2021年12月28日火曜日

クリスマス2021

昨日バタバタしながらも今年の仕事を納め、年明け2日までやっと束の間の休みを得たので、今月やっと2回目のBlog更新です。

クリスマスイヴは今年もお義姉さんマリリンの家で過ごしたので、その時に撮った写真をお届けします。まずはクリスマスツリーから。


続きまして、テーブルセッティング。


テーブル全体の写真。

ツリーもテーブルのデコレーションも、今年のテーマは「金(ゴールド)」だそう。毎年ながらマリリンのセンスの良さには感心させられます。私もいつか、イヴのディナーを我が家で開くことがあるとしたら…フランスにはパーティグッズの大きなお店があるので、あれこれ想像を膨らませながら足を運ぶのが楽しみです♩

シャンパンとフォアグラのトーストで乾杯した後、
前菜はホタテ貝柱のソテー。


お皿の真ん中にあるのは、ポワロ葱を柔らかくなるまでソテーしてココナツミルクとカレー粉で味付けしたもの。ポワロ葱とホタテの組み合わせはよく見かけますが、ココナツとカレーがエキゾチックな香りを運んできて、ホタテとの相性もバッチリでした。

メインは牛フィレ肉のロースト。


200℃のオーブンで30分焼いただけなのに、ジューシーでうっとりするほど美味しかったです。質の良いお肉そのものがなせる技ですな…良いお肉屋さんを知っておくのも大事です。牛肉の調達係だったお義母さんのアニーはさぞかし嬉しそうで、「肉屋においしかったって伝えるわ!」と満足顏♩

デザートのビュッシュ・ド・ノエルはバンちゃんと私の担当。去年に続き、「青いパン屋」ことLa Maison du boulangerのビュッシュを2つ!

左がレモンとフランボワーズ、右はマスカルポーネとコーヒー=ティラミス風。どちらも甘さ控えめで素材の風味はしっかり、舌触りなめらかでおいしゅうございました♩オーソドックスなバタークリームのビュッシュは胃にもたれるので、近年はこういう軽やかでフレーバーにも工夫を凝らしたビュッシュが嬉しいですね。来年以降も我が家のビュッシュは青いパン屋ので決まり、、、かな?

翌朝、クリスマス当日の朝は、マリリン宅のツリーにしっかりプレゼントが届いておりました。フランスのサンタさんは大人にもプレゼントをくれるので、気前が良いですね笑

ユーゴサンタがプレゼント配りを買って出ましたが…

自分の名前が書いてあるプレゼントを見つけるたびにその場で開封するので、全員への配布に時間がかかったこと(苦笑)リクエストしたプレゼントが全部貰えてよかったね〜

今年のクリスマスランチは、ブランチ♩

お皿の真ん中にあるのは、甥っ子のギヨーム作「アボカドのオーブン焼き」笑 穴の部分には卵の黄身が入っていますが、ちょっと焼き過ぎでパサついてたかな…でも斬新で?スモークサーモンと一緒に食べるとより美味しかったです(単体だと味が薄いので^^;)。

ブランチ用のパンやクロワッサン、ブリオッシュは、ビュッシュと一緒に青いパン屋から持って行ったもの。他にもテーブルにはパンケーキやクレープがずらりと並んで、各自好きなものを好きなように、ワイワイしながら食べるのは気楽で良かったです。

午後はこれまた恒例、(消化目的の)海辺散歩♩


2021年も残すところあと3日です。大晦日は我が家でまったり予定ですが、ディナーにリクエストされたのが「餃子」とは(苦笑)他にもっとふさわしいメニューはないかと考え中ですが、結局ギョーザに落ち着きそうな予感…

皆さまも温かくして良い年末を(o^^o)

2021年12月15日水曜日

多忙な12月と煮込み料理

 師走に入ったとたん急に仕事が(さらに)忙しくなり、天気もどんより曇り空で冷たい雨が降る日が多く、Blog更新の余裕もネタもほとんどない今日この頃です。

それでもスマホで撮った写真を眺めていたら、今年作れるようになった(と言うには大げさですが)煮込み料理の写真が何枚か目に止まったので、備忘録もかねてこちらに載せておくことにします。

まずはこちら、Veau Marengo(ヴォー・マレンゴ)。
子牛のトマト煮です。


玉ねぎ、人参、一口サイズにカットした子牛肉をオリーヴオイルで炒め、スープスプーン一杯の小麦粉を加えて混ぜ(これがとろみをつける元になります)、ブイヨンで伸ばしてトマトペーストとローリエを入れ1時間ほど煮込んだものです。

我が家はこれにマッシュルームと緑のオリーヴを入れます。私がキノコ好き、ユーゴがオリーヴ好き(渋い笑)なので。付け合せはタリアッテレをオリーヴオイルと胡椒で和えたものを添えることが多いです。

子牛は1時間も煮込めば柔らかくなるし、この料理は適当に作っても不味くなることがないので、大雑把な私にはとてもありがたい一品です♩

続きまして、前から自分で作ってみたかった
Cassoulet(カスレ)。


写真だとなんのこっちゃよくわかりませんが、白インゲン豆?とお肉いろいろ(豚、生ソーセージ、鴨のコンフィは最後に)のトマト煮込みです。フランス南西にある大都市Toulouse(トゥールーズ)の郷土料理で、食べ応えたっぷり&カロリー高めです。

お皿に盛り付けたものはこちら。


白い豆は乾燥したものを前の晩から水に浸けて戻すのですが、そんなに待てない私はBIOショップで見つけた瓶入りの「水煮」を使ったので、お肉の煮込み時間を入れても所要時間2時間以内でした♩仕上げにパン粉をふりかけオーブンで焼き色をつけるのが特徴です。

メキシコのチリコンカルネや英国のベイクドビーンズが(妙に)好きなので、似たような風味と食感を持つフランス代表のカスレも前から好きな料理ですが、乾燥豆を使うと時間がかかるので、自分で作るのを躊躇していました…が、今回水煮でも美味しくできることがわかったので、これから年に数回は食卓にのぼるかもです(o^^o)

最後の一枚は、Mお姉さまのポトフ。


さすがお姉さま、本職はたしかフードコーディネーターだけあってまず盛り付けが美しい!まるでレストランみたいです。お皿もテーブルセットも素敵。そして丸ごと煮込まれた小ぶりの玉葱、甘くて柔らかくてなんと美味しいこと♩我が家も時々ポトフもどきを作りますが、こちらとは雲泥の差だわ。

煮込み料理は簡単なうえに、2〜3日ぶんまとめて作ることができるので、働く母ちゃんの強い味方です。体も温まるので今の時期にもってこいですね。

早いもので2021年もあと2週間、早すぎる(*_*)

2021年11月28日日曜日

ピンクの岬と野鳥の楽園 Cap Fréhel

 秋の一泊旅行最終章、もう1ヶ月が過ぎ秋を通り越して真冬の寒さに震える今日この頃です。12月に入る前にアップさせていただきます(苦笑)

岬の要塞 Fort la Latteを後にし、もう一つの観光スポットであるCap Fréhel(フレエル岬)に立ち寄りました。要塞から岬まで海沿いのハイキングコースを歩けば(たぶん)1時間ほどで着くので良い運動になりますね〜


写真左奥に見えるのはフレエル岬の灯台、どーんと地面にしっかり根を張ったような立派なお姿です。(下の写真は逆光ですが、個人的に気に入っているのでアップ)

この場所にも10年ぶりぐらいに来たのですが、切り立った崖や足元を見て今更気づいたことは、ここも岩が淡いピンク!

前日のランチに立ち寄ったErquy(エルキ)の町や海岸も全体的に同じ色だったので、やはりこのあたりの岩はみんなこの淡いピンクなのね…

荒波と強風に揉まれ切り立った崖の様子が自然の厳しさを醸し出すフレエル岬ですが、足元を見ると淡いピンク色、という点ではちょっと和めます(o^^o)断崖絶壁には足が竦むものの、文句無しの絶景です。

最後の一枚。


写真奥に突き出た部分の先端が岬の要塞(Fort la Latte)です。そして手前に見えるおどろおどろしい岩の塊2つのうち、後ろにあるほうは崖から分離されて島のようになっているので、海の野鳥たちがびっしりと集う場所なのだとか。

たしかにあそこなら外敵は近づくこともできないし、鳥たちにとってはまさに楽園なんでしょうねぇ。人間の私には地獄の絶壁に見えてしまうけど(苦笑)

というわけで、秋の一泊旅行記はこれにて(やっと)終了。どのスポットもレンヌから車で1〜2時間だし、観光スポット同士の距離も近いので、1日で複数箇所回れておすすめです♩

2021年11月19日金曜日

ナゾの物体@岬の要塞

岬の要塞 Fort la Latte(フォール・ラ・ラット)見学レポートの続きです。

要塞の中を見て回っている時、とても小さな小屋のようなチャペルのような、不思議な石造りの物体を見かけました。


正面から見た図はこちら。


手前に数段の階段があり、上部には平べったい四角形の穴が空いています。反対側の穴を覗き込んでみると…


先ほどの四角い穴からこちらの細長い出口に向かって下り坂のような造りになっています。いったいこれはなんぞや?

説明パネルを読んでみると、あらびっくり。この建物はなんと、
アツアツ鉄球製造オーブンだそうです。


鉄球を四角い口に次々と転がし入れ、出口までの坂を下る間に高温の炎で長時間熱すことで、灼熱の鉄球という兵器ができあがる仕組みです。

ひとつずつ出てきた鉄球はスロープを通って兵士のもとへ。


アツアツの鉄球を大砲に込めて外敵を追い払っていたのでしょうか。破壊力ありそう…とはいえ製造には膨大な時間と火力が必要だったので、実際にはほとんど使われなかったそうです(苦笑)

鎖帷子といい、こういうある意味斬新かつ奇妙なものを発明するあたり、中世ってやっぱり面白い時代だわ〜と思わずにいられません。タイムマシンがあったらぜひ、アツアツ鉄球の製造過程を柱の陰に隠れて(見つからないように)観察しに行きたいものです。

2021年11月13日土曜日

岬の要塞 Fort la Latte(フォール・ラ・ラット)

秋の一泊旅行記、いつまで続けているんだって感じではありますが、紹介したいスポットを紹介し終わるまでやります(苦笑)今回を含めあと3回です。

旅の二日目、海辺のリゾートホテルを出た後は、寄り道ドライブをしながら帰路につきました。最初に向かったのは、切り立った岬の上に立つ中世の要塞、Fort la Latte(フォール・ラ・ラット)です。

10年ぶりぐらいに訪れたのですが、城内の見学は有料だと知っていたものの、料金所が以前よりかなり手前に設置されていました。見学料を払わないと要塞がよく見える場所にすら行けないので、せっかく遠くから来たしお城の中も見てみたいしで、バンちゃんを説得して中に入りました。

入り口の門をくぐるとまずはお城の前庭に出ます。


城門の上に続く階段があったので上ってみました。高いところからのほうがよく見えますね、お庭けっこう広い!写真左側にあるのは菜園で、実際にいくつかの野菜が栽培されています。


前庭の先にある城門の前には開閉式と思われる橋があり、外敵の来襲時には橋を上げて防御していたもようです。さすが要塞、壁もぶ厚いし。

お城の塔から見た場内&陸側の景色。


城内には展示物もあり、当時の見張りの様子を再現した小部屋もあります。狭い窓の隙間から弓矢を放っていたんですよねぇ。そして中世の鎖帷子、妙に気になります。よくこんなものを作ろうと思いつきましたよね、防御力のほどはいかに?


岬の要塞フォール・ラ・ラット、塔の上から360度見渡せる海の景色は必見です(風はめちゃ強いけど ^^;)駐車場から城塞までけっこうな勾配を歩くので良い運動にもなります。だからこそ料金所の手前で引き返すのはもったいないです(苦笑)

最後に要塞の場所はこちら↓サンマロから西へ車で40分ぐらいでしょうか。

次回はフォール・ラ・ラットの城内で見かけた面白い装置をご紹介します♩

2021年11月7日日曜日

Dinardのおすすめレストラン"Le Balafon"

秋の一泊旅行@Dinard(ディナール)、夕食は街の中心部にあるレストランをリサーチして、評判が良くキッズメニューがあるお店に行きました。

前回の記事で紹介した大きなスパリゾートホテルにはもちろんレストランもあるのですが、調べたところあまり評判が高くなく…値段は高いのに。料理の写真からも美味しさが伝わらなかったので、それならディナールの街へくりだそう、となったわけです。

何軒かピックアップしたものの当日だったので満席のお店もありつつ、運良く席が空いていた"Le Balafon"(ル・バラフォン)というレストランを予約しました。

お店のHPには「restaurant créatif(クリエイティヴなレストラン)」と書いてありますが、行ってみてまさにその通り!だと思いました。今までに食べたことのない斬新な味や香りの組み合わせを感じ、一口ごとに微妙に変化する味わいが楽しかったです♩

私がメインにいただいたのはこちら、
Brochette de noix de Saint-Jacques(ホタテ貝柱の串焼き)


大好きなホタテ、秋から冬にかけてが旬なのでどうしても食べたかったのです。ディナールの近海はホタテ漁がさかんなこともあるだけに、メニューにホタテがあったら迷わず注文するつもりでした笑

運ばれてきたブロシェットを見て、貝柱が6個も!という気前の良さにまずは感動しつつ、結果的にもっと感動したのは「付け合わせの美味しさ」でした。もちろんホタテも新鮮で絶妙な焼き加減がとても美味しかったのですが、好きなものだけにどういう味と食感か予想できるので「驚き」はしないものです。

ところが付け合わせの野菜ソテーにはレモンピールのコンフィが潜んでいて口の中で急に甘さと酸味を感じたり、キャラメリゼした蕎麦の実がカリッとした歯ざわりと香ばしさを運んできたり、コリアンダーやレモングラス(citronnelle)のエキゾッチクな香りに包まれたり、一口ごとに違う味がなんとも楽しい♩

もうひとつの付け合わせ、茹でジャガイモを粗く潰したものも、何のハーブが入っているかわからなかったけど美味しくて滑らかで、それに野菜、ソース、ホタテをいろいろ組み合わせて味わうのがとても楽しく、気づいたら完食笑

デザートはリンゴの薄焼きタルト、
バニラアイスと塩バターキャラメルソース。


こちらはわりとオーソドックスなので「驚き」や「楽しさ」はなかったですが、タルトは焼きたてのアツアツだし、香ばしくて甘さと酸味のバランスも良くておいしゅうございました。バンちゃんが食べた「洋梨のムースとチョコレート」のデザートも美味でした。

クリエイティヴで楽しく美味しい"Le Balafon"、内装の写真を撮り忘れましたがシックで素敵です。お店の外観もHPにある写真より実物のほうが洒落た感じですよ。

そしてバンちゃんが絶賛していたのが、キッズメニューのレベルが高いこと。ユーゴはひき肉ステーキを食べたのですが、お肉が驚くほど美味しく、付け合わせの野菜とジャガイモは私と同じものだったので、違う付け合わせの料理を食べたバンちゃんに羨ましがられていました笑 パンも香ばしくて美味しかったな…

運良く予約できたので訪れたレストランですが、期待以上に美味しくて雰囲気も良くて大満足。美味しいものにありつけるかどうかは、旅行の評価を大きく左右しますよね。ル・バラフォンのおかげもあって個人的にディナールの魅力が増しました♩訪れる機会がある方、お子様連れの方におすすめです(o^^o)


Le Balafon
31 rue de la Vallée 35800 Dinard
02 99 46 14 81

2021年10月29日金曜日

海を満喫できるホテル@Dinard

 秋の一泊旅行、宿はサン・マロ(Saint Malo)の西隣にあるカジノや別荘地のイメージが強いディナール(Dinard)という街に取りました。

バンちゃんがテレビかなにかで街の様子を見て感じが良さそうだったのと、リッチなバカンス客たちが集まるところには「良い宿」があるだろう、という安易な考えで行き先をディナールに決めたのでした。


というのも今回の旅は「良い旅館に一泊温泉旅行」みたいな目的があって、ふだんは泊まらないようなちょっとグレードの高いホテルで非日常を味わってみたかったのです。

そこでオーシャンビューの、豪華な朝食つきの、3人部屋があるホテルを探した結果、とってもベタなリゾートホテルに落ち着いてしまいました(^^;;

Novotel Thalassa Dinard
(ノヴォテル・タラサ・ディナール)






ホテル、庭、そして海!という海の近さ。ディナールの街と、その奥にはサンマロの城壁都市も見渡せます。

ノヴォテル(Novotel)というのはフランスのホテルチェーンですが、こちらにはThalassa(タラサ)というワードが入っているだけあり、タラソテラピーや海水プール、スパつきという点でリゾート感アップです。宿泊客はプール、スパ、ジムなどの屋内施設を無料で利用することができ、部屋には水着の上から羽織れるバスローブやビーチサンダルが置いてあります。

そういうのにはまったく興味がないバンちゃんですが、私はスパぐらいは行ってみたいと密かに楽しみにしていました、、、が、なんとも運の悪いことに「あの日」が前倒しで来てしまい、しかも当日が「多い日」だったので、バスローブ姿で館内を闊歩する人たちを横目に泣く泣く諦めたのでした(T_T)綺麗に折りたたまれたままのバスローブ、このホテルに一体なにをしに行ったのでしょう(苦笑)

まあでも、私たちなりに施設を満喫したつもりです。ホテルの一角にビリヤードと卓球台が置いてある部屋があったので、貸切状態で遊びました♩(他のお客さんたちはプールやらスパやらで忙しいので笑)


他にも広い館内には寛げるおしゃれな空間がちらほらと。






きわめつけは視界いっぱいに広がる海を眺めながらの朝食ビュッフェ♩


瓶に入っているのはカットフルーツで、私はピンクグレープフルーツにしました。パンは種類が豊富でワッフルやパウンドケーキも美味しく、ジャムやヨーグルトは可能な限りブルターニュ産にこだわっていました。

フランス人はもっぱら朝食には「甘いもの」(パン、フルーツ、ヨーグルトなど)しか食べませんが、こちらのホテルは規模が大きく海外からの宿泊客も多いためか、ベーコンやスクランブルエッグ、チーズなど「塩系」もいろいろ置いてありました。イギリスの朝食に欠かせない?ベイクドビーンズ(大豆に似た白い豆のトマト煮)もあったので、懐かしくなって久しぶりにちょっと食べてみました。

ユーゴは好きなものだけを少しずつ、何回もおかわりしました笑


そしてこのホテルの朝食ビュッフェで一番驚いたのは、山積みにされた生牡蠣!いくら牡蠣の養殖がさかんな地域とはいえ、朝から生牡蠣はさすがに無理、、、と手を出しませんでしたが、けっこうな人気で減りが早かったです笑

一泊はあっという間だし、スパにも行けなかったし、せっかくのリゾートホテルを隅々まで満喫できなかったのは心残りでしたが、それでも非日常感はバッチリ味わえました。でもこういうところは女同士のほうが楽しめそうかな、、、いつかMお姉さまを誘ってみようかしら。

2021年10月27日水曜日

Sylvieのおいしいガレット@Erquy

 秋の一泊旅行、初日にランチしたクレープリーがとても美味しかったのでこちらに紹介します。タイトルにもあるようにお店の名前は

Chez Sylvie
(シェ・シルヴィ=シルヴィの家で)

HPがあったので気になる方はこちらをクリック。

オーナーのSylvieさん(と思われる元気な女性)が若いスタッフをテキパキ動かして切り盛りしている活気のあるお店です。そのシルヴィさんがテキパキ焼いてくれたものがこちら、

ハム、卵、玉ねぎのガレット♩


ガレット(Galette)はふつう「平たい円形をした焼き菓子」を指しますが、シルヴィさんのお店があるエルキ(Erquy)やレンヌが位置するブルターニュ東部では「そば粉のクレープ」という意味でも使われます。

ちなみに私たちが住んでいるブルターニュ最西端のフィニステール(Finistère)県では、そば粉で塩味のクレープも小麦粉の甘いクレープも「クレープ」(crêpe)と呼ばれます。

さて、東ブルターニュのガレットは写真を見てもわかるように、生地に大きめの穴がたくさん空いていて厚めでしっかりした食感が特徴です。久しぶりに食べましたが、パリッと香ばしくてこちらも美味しい。というか、シルヴィさんのガレットが美味しい!

ただちょっとびっくりしたのは、玉ねぎが異様に「甘かった」こと。おそらくバターで炒めた玉ねぎに砂糖か蜂蜜をたっぷり加えて、キャラメル色になるまでじっくり煮込んだものと思われます。いや逆に、焦がしキャラメルにバターと玉ねぎを加えて煮込んだ可能性もあり?一口目は甘さが良いアクセントになって美味しいと思ったのですが、食べ進めるうちにあまりの甘さにちょっと気持ちが悪くなってしまいました(- -;; 

とはいえこの「甘い飴色玉ねぎ」はシルヴィさんのお店だけでなく、以前近くにある別の町で玉ねぎ入りのガレットを食べた時も、同じように玉ねぎがとても甘かった記憶があるので、この地域ではいたって普通のことなのかも?

甘辛味、かつ甘さのほうが強めでも平気な方はこの飴色玉ねぎが入ったガレットも最後まで美味しく食べられると思いますが、甘いのが苦手な方は玉ねぎなしのほうがおすすめです。シルヴィさんのガレット自体はとても美味しかっただけに、あのとてつもない甘さがちょっと残念でした。次回は玉ねぎ以外の具にしよう、、、

さて、デザートの甘いクレープは大好きな
Crème de marrons(クレーム・ドゥ・マロン=栗のペースト)。

マロンペーストが水玉みたいになっていてかわいい♩有塩バターの塩気と栗の甘さが絡み合い、クレープ生地も香ばしくモチモチでとても美味しかったです。バンちゃんがクレープリーで必ず注文する「塩バターキャラメル(自家製)」のクレープも絶品だったそう。

淡いピンクの町エルキにお越しの際は、ぜひシルヴィさんが切り盛りしている水色のクレープリー「Chez Sylvie」にお立ち寄りを。午後も営業しているのでおやつの時間にクレープを楽しむこともできます(o^^o)


Chez Sylvie
14 bis rue Foch 22430 Erquy
02 96 33 61 55

2021年10月25日月曜日

淡いピンクと貝の町Erquy(エルキ)

10月23、24日の週末は一泊旅行に出かけました。行き先は以前住んでいたレンヌ(Rennes)の北にある有名な海辺の観光地サン・マロ(Saint Malo)のお隣、ディナール(Dinard)です。

ディナールを選んだ理由は別の記事に書くとして、23日のお昼前に出発し、到着前に近くでお昼を食べようということになったのですが、偶然立ち寄った海沿いの町がなかなか素敵だったので紹介します。

Erquy(エルキ)という名前で、場所は赤いフラッグのところです。

町の一番の特徴は、建物も民家も全体的に「淡いピンク」であること(だと思います)。地元で採れる石がそのような色なのか、教会から商店から家から舗道から何もかも淡いピンクでほんわかとした可愛らしい雰囲気です。

町の中心にある教会もピンク。


路地裏もピンク。



海沿いでピンクといえば、ブルターニュで有名なのはPloumanach'(プルマナック)ですが、ピンクの色合いがちょっと違います。エルキのほうはグレーと紫がかった淡いピンクであるのに対し、プルマナックのほうはオレンジがかったサーモンピンクに近い感じです。

関連記事はこちらをクリック。

クレープリーでお昼を食べた後、腹ごなしに海岸をお散歩しました。

砂浜から岩場のほうに移るにつれてびっくりしたのは、帆立の貝殻が転がっていること。帆立漁がさかんな地域だけに、いろんな理由で海沿いにたくさんの貝殻が打ち上がるのでしょうか…我が家の近くではとても見られない光景です。

岩場には野生のムール貝や牡蠣もびっしり張り付いているのにも驚きました。ここは貝が育つのに良い環境なのかな、、、同じブルターニュでも所変われば海の景色も生態系もだいぶ違うので、おもしろいです。


岩の形状も削られ方も、我が家のあるフィニステール北部とは全然違います。こちらは岩の層が薄く水平に近いので、波に削られた断面がギザギザしています。


いやぁブルターニュはだいぶ詳しいつもりでいましたが、まだまだ知らない素敵な町や景色がたくさんあって嬉しい発見です。もっと海岸を詳しく見て回らねば笑

淡いピンクで統一された海沿いの町エルキ、お昼に食べたクレープ(この地方ではそば粉のガレットと呼ばれます)もとても美味しかったので、次回の記事で紹介します♩

2021年10月14日木曜日

9歳になっていました

数日前の話ですが、我が息子のユーゴ(Hugo)が10月11日に9歳の誕生日を迎えました。一桁代最後の一年、と思うとちょっと感慨深いわ…

バースデーを記念したコラージュ写真はこちら。


本人からのリクエストは母ちゃんのティラミスと餃子。ブレないチョイスで新鮮味に欠けるものの、作る側としては助かります(苦笑)

プレゼントは半ば強制的に?新しい自転車です。前に乗っていたのは6歳までのサイズで笑えるほど小さく、何度も本人に「自転車欲しい?」と聞いたのですが、ここ2年ぐらい首を縦に振ることがなく…説得の末?ようやく9〜12歳のサイズを購入しました。

それにしてもフランスの自転車は子供用でもギア付きでスポーツ仕様の本格的っぽいものが多く、値段も日本よりだいぶ割高です。専門メーカーに注文すると一台500ユーロ超!将来の夢はツールドフランスじゃあるまいし、、、スポーツ量販店最大手のDECATHLON(デカトロン)にてお手頃で丈夫そうな自転車を選びました。

そのうちパパと海までサイクリングに行けるよう、まずは近所でぐるぐる練習中しなくてはね。自転車のサイズが大幅アップしたので、ユーゴはまだまだ乗り慣れておらずアタフタしております。何事も練習を繰り返すうちに馴染んでくるものなので、気長に気長に(と自分に言い聞かせるせっかちな母ちゃんです)。

誕生日の当日は月曜日だったので、前日に焼いたマーブルケーキを持たせてクラスでお祝いしてもらいました。写真は担任の先生が撮って送ってくれました♩


ロウソクの下にあるケーキらしきものが異様に小さいのは、コロナ対策ゆえ。まずケーキをクラス全員に切り分け、ユーゴが食べるぶんの上にロウソクを刺して火を吹き消させたようです。たしかに、子供の「フー」には飛沫が多そうなイメージ^^;; 

コロナ禍もようやく収束の兆しを見せているし、この一年は新しい自転車と海外への渡航再開で行動範囲が大きく広がりますよう。新しい発見や楽しい思い出がたくさんできますよう。

9歳おめでとう☆

2021年10月7日木曜日

やっと?Bonne Maman(ボンヌママン)のチョコクリーム

「ポストヌテラ(Nutella)」を探して早や数年。

現在もマイ暫定一位は「Gü(グー?ギュー?)」のですが、このほどフランスのジャムメーカー「Bonne Maman(ボンヌママン)」が満を持してスプレッドチョコクリームをリリースしたので迷わず試してみることに。

蓋の赤チェックがまさにボンヌママン♩


pâte à tartiner(塗るためのペースト、スプレッドクリーム)
noisettes et cocoa(ヘーゼルナッツとココア)
と書いてあります。

ねっとりとしたテクスチャーはヌテラとほぼ同じです。もちろんパーム油は不使用。


味のほうは、、、限りなくヌテラに近いようで、Güのクリームより甘さが強めで、若干のしつこさを感じました。慣れるとそうでもないけど、個人的にはやっぱりGüのほうが好みです。

ちなみにこれまで他に味見したチョコクリームは:
Gavottes(ガヴォット)のクリスピークレープ入り
Lindt(リンツ)