2018年2月7日水曜日

どんな作業でも仕事は仕事

今日は語学学校での仕事の話。

今週はなぜか「単純作業系」の業務を依頼されることが多いです。生徒様およそ650名の居住地を確認してエクセル表に記入したのが月曜、そして今日からは過去半年間の月謝が全員分ミスなく支払われているかの再確認。パソコンの画面を睨む目と、マウスをクリックするまたはキーボードを叩く特定の指が異様に疲れるだけという作業。

えーっと私は…フランス語講師なんですけれども、と社長に一言物申したくなるものの、そこはグッとこらえて「やります」と言う。こういう仕事が私に回ってくることがあるのはなんとなく理由がわかるから。コツコツ地味な作業が苦ではなく、真面目で、正確な仕事をする人だと思われているから(実際はそんなでもないけど)。

経理スタッフにやるべきことを引き継ぎしてもらったら、あとは取り掛かって片付けるだけ。どういう順序で確認すれば最も短時間で効率が良いか、自分の目と指にかかる負担を減らせるか、最善の作業法探しに燃えつつ余計なことを考えずに作業を進める。

でも思考を要する仕事ではないから、こういう作業はBGMをかけて鼻歌を歌いながらでもできる、そういう面ではたまには悪くない。ただ、B'zは聴かないかな。歌に盛り上がってしまい自分も大声を出して歌って、かえって仕事の邪魔になりそう(苦笑)作業用BGMとして最近ハマってるのは星野源さん。YouTubeにアップされている曲を手当たり次第聴いてます、いやー良い曲たくさんありますね…「くだらないの中に」とか、癒される。

さて今日依頼された業務の引き継ぎコール中、経理のHさんは申し訳なさそうに話していました。Miwa先生にこんなことさせてしまって、みたいな。というのも彼女は学校の元生徒さんで、私のレッスンを何回か受けたことがある、彼女にとっては「元先生」だから。でも今は同僚だし、やらなきゃいけない仕事は誰かがやらなきゃいけないし、「音楽でもかけながら楽しくやるから大丈夫よ〜」と言ったら、「ポジティブにお引き受けくださってありがとうございます!」とのこと。いえいえ(^^;;

この世に「仕事」と呼ばれる作業はごまんとあり、頭を使うもの体を使うもの、刺激的なもの単調なもの、いろいろあるけれど、結局仕事は仕事だと思います。どんな作業でも仕事として全うすれば対価は支払われるし、依頼主は喜ぶし、地味でも間接的でもきっと組織の役に立つし、無駄なことは(たぶん)ない。目の前にある仕事を頑張る、そうすることでまた次の新しい何かに繋がる。これ、私のこれまでの人生そのもの(笑)

長期的な目標を立てたり途方もない夢を語るのは苦手だけど、目の前のやるべきことをひたすらクリアし続けた結果、今の自分があると思っているので、そのスタンスで何事も取り組んでいるように思います。

あとはやっぱり、フランスの端っこの小さい町で、しかも家に居ながら専門分野を生かせる仕事をさせてもらえるだけでもありがたい。そんな感謝の気持ちもあるかも。バンちゃんには「欲がない」とか言われてしまうけどね…

さーて明日も頑張りますか。

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