2012年9月27日木曜日

自作自演?のバースデー

9月26日、また一つ年を取ったMiworldです。

この日は週のど真ん中、水曜日。でも「誕生日当日に」何か特別なことをしないと気が済まない私は、バンちゃんに頼んで前から行ってみたかったレストランに予約の電話を入れてもらったのですが…なーんと不運なことに貸し切り!出産前おそらく最後の夫婦水入らずレストランディナーは金曜日に持ち越されたのです〜

バンちゃんは「週末のほうがゆっくりできて、いいじゃん」的なノリだったのですが、あくまで当日にこだわる(面倒臭い)私…バンちゃんはきっと、誕生日をお祝いする「時(とき)」はいつでもいいんだろうな〜と思っていたら、当日のお昼休み、

ピンクの花束を持って帰って来てくれました

思いがけないサプライズで嬉しかったです^^百合にガーベラに…すべてのお花が濃淡の違うピンクで統一されていて、素敵まだ開いていない百合のつぼみがたくさんあるし、これから数日にわたって眺めるのが楽しみです。水切りと水換え、怠けないようにしなきゃ〜。バンちゃんありがとう、これからも末永くよろしくです

誕生日の夜は家でごはん、と決まったわけですが、ここでも何かしら普段より特別にこだわる私は、臨月の重たいお腹と動かない脚を引きずって(大げさ!?でも本当に最近動きが鈍いのです…)街へ買い出しに行きました^^;

この日のメインは自分、というわけで、普段滅多に食べられない自分の好物しかも簡単にできるもの…で、思いついたのがこちら、

ボンゴレ・ビアンコ(ちょっとブレちゃいましたが…)

ボンゴレといえば浅蜊(アサリ)ですが、フランスにはおそらくまったく同じ貝はありません。アサリに一番よく似ているのが写真の Palourde(パルードゥ)ですが、辞書で引くと日本語訳は「アサリ、蛤」、どっちやねん!たしかにアサリより大きめだけれど蛤ほどではない…だからこんな適当な和訳を与えられてしまったのね^^;

ともあれこの大きめアサリ、身がプリプリでとっても美味しいのですただ、日本のアサリと違ってお値段がまったくお手頃でない(涙)丁寧に砂抜きして、一つ一つ噛み締めて味わいました。たった15個ぐらいでも濃厚なスープが出るので、De Ceccoのモチモチ麺にしっかり染み込ませ、美味しく頂きましたよ〜

デザート(バースデーケーキ)はこちら!

LE DANIELの季節限定「苺とルバーブのタルト、塩バターキャラメルソース入り」ですもう苺の季節は終わったと思っていたので、まさかまだ作られていたとは!本当は新作の(まだ食べたことがない)ケーキにするつもりだったのに、このタルトを見てしまったら最後、今年の食べ納めという意味も込めてお買い上げしちゃいました^^;

このタルト、苺とルバーブの風味と酸味が絶妙に溶け合い、ほんのり塩味のキャラメソースとアーモンド生地がいいアクセントに、そして土台のタルト生地がこれまたサクサクで美味!すべて一緒にほうばると、もう何とも言えない至福の瞬間かなりオーバーに表現しているようですが、本当に美味しいんです!是非皆様に食べてほしいタルトですが、春〜夏の期間限定なので遠方からお越しの方はご注意を〜

ちなみに写真のサイズは4人用ですが、夫婦2人で食後のデザートに4分の3を平らげ、翌朝には完食(笑)ボンゴレの麺をこっそり少なめにしておいたMiworldです^^;

そしてタルトの後ろに写っているのは、今年のプレゼント。前から欲しいと思いつつゲットするきっかけが無かったシルバーのネックレスですこれもアサリやケーキと一緒に自分で買いに行き、プレゼント包装してもらいました(苦笑)だって「当日に」欲しかったんだもーん(ここまで来るとウザいです)!バンちゃんにはもう見せたことがあるし了解も得ていたので、仕事で忙しい主人の代わりに買ったということで(無理矢理!)。

…というわけで今年の誕生日はかなり自作自演でお祝いしましたが、バンちゃんからのサプライズもあったし、Facebookやメールで家族や友人からたくさんのお祝いメッセージも届き、嬉しい気持ちでいっぱいになった「当日」でした(笑)

2012年9月23日日曜日

最近試した、簡単&美味しいレシピ

9月21日をもって、1週間早めではありますが、フランス語のレッスンは産休に入ることに決めたMiworldです。学校の事務手伝いは9月28日まで行い、こちらも翌日から本格的な産休です。まあフリーランスなので社長と話し合いのうえ、自分で決めたことなんですけどね^^;妊娠がわかってから今まで、ぼくちゃんはいつもいい子でママンのお仕事に付き合ってくれていたので、これから出産の日までは彼と自分のために、心身を穏やかにゆっくり過ごしたいと思います。

集中力とエネルギーを要するレッスンから開放されて時間と思考に余裕ができたので、この週末は前から試してみたかったレシピ2つに挑戦。でも基本、手間暇かかるものは苦手な性格なので、挑戦といっても簡単で美味しそうなものに限ります(苦笑)

まずはこちら、Dinde(ダンド=七面鳥肉)のオーブンカツ。

ダンドや鶏のささみなど、淡白なお肉であれば何でも代用可能です。白身魚でもいいかも?一口サイズに切って塩胡椒で下味をつけ、マヨネーズとマスタードを絡めた後、パン粉をまぶして180℃のオーブンで12分(肉の厚みにより調節)焼いただけ。レモン醤油+ラー油でいただきました。マヨネーズに油分が入っているので、淡白なダンド肉が柔らかくジューシーになって美味衣に胡麻や青のり、パセリなど混ぜても良さそう〜。簡単でごはんのおかずにも、ビールのおつまみにもなる一品です。リピート決定!

ちなみに我が家で常備しているマヨネーズはこちら、
マスタードの老舗メーカー「MAILLE(マイユ)」社の、冷蔵コーナーに置いてあるマヨネーズです。もちろんマスタードもマイユ!日本のキューピーマヨネーズに比べると酸味に欠けるものの、それ以外は合格点手作りマヨネーズにはもちろん敵いませんが、サンドイッチに入れたり茹でたブロッコリに添えたり、ちょっとマヨが欲しいときに便利なので助かってます、お勧めでーす^^

2つめのレシピはこちら、

ブロガー仲間のBさんがご自身のBlogで紹介されていた、
クレオール料理「豚肉とソーセージのルガイユ(Rougaille)」

クレオール料理が一般にどんなものかも知らないのですが、レシピを見て簡単で美味しそう〜と思ったので挑戦!豚肩ロース肉とスモークソーセージ(私は Saucisse de Montbéliard を使用)、玉葱、マッシュルーム、湯剥きしたトマト、にんにく&生姜をトマトピューレとチキンブイヨン、そして市販のカレーソースで煮込んだもの。

今回使用したカレーソースはこちら。
大きめのスーパーやMonoprix(モノプリ)に置いてあります。初めて買ったのですが、蓋を開けるとインドカレーな香りがして、お味もまろやかで辛すぎないところが◎!個人的にもっと辛くてもいいかも?と思い、自分で唐辛子パウダーを足しました^^

初めて作ったルガイユ、チキンブイヨンが多すぎたのか水っぽくなってしまいましたが、トマトの酸味と甘み、カレー、そしてソーセージのスモーク風味が絶妙にマッチして美味しかったです2日かけて食べましたが、やっぱりこういう煮込み系は2日目のほうが美味しいですな〜こちらもリピート決定!Bさんありがとうございます

こんな調子で新しいレシピをいろいろ試していたら、出産直前に大幅に体重が増えてしまうかも〜!食べ過ぎには注意、ですね。

2012年9月21日金曜日

ベーグルサンド@Rennes

予定日までついに1ヶ月を切ったMiworldです!

先日出産予定のクリニックで最後の9ヶ月検診を受け、ぼくちゃんはもういつ生まれてきてもいい時期に入ったと告げられました。いよいよかぁ…いつ訪れるかわからない決戦の日に備えて荷造りしなければ、今週末にでもしますかね。

検診は午前中に終わり、レンヌの中心街経由で帰るということもあったので、前から気になっていたベーグル専門店で一人ランチしてきましたその名も Bagels & Cakes!本場のアメリカンベーグルはもちろん、デコレーションカップケーキなどアメリカーンなスイーツも食べられるカフェです。

ベーグルサンドは作り置きではなく注文してから作ってくれます。手作りベーグルはプレーン、芥子の実(パヴォ)、胡麻、チーズ、オニオンなど複数から選べ、2つに切って具を挟む前に軽くトーストしてくれるので、外はカリッと中はモチっと作り立てを食べられるというのはいいですね、日本のモスバーガーを思い出す〜

この日チョイスしたのはこちら!

ベーグルサンド:Spanish Harlem
→ワカモレ(アボカドのメキシカンディップ)、チキン、赤玉葱、パプリカのグリル、サラダ入り、の玉葱抜きバージョン(生玉葱がうまく消化できないMiworldです…)

ミニカップケーキ:名前は忘れましたが、コーヒーとスペキュロスクリーム乗せ。

ベーグルサンドは感動する美味しさ!とまでは行きませんが、十分に満足できるお味と食感。フランスといえば〜の固いバゲットサンドがあまり好きじゃない私は、他のパンで挟んであるサンドイッチが食べられるだけ幸せなのです

そしてカップケーキ。見るからに甘そうなので普通サイズではなく手の中にすっぽり収まるミニサイズ(1€)を試してみたのですが、これが意外に美味しかった!外側のコーヒークリームはアイシング?に似たザラっとした食感で激甘ですが、土台のカップケーキが甘さ控えめなので一緒に食べるとちょうどいい感じ。真ん中のスペキュロスクリームはおそらく市販のものだけど、しっかりスペキュロスの風味がして美味でしたペロっと食べてしまえたので、次回は普通サイズでいいかな(笑)

このお店はHPが無いので、今後のためにメニューをパチリ。

SELF MADEという自分で好きな具材を4つ選べるの、いいですね〜。ベーグルサンドといえばクリームチーズはマストな具材らしいけれど、乳製品がダメな私は普通メニューだと食べられないサンドイッチが多くて…好き嫌いが多い人にはありがたいです^^;

ベーグルにはニュテラやジャム入りのおやつバージョンもあるみたいです、なんと大好きな「ピーナッツバター」もあるーこれは次回街に行くときは絶対に寄らねば!そのうちブルーベリー入りも作ってくれないかなぁ…

美食の国フランスに住んでいるにもかかわらず、実はアメリカンフード(スイーツ)が大好きなMiworldです。ベーグル、ドーナツ、マフィン、パンケーキ、ホットドッグ…英米の食べ物はまずいと決めつけているであろうフランス、しかも地方都市でこれらの食べ物にありつくのは至難の技なので、このお店の存在はありがたいしかも子連れ歓迎、トイレにはオムツ替えテーブルもあるので、ぼくちゃんを連れて通えそうです^^

2012年9月15日土曜日

ぼくちゃんの部屋、完成★

どうも〜、早いもので9月も半分を過ぎてしまいました^^;

臨月に突入したと思われるMiworld(相変わらず妊娠何週目とか、何ヶ月とかちゃんと把握できていないダメ妊婦です苦笑)、お腹がますます膨らんで重くなり、日に日に体の自由が奪われてきている感じです…

靴下やズボンを履くのが辛くなったり、少しでも同じ姿勢が続くと背中が痛くなったり、中でも一番困るのが「歩いていると脚の付け根が急に痛くなる」こと!特に左脚にしょっちゅう起こるのですが、脚と胴体が外れそうになる…感じ?どんな感じだ!とにかく痛いし、気持ち悪い><臨月の妊婦さんによくあるトラブルとはいえ、困ったものです。

来月予定されているBIGイベントまであと1ヶ月のところまで来ているので、この調子だと1、2週間後にはまともに外出できなくなるかも?まだ物理的な準備が終わっていないのにー!と9月に入ってから急に焦り始め、産院にもらった「持って来る物リスト」とにらめっこしながら薬局やスーパーに行ったり肌着類をちょこちょこ洗濯したり…

そして今週末はやっと、ぼくちゃんの部屋が完成しました
夫婦揃って好きな色、赤・ベージュ・グレーを基調にしました。
星柄好きの母親に完全に付き合わされている我が子です(苦笑)

壁に飾った三角の旗はリネン(麻)素材でハンドメイド、と言っても作ったのは私じゃありません^^;こういう飾りが前から欲しくてネット検索していたら、たまたまヒットしたもので、手作りの雑貨などを販売しているクリエイターさんから購入しました。一点モノなのに送料込みで12€だったかな?いいお買い物です存在感はあるけれど派手すぎないところと、手描きのイラストがお気に入り^^

ぼくちゃんが寝るベッドはこんな感じ、可愛いでしょ
おそろいのクッションベッドカバー(と日本では言うらしい)と
Gigoteuse(ジゴトゥーズ=赤ちゃんが暴れても安心な寝袋?)。

クローゼットのドアは真っ白で殺風景だったので、
ステッカーを貼ってちょっと楽しい雰囲気を演出w

最後に、一枚目の写真奥に隠れきれずに写っていたゲーム機、もちろんぼくちゃん用ではなく父親の趣味の名残です(苦笑)生まれて来るのが女の子だったら間違いなく撤去済みのところですが、男の子ならいつか遊ぶかもしれないし、まいっか…と妻が妥協し、当分の間居座ることになりました(笑)

というわけで、全体的にはまだまだ殺風景な感じもあるぼくちゃんの部屋ですが、なんとか受け入れ態勢は整いました!これからオモチャやらで物はどんどん増えて行くだろうし、最初はこんなもんで十分でしょう。ちなみにクローゼットの棚や収納箱はカラッポです(笑)たくさんのお祝い待ってまーす(なんてね)!


2012年9月5日水曜日

マミーの愛 その2

先週末は出産前最後の、車で遠出をしてきました。行き先はいつもの(?)バンちゃんの実家ですが、車で2時間半以上かかる場所にあるので、臨月のお腹に長時間の振動はあまりよろしくない。おまけにぼくちゃんの頭は下に来ているみたいなので、ジネコ(婦人科医)にも「今回の遠出で最後にしたほうがいい」と言われていたのです^^;

行きの道中はお腹はともかく腰が妙に痛くて、どう座れば楽になるのか、ウーンウーン言いながら実家に到着。帰りは背中をまっすぐに伸ばして座席にしっかり押し付けていたらレンヌの手前まで平気でした。いろいろと試行錯誤が必要なのね…


今回実家へ足を運んだのは、ル・マンに住んでいるおばあちゃん(以下マミー)が来ると耳にしたから。最後に会ったのは去年の秋だし、妊娠報告も電話のみだったので、出産前に是非もう一度会いたい、という気持ちで出かけました。

もう85歳になるというのに一人暮らしで家事をこなし、(豪快な肉)料理が上手なマミー。編み物の腕前もなかなかのもので、10人近いひ孫たちに何かと手編みの洋服をプレゼントしてくれます。次のターゲット(?)はもちろんうちのぼくちゃん、ということで今年の冬用に編んでくれました!

温かそうな毛糸のロンパース、綺麗な青が眩しい

3ヶ月用なので、クリスマスあたりに着れるかな?

真ん中のネジネジといい袖口のリブといい襟といい、どうやったらこんなのが編めるんだー!感心しきりです。編み物は小学生のときにトライしたものの、何一つ完成させたことが無い根性無しの私…しかも単純な編み方しか知らないので、こんな風に様々なモチーフを編み込めてしまう器用な女性は手放しで尊敬してしまいます!

このロンパースの他にも、真っ白でふわふわのフードつきダッフルコートも編んでくれているそう。ぼくちゃんのために最新のカタログを買ってその中から選んでくれたので、デザインもセンスが良くて嬉しい限り話し方こそぶっきらぼうですが、気遣いが繊細で行為の隅々に愛情が感じられるマミーです^^

編み物上手はお義母さんのアニー(=マミーの娘)にも受け継がれており、こちらもぼくちゃんに毛糸のカーディガンを編んでくれています。なんて幸せな我が子…&私?これで今年の冬は温かく過ごせそうです、マミー&アニーありがとう!

最後に記事のタイトル「マミーの愛」がどうして「その2」かとういと、もう3年も前に同じタイトルで書いたので、今回は第2弾という意味で「その2」です。第1弾の記事をご覧になりたい方は星マークをクリック→

ぼくちゃんの成長を見てもらえるように、マミーにはこれからも元気で長生きしてほしいものです。そして私もマミーほど家庭的にはなれないだろうけど、彼女のように健康に年を重ねていければ…と思います。