ)という名前で、場所は赤いフラッグのところです。

町の一番の特徴は、建物も民家も全体的に「淡いピンク」であること(だと思います)。地元で採れる石がそのような色なのか、教会から商店から家から舗道から何もかも淡いピンクでほんわかとした可愛らしい雰囲気です。

町の中心にある教会もピンク。


路地裏もピンク。



海沿いでピンクといえば、ブルターニュで有名なのはPloumanach'(プルマナック)ですが、ピンクの色合いがちょっと違います。エルキのほうはグレーと紫がかった淡いピンクであるのに対し、プルマナックのほうはオレンジがかったサーモンピンクに近い感じです。

関連記事はこちらをクリック。

クレープリーでお昼を食べた後、腹ごなしに海岸をお散歩しました。

砂浜から岩場のほうに移るにつれてびっくりしたのは、帆立の貝殻が転がっていること。帆立漁がさかんな地域だけに、いろんな理由で海沿いにたくさんの貝殻が打ち上がるのでしょうか…我が家の近くではとても見られない光景です。

岩場には野生のムール貝や牡蠣もびっしり張り付いているのにも驚きました。ここは貝が育つのに良い環境なのかな、、、同じブルターニュでも所変われば海の景色も生態系もだいぶ違うので、おもしろいです。


岩の形状も削られ方も、我が家のあるフィニステール北部とは全然違います。こちらは岩の層が薄く水平に近いので、波に削られた断面がギザギザしています。


いやぁブルターニュはだいぶ詳しいつもりでいましたが、まだまだ知らない素敵な町や景色がたくさんあって嬉しい発見です。もっと海岸を詳しく見て回らねば笑

淡いピンクで統一された海沿いの町エルキ、お昼に食べたクレープ(この地方ではそば粉のガレットと呼ばれます)もとても美味しかったので、次回の記事で紹介します♩

2021年10月14日木曜日

9歳になっていました

数日前の話ですが、我が息子のユーゴ(Hugo)が10月11日に9歳の誕生日を迎えました。一桁代最後の一年、と思うとちょっと感慨深いわ…

バースデーを記念したコラージュ写真はこちら。


本人からのリクエストは母ちゃんのティラミスと餃子。ブレないチョイスで新鮮味に欠けるものの、作る側としては助かります(苦笑)

プレゼントは半ば強制的に?新しい自転車です。前に乗っていたのは6歳までのサイズで笑えるほど小さく、何度も本人に「自転車欲しい?」と聞いたのですが、ここ2年ぐらい首を縦に振ることがなく…説得の末?ようやく9〜12歳のサイズを購入しました。

それにしてもフランスの自転車は子供用でもギア付きでスポーツ仕様の本格的っぽいものが多く、値段も日本よりだいぶ割高です。専門メーカーに注文すると一台500ユーロ超!将来の夢はツールドフランスじゃあるまいし、、、スポーツ量販店最大手のDECATHLON(デカトロン)にてお手頃で丈夫そうな自転車を選びました。

そのうちパパと海までサイクリングに行けるよう、まずは近所でぐるぐる練習中しなくてはね。自転車のサイズが大幅アップしたので、ユーゴはまだまだ乗り慣れておらずアタフタしております。何事も練習を繰り返すうちに馴染んでくるものなので、気長に気長に(と自分に言い聞かせるせっかちな母ちゃんです)。

誕生日の当日は月曜日だったので、前日に焼いたマーブルケーキを持たせてクラスでお祝いしてもらいました。写真は担任の先生が撮って送ってくれました♩


ロウソクの下にあるケーキらしきものが異様に小さいのは、コロナ対策ゆえ。まずケーキをクラス全員に切り分け、ユーゴが食べるぶんの上にロウソクを刺して火を吹き消させたようです。たしかに、子供の「フー」には飛沫が多そうなイメージ^^;; 

コロナ禍もようやく収束の兆しを見せているし、この一年は新しい自転車と海外への渡航再開で行動範囲が大きく広がりますよう。新しい発見や楽しい思い出がたくさんできますよう。

9歳おめでとう☆

2021年10月7日木曜日

やっと?Bonne Maman(ボンヌママン)のチョコクリーム

「ポストヌテラ(Nutella)」を探して早や数年。

現在もマイ暫定一位は「Gü(グー?ギュー?)」のですが、このほどフランスのジャムメーカー「Bonne Maman(ボンヌママン)」が満を持してスプレッドチョコクリームをリリースしたので迷わず試してみることに。

蓋の赤チェックがまさにボンヌママン♩


pâte à tartiner(塗るためのペースト、スプレッドクリーム)
noisettes et cocoa(ヘーゼルナッツとココア)
と書いてあります。

ねっとりとしたテクスチャーはヌテラとほぼ同じです。もちろんパーム油は不使用。


味のほうは、、、限りなくヌテラに近いようで、Güのクリームより甘さが強めで、若干のしつこさを感じました。慣れるとそうでもないけど、個人的にはやっぱりGüのほうが好みです。

ちなみにこれまで他に味見したチョコクリームは:
Gavottes(ガヴォット)のクリスピークレープ入り
Lindt(リンツ)