2022年4月25日月曜日

霧のサン・マロ (Saint-Malo)

少し前の話ですが、ユーゴを義両親に預けている期間を利用して(?)、夫婦でサン・マロ(Saint-Malo)に一泊旅行してきました。

サン・マロは以前住んでいたレンヌ(Rennes)から北へ1時間ほどの海沿いにある街で、高い壁にぐるっと囲まれた旧市街「アントラ・ミュロ」(Intora-Muros=壁の内側、みたいな意味)が世界的にも知られているブルターニュ有数の観光地です。

レンヌ時代は日帰りで何度も訪れましたが、宿泊したことは一度もなかったのと、かれこれ10年は遠ざかっていたので、久しぶりに行ってみよう♩というノリでした。2日間の天気は晴れ予報、車窓から見える青空と太陽の光、楽しみ〜だったのですが、目的地に近づくにつれだんだん薄暗くなり…

霧です、霧。とりわけ海水が太陽の熱で蒸発することによって生じる濃い霧が押し寄せ、50メートル先も見えない状況に(涙)

港側の防波堤(?)も先端が霧に隠れ、海水すら見えず…

晴れていれば20℃を超える予報だったので薄手のジャケットを着て行った私たち、大失敗。霧のせいで気温がグンと下がり、夕方以降は10℃前後という寒さでけっこうな風も吹きあれました。本当は夜のアントラ・ミュロも散策したかったのですが、あまりの寒さに夕食後はホテルにすぐ戻り、テレビ放映された昔のハリウッド映画を鑑賞するという始末。

翌日の天気予報は太陽マークが出ているから、明日こそ霧よ晴れて…!と祈り迎えた翌朝、霧再び(苦笑)


青空と太陽の光は見え隠れするものの、相変わらず遠くの景色は見えず。

それでも翌日の霧は朝霧だったので、朝に霧が出るとその日は晴れるとよく言うじゃないですか。幸いその通りになりました、ああホッとした…

霧が壁の内側にまで入り込み、雲の中にいるような「ラピュタ気分」を味わえました。ある意味幻想的で貴重な経験になったかも。バンちゃんも珍しい写真がいっぱい撮れたようなので、寒さを除けば結果的に満足の旅でした。

ちなみに「霧」はフランス語でle brouillard(ル・ブルイヤール)ですが、海水が沖合で蒸発して立ち上る霧はla brume de mer(ラ・ブリューム・ドゥ・メール)と言います。日本語でla brumeは「靄(もや)」だそうです、へぇ〜

2022年4月12日火曜日

端っこの美食レストラン"Le Vioben"@Landéda

 もう1ヶ月近く前ですが、ユーゴが修学旅行で不在の間にレストランに行ってきました。バンちゃんが隣町のLandéda(ランデダ)で見つけて気になっていたらしい、

Le Vioben(ル・ヴィオベン)

という名前のレストランです。ランデダは私たちが住んでいるラニリスよりもっと西の海側にあるので、より「端っこ感」が濃いめです(笑)

そんな辺鄙な場所に佇むこのレストラン、シェフが以前星つきのレストランで腕をふるっていたとかで、かなり美食感のあるしっかりしたサービスとお料理でした。

席に着くなり運ばれてきたのはアミューズブーシュ。

記憶がおぼろげですが、真ん中のグリーンピースのムースが美味しかったです。海の近くにあるだけあって、魚介の風味豊かなアミューズブーシュだったと思います。

店内の様子。シックで落ち着く内装です。

ところが写真奥の窓の外をよく見てみてください。うっすらと見えませんか?マウンテンゴリラのオブジェが…!これは何年か前に大好きな料理コンクール番組 Top Chef(トップシェフ)の名物「la guerre des restos(レストラン戦争=48時間で一からレストランとコース料理を創って一位を競うステージ)」に出てきたのと同じゴリラです、たぶん。

前菜のビーツいろいろ&自家製鯛の燻製

パレットみたいに色とりどりで華やかでした♩マリネされた様々なビーツがシャキシャキして美味しかったですが、この日は寒かったのに冷たい前菜を選んでしまった…バンちゃんが食べた温かいソースに浸かったポーチドエッグにすれば良かったかも。

メインは魚にしました、たしかアンコウです。


デザートはBaba au rhum(ババ・オ・ラム)のラム酒抜き笑

ババ・オ・ラムというのは、ブリオッシュのようなケーキにラム酒たっぷりのシロップを染み込ませてあるのですが、こちらはアルコールが苦手な人でも食べやすいようにシロップはノンアルコールです。

写真奥のスポイト?に入っている茶色っぽい液体がラム酒なので、お好みの量をケーキの中に注入してくださいというシステム。お酒が弱い私には助かりました〜。パイナップルのソテーとパッションフルーツのソルベとの相性も良かったです。

食後のミニアルディーズ(小さいお菓子たち)

レモンのマカロン、リンゴのゼリー固め、アイスボックスクッキーだったと思います。食前にアミューズブーシュ、食後にミニアルディーズが運ばれてくると、そのお店は美食レストラン(restaurant gastronomique)なんだなという認識です。

給仕の方のサービスや気遣いも細やかで、バンちゃんが「これだ!」と思う白ワインに出会えるまでいくつか味見させてくれたばかりか、気に入った銘柄の名前をメモして帰りに渡してくれました。なんて優しい…

近所にこんなしっかりした美食レストランがあるとわかって嬉しい驚きです。キッズメニューもあるので(内容は大人と同じで量が少なめ)、次回はユーゴも一緒に♩

2022年3月29日火曜日

紛らわしい体調不良

3週間も空いてしまいました…
というのも体調が悪かったのです、絶妙に。

息子のユーゴがコロナ陽性とわかって2日後くらいに、喉にイガイガを感じて「これはついに私も!」と思い初の簡易テストを試すも、陰性。

じゃあただの風邪かな、一週間もあれば治るかな〜とのんびり構えていたら、そこまで酷くないにもかかわらず「絶妙に不快な」喉の痛みや咳がダラダラと続き、10日、2週間…

こんなに長引くのはさすがにおかしいと思って再度簡易テストを試すも、陰性。絶妙に辛いのにどうして陰性?なんのウイルスにかかった?コロナ陽性のほうがまだ原因がわかってすっきりするのに〜と、1本しか出ないテストの線を恨めしく睨んでしまうほど(T_T)

コロナ陽性のユーゴは関節の痛みと発熱に多少苦しんだものの、丸2日でケロっと治ってしまっただけに、ただの風邪ウイルスに3週間近くもダラダラと苦しめられるなんて理不尽に思えて仕方がないのでした。

マスクや消毒といった感染予防対策をすり抜けられたウイルスというわけだから、よっぽど厄介でしつこい奴をもらってしまったということでしょうか。

ともあれオミクロンに罹ったユーゴと至近距離で接してしまったにもかかわらず、私もバンちゃんも結局ずっと陰性だったので、3回のワクチン摂取は予防の面でも効果があったらしい?今回の苦しみから得た唯一の収穫はそれだったかもしれないですね。

やっと元の体調に戻りつつあるので、この3週間に撮りためた写真を少しずつブログにアップできればなぁと思います。

2022年3月8日火曜日

修学旅行クラスター発生

帰宅後2日目の朝、ユーゴが吐き気を訴えぐったりしていました。ほっぺたが赤く微熱もある模様。はじめは旅の疲れが出たんだな〜ぐらいに思っていました、というのも我が子はフランス⇆日本の長旅など大イベントで興奮し疲れた後によく体調を崩すことがあるからです。

でもその日の夕方、学校から届いたメールに青ざめました。クラス担任をふくむ複数の陽性者が出た、と。ううう嫌な予感がしていたとはいえ、やはり起こってしまったのね、

修学旅行クラスター(T_T)

ユーゴの話だとバス移動以外ではマスクを外していたらしいし、最終日の前夜は宿舎で「la boom(ラ・ブーム)」というフランス人の子供が大好きなダンスパーティがあったみたいだし、誰か一人でもウィルスを持っていたらあっという間に広がっても仕方ない状況ですね。ブームは修学旅行の恒例行事らしいとはいえ、まだコロナ禍なんだから控えてほしかったなぁ…

すぐにでも検査キットでユーゴの状態を確かめないとと思ったものの、ぐったり辛そうな息子に全力で拒否されたので、もう少し回復してからテストをすることにしました。それから待つこと丸1日、吐き気も治って夕方には軽めの食事が取れるまでに回復したので、いざテスト!気になる結果は、、、

陽性反応が出てしまいました(涙)




























うっすらとではあるものの、Tのところにくっきりと2本目の線が浮かび上がりました。ついにフランスの端っこの我が家にもコロナウイルスが侵入したのね、、、できれば収束まで逃げ切りたかったですが、小学生の子供を持つ家庭には無理な願望ですよね。ここまでよく持ちこたえたものです。

というわけで、ユーゴの体調不良は(おそらく)オミクロン株によるものだったので、下記に症状をまとめますと:

・お腹がゆるくなる
・吐き気(結局嘔吐はしませんでした)
・微熱(37.5〜38度が1日程度)
・頭痛
・関節の痛み
・めまい


こんなところでしょうか。鼻水や咳はほぼ無く、味覚を失うこともありませんでした。発熱から2日目の夕方にはかなり回復し熱も下がったので、軽症で済んだということのようで何より。そうこうしているうちに、私は喉と鼻の奥が微かにヒリヒリし始めたので、これはテストしてみなきゃ!と張り切って(?)、実は初めて鼻の奥に検査キットの綿棒を入れてクルクル動かしてみたところ、

くしゃみ大連発!

目撃したバンちゃんとユーゴに爆笑されてしまい、「不快でもきっと我慢できる」と思い込んでいた私は、あまりに無様な自分の反応に愕然としたのでした。PCR検査はすぐ終わるけれどもっと奥まで入れられると聞くし、いつの日か誰かにやってもらう検査の瞬間が今から(恥ずかしくて)心配です…

幸い今回の検査結果は陰性でしたが、3回摂取したワクチンが発症を食い止めてくれるのか否か。今週は自分の体調の変化が大いに気になるところです。

2022年3月5日土曜日

ラスコーの思い出と驚きの事実

4泊5日の修学旅行から息子のユーゴが無事に帰還しました。バスの到着時間、深夜1時(苦笑)まあ遠ーくから戻ってきたのでね、、、仕方なしです。

旅行ではラスコーの壁画見学が一番面白かったようで、売店で思い出の品を買ったんだ♩とドヤ顔で見せられたのが、こちら↓

マグネットでございます。






























お値段7ユーロ(高っ!)。お小遣いの上限が10ユーロだったので、マグネット以外何も買えなかったそう(苦笑)実はユーゴにお金を持たせたのは今回が初めてだったので、彼の人生最初の買い物はこれということになります。記念すべき思い出の品ですね。

ユーゴ曰く、このマグネットを冷蔵庫に貼っておくことで、扉を開け閉めする度にラスコーの洞窟を思い出せるのだそうです。なるほどね、ぼったくられはしたけれど(失言)、場所も取らないし長いこと放置(?)しておけるし、長い目で見ればいいお買い物をしたのかもしれません。

さて、母ちゃんの私はユーゴが修学旅行中、着替えや歯磨きやシャワーなど身の回りのことをちゃんとできていたのかがとても気になっておりました。持ち帰ったスーツケースを開けてみると、案の定脱いだ靴下やパジャマがごちゃ混ぜに詰まっていたのですが、下着やジーンズなどは出発前とほぼ同じところに収まっていて触れられた形跡がないので本人に尋ねたところ、

ジーンズとパンツは一度も替えていない

という驚愕の事実!ジーンズは百歩譲っても、5日間同じパンツってー!そしてもっと驚いたのが、初日の朝ごはんとランチに持たせた食べ物のうち、バナナとサンドイッチを食べきれなかったので、

リュックに仕舞い5日間放置
→家にお持ち帰り

したのです!バナナ真っ黒、、、ジップロックに入れておいたのが幸いでしたが、4泊5日の集団生活を経て、我が子がいかに「気にしない奴」なのか思い知ったのでした (^^;; ひとつ救いがあるとすれば、誰にも迷惑をかけていないことでしょうか笑 いや、でも、せめてバナナとサンドイッチはどこに捨てたらいいかぐらい近くの大人に聞いてほしかった〜とはいえもし

食べきれなかっただけでゴミではない

と思っていたなら「捨てる」という発想にはならないか…我が子とはいえ自分とは違う一人の人間だけに、理解しがたい言動というのはこれからも色々出てくるのでしょう。ちょっと心配もしつつ、楽しみな気持ちの方が(今は)優っているかな。

2022年2月28日月曜日

久しぶりのOFF日とC.Chocolatのスイーツ

今年の2月28日は息子のユーゴにとって待ち遠しい1日でした。初めての修学旅行、しかも5日間!コロナ禍で直前まで決行できるか心配でしたが無事に上からの許可が降り、今朝大型バスに乗って旅立って行きました…

朝4時に!

目的地がボルドーより先の「Périgord ペリゴール地方」ということで、遠いから早朝に出発すべきなのは理解できるけれど、集合時間が3時半って、なんて中途半端な時刻(涙)

ユーゴは無理やり寝かしつつ、私は最後の荷物チェックにバスの中で食べる朝食とランチの用意にいろいろやることがあったので、前夜から寝ずに準備しました。そのためユーゴを送ってから帰宅して就寝したのが4時過ぎ。これはさすがに仕事するのはしんどいと判断し、久しぶりのOFF日とすることに。平日に休みで、しかもユーゴがいないOFF日は何ヶ月ぶりだろう。

昼前に起きたものの家にいてはもったいなさすぎるので、Mお姉さまをランチに誘ってこれまた数ヶ月ぶりにBrestへひとっ走り行ってきました。向かったお店はやっぱり、

Thaï Phuket(タイ・プーケット)



今回は鶏のカシューナッツ炒めにしました。一度揚げてから炒めるという手間、家庭ではとてもできない…甘辛味でおいしゅうございました♩

デザートはお姉さまが「C.Chocolat(セー・ショコラ)」のスイーツをご馳走してくれました。生菓子があるとは知らなかった!


左上から時計回りに、蕎麦のタルト、レモンタルト(Tarte au citron)、パリ・ブレスト、チョコムースのタルト。綺麗で艶やかで、味のほうも期待できそうなビジュアルです。

C.Chocolatはブレストで生まれたショコラティエで、私のブログによく登場する Histoire de chocolatの良きライバル?店です。どちらのチョコがブレストで一番美味しいかという問いには、ブレスト市民で意見がパッカリと分かれますが、両方とも美味しいということで笑

写真にある4つのうち蕎麦のタルト以外を味見しましたが、見た目の期待を裏切らない繊細かつ濃厚なお味でした♩ショコラティエのスイーツだけあり、特にチョコレートムースがカカオの風味豊かで美味しかったです。レモンタルトのクリームは酸味控えめでまろやか、パリ・ブレストのプラリネクリームは滑らかで、中に潜んでいるプラリネペーストが香ばしくほんのりした苦味もあって気に入りました(o^^o)

素敵な和食器に移し替えてもらうとより一層美味しそうに見えますね〜

この後は一人で街ブラし、気になるお店に気ままに入って試着したり買い物したり。時間を気にせず飽きるまで居られるのはなんと気分の良いことか!ユーゴが中学生になったら学校の送り迎えは不要になるので、あと1年半の辛抱です。

そういえば修学旅行、事故やケガ無く、クラスターも発生せず、楽しい思い出をたくさん作って無事に帰って来れますように。

2022年2月14日月曜日

青いパン屋のバレンタインデニッシュ




















2月14日、バレンタインデー当日。

近所の「青いパン屋」ことLa Maison du boulanger(パン職人の家)にお昼のパンを買いに行ったバンちゃんが持ち帰ってきた、ハート型のデニッシュ。中にはフランボワーズのコンポートがたっぷり。

可愛らしいけど酸味が強そう、、、と思っていたのですが、口に運ぶとあらびっくり。予想以上にまろやかで優しい酸味。それもそのはず、コンポートの下に潜んでいたカスタードクリームが良い仕事をしていました♩デニッシュ生地は安定の香ばしさです。

一人一個は多いよね〜なんて言いながらひとつのハートを真っ二つにして(縁起悪っ!)半分ずつ食べたのですが、あまりの美味しさと食べやすさで速攻二つめも胃袋に収まったのでした笑 最初から一個ずつ食べたらよかったのにね、まあ半分ずつのほうが食べやすかったということで。

年中売ってくれたらいいのに〜と思うほどの美味しさでした(o^^o)

2022年2月13日日曜日

早めに近場でバレンタイン

久しぶりの更新です。昨年末から仕事が猛烈に忙しいのと、感染力が強いオミクロン株はフランスの端っこにも忍び寄ってきたので、家からなかなか出られず。

ユーゴは何度か濃厚接触者になったものの幸い陽性反応が出ることはなく、一家3人感染の心配から免れ無事ですが、なんせ周りの感染状況がすごいので、友達はおろか親戚に会いに行くことも気が引ける今日この頃ですよね。

仕事と学校の送り迎えと食料品の買い出ししかしていないここ数ヶ月、ブログのネタになるような出来事は起こるはずもなく(苦笑)前回の更新から3週間以上経ってしまい、気づけば2月も半ば…といえば、バレンタインデー。

前回の記事で、近所に「青いパン屋」プロデュースのショコラティエが開店したとお知らせしましたが、バレンタインといえば(日本人の私にとってはやっぱり)チョコレートなので、バンちゃんにお願いして当日を待たず買ってきてもらいました♩

すでに半分近く食べたので穴が目立ちますが (^^;


バレンタインデー直前ということで、ハート形のチョコ(フランボワーズ味)のおみやげがついてきました♥

こちらの紙に載っているフレーバーは全部味見しましたが、どれも美味しいです!バンちゃんが唯一顔をしかめたのは、ABER(アベール)という名前の「海藻入り」ガナッシュチョコ。(写真の左から2列め、下から2番め)。"Goüt iodé(グ・イオデ)"とあるのですが「磯の風味」といった意味です。海苔っぽい風味をほのかに、いやわりと強烈に感じるので、海藻大好きな私は平気ですが、慣れていないフランス人にとってはクセが強すぎるかもしれません。

ABER以外はどれもおすすめ、特にプラリネチョコにはどれも微量の塩が入っているのでより「ナッツ感」を楽しめます。ピーカンナッツとココナツのプラリネがお気に入りです♩ガナッシュでは一番右上のVIERGE(ヴィエルジュ)が好きで、レモンバジル、柚子マンダリン、フレッシュミント、パッションなどの酸味系、トンカやバニラ、キャラメルなどの優しいフレーバーも美味しいです。

今回は40個入りを買ったのに、バレンタインデー当日を待たず食べ終わってしまいそうな予感(苦笑)「ちょっと、食べすぎ!」とバンちゃんにたしなめられるのですが、いいじゃないの、欲しい時に食べるのが一番の喜びじゃないの〜

2022年1月23日日曜日

青いパン屋のショコラティエ"Archipel"

わが町Lannilis(ラニリス)の中心部に新しくショコラティエができたというので、散歩がてら足を運んでみました。場所は教会の広場を挟んだ向かい側の角です。

その名もArchipel(アルシペル=諸島)。


シックな外観です、店内もしかり。中を覗くとあれ、見たことがある店員さん。「青いパン屋」ことLa Maison du boulangerでよく見かける女性じゃないの!

これはもしや、、、と思って本人に尋ねてみたところ、やっぱり青いパン屋の会社が出したショコラティエだそう。だから大きい街のBrestではなく、地元の同じ町に一号店をオープンしたのね!納得。

フランスTOP10と噂されるだけあるとびきり美味しいパン屋が満を持して開いたショコラティエ、味もクオリティも期待できそうです。

まずは全種類入った詰め合わせをお持ち帰りしました。


ツヤツヤして素敵、、、フレーバーを判別するための模様もシンプルでわかりやすいです。早速いくつか食べてみましたが、ガナッシュもプラリネも香り高くて期待以上のお味。レモンバジルやピスタチオのプラリネも新鮮でした。

他にもパッションフルーツ、柚子マンダリン、磯の香りがする(らしい)ガナッシュなども楽しみです。マカロンも美味しそうだったので、次回はマカロンの詰め合わせを買うともう決まっています笑

BrestのHistoire de Chocolatと並ぶ人気ショコラティエになれるのか?いろいろ味見して気に入ったら、Mお姉さまをはじめ友人たちに宣伝しようと思います(o^^o)

2022年1月9日日曜日

ワクチン3回目接種とその後

1月7日(金)のお昼ごろ、夫婦揃って3回目のワクチン接種に行ってきました。今回の会場は近所の体育館で、家から車で3分ほどでした。

がらんとした広い体育館に椅子がポツポツと置かれています。

フランスでは昨年末から新規感染が爆発的に増加しているので、人口が少ないフランスの端っこでも人々は危機感をおぼえているのか、いつもは閑散としている体育館の駐車場が満杯で待合室にもけっこうな人がいました。

予約した時間の5分前に着いたのに、まだ15人ぐらいの人が順番待ちをしているなんて…寒々とした体育館の中で20分以上待たされたので、手足が冷えないよう小刻みに体を動かしていました(苦笑)

やっと案内された接種ブースで軽い問診を受け、そこで告げられたのが

今回はモデルナです。

え、聞いてない、、、RNAワクチンということだけはわかっていたけど、副反応が強いという噂で敬遠されがちなモデルナを受けることになるとは。でも2回ファイザー+3回目モデルナの組み合わせは最強、と聞いたおぼえがあります。ひろゆき氏が言っていたのかな?

担当してくれた女性いわく、今回のモデルナは半分の量を打つので副反応はさほど強く出ないはず、ファイザーと同じくらいだと思いますとのこと。はいわかりました、とおとなしく左腕を差し出し、無事3回目を注射してもらいました。


さて丸2日経った今日、私は今回も注射した場所の周辺が痛むのと、左腕を上げた時に軽い痛みを感じる程度で済んでいます。ただ、ファイザーの時と比べて痛みがなかなか引いてくれない印象です。

2回目を接種した日の夜と翌日に体じゅうの関節が痛んでけっこう苦しんだバンちゃん、3回目のモデルナ接種後は、当日の夜10時ごろまでピンピンしていたのですが、その後急激な悪寒に襲われ体の節々が痛み「インフルエンザにかかったみたい」な症状が出てしまいました。翌日も激しい頭痛と関節の痛みで起き上がれず、午後3時ぐらいまで寝込む羽目に。

女性のほうが副反応が出やすいとも聞きましたが、こればかりは本当に「人によりけり」なんでしょうね、、、というか、良い意味で私の体の「鈍感さ」に感謝せずにはいられない今日このごろです笑

さてコロナワクチンは3回で打ち止めなのか4回目以降もあるのか、今後の動向が気になる所ではありますが、せっかく3回も接種したのだからもっと行動範囲が広げられたらいいな…もちろん第5波のピークを過ぎてからということですが。

お一人様パリしたいなぁ、
かれこれ2年以上行けていないです(T_T)

2022年1月6日木曜日

ガレット・デ・ロワあるある

フランスの1月といえば忘れちゃいけないこのお菓子、

Galette des rois(ガレット・デ・ロワ)


近所の「青いパン屋」こと La maison du boulangerのガレット、今年もまずはこれからスタートしました。写真ではわかりにくいですが、パイ生地が見事に膨らんでとんでもない数の層とぶ厚さ、さすがです。

バンちゃんが昼食用のバゲットと一緒に買ってきたのですが、夜まで待てず、ユーゴ抜きの夫婦二人でお昼のデザートに食べちゃいました笑

ナイフを入れる時に気をつけたいこと、というか願うことは「どうか最初の入刀からフェーヴ(fève = 小さい陶器のオブジェ)に当たりませんように」、ではないでしょうか。

本来は6等分だの8等分に切り分けられたガレットの「中に」フェーヴが潜んでいて、フェーヴ入りの一切れを当てた人が王様になって王冠をかぶる!これぞガレット・デ・ロワを食べる時の楽しみです。

なのに最初に入れたナイフが「ガリッ!」とフェーヴに触れてしまったら、はい終了〜という残念なことになるのですが、これはけっこう「あるある」だと思います。

で、その「残念あるある」が今年も起こってしまいました(涙)


フェーヴのぶんフランジパン(アーモンドクリーム)の量が減ってしまうので、バンちゃんはフェーヴ要らない派です。よって自動的に私の元へ…ちなみにこの日のフェーヴはマリン柄のトートバッグ?でした。

フェーヴを当てる楽しみがなくなったのはちょっと残念でしたが、さすが青いパン屋、ガレット・デ・ロワも風味といい食感といい抜群ですよ。バターも砂糖もたっぷりでかなり重たいお菓子ですが、アーモンドの爽やかな香りのせいか、二切れぐらいペロッと食べられてしまうのが不思議…これも「あるある」かもしれないですね。消化が追いつかずに後でちょっと後悔する羽目になるのですが ^^;;

次はチョコ入りを買ってきてもらおうかな〜(懲りない笑)

2022年1月3日月曜日

アウトレットのアウトレット@Cotélac

渡仏後まもなく出会い、今でもずっと好きで少しずつ数を増やしている

Cotélac(コテラック)のお洋服。

今は無きtsumori chisatoのフランス版といった感じで、その年の流行を取り入れているようでそうでもない、「Cotélacらしい」独自の形やデザインを貫いている姿勢に好感が持てます。

購入後何年経っても「古びる」ことなく「Cotélacらしさ」を保っているため、長く着ることができるという点も魅力のひとつです。ゆったりめの大人カジュアルがお好きな人におすすめ♩

なんといっても素材良し、デザイン良し、縫製良し!
ただし、お値段が悪し…ではなく高し(T_T)

そのため本場フランスのCotélac購入層は、30歳オーバーの(裕福な)マダムが多い印象です。大学院時代にお世話になったシルバーブロンドのマダム教授がCotélacを愛用していたっけ、、、似合っておられました。

年々価格が上昇しているようにも感じるCotélacのお洋服、セール以外ではとても手が出ないばかりか、ここ数年はOutlet(アウトレット)ページで半額以下になっている服の中から気に入ったものを探してたまにポチっとするだけで、ちょっと寂しいです。

レンヌに住んでいた時は、年に2回のセール初日に開店時からお店に足を運んで、お目当ての服や掘り出し物を見つけるのが楽しかったのになぁ〜


さて、しばらく前からOutletページで気になるジャケットがあり、定価の半額にはなっていたもののそれでもお高いので、どうしようかと悩んでいるうちに3ヶ月ほど経ったつい先日。あのジャケットはまだあるかなーと見に行ったところ、なんと、なんと、



アウトレットページの冬物が最大50%OFF、
アウトレットのアウトレット!?

しかもお目当てのジャケットがアウトレット価格の半額〜!これはもう迷わずポチしました。他にもうひとつ気になっていたトップスも半額の半額だったので、ああもう買うしかない。ついでに30ユーロになっていた黒いパンツもカートに入れました笑

この時点で興奮冷めやらぬ状態なわけですが、今日、フランスの端っこに届いた3点を手に取って試着したら、あまりに嬉しくてさらにテンション爆上がりしました!期待を超える肌触りの良さとデザインの良さと着心地の良さ、いやぁさすがCotélac。

7割引きにまで価格を下げられるということは、原価はそれ以下なのであり、私はアパレル業界の戦略にまんまと乗せられているのでしょうけど、メーカー側は商品を廃棄せずに済むし私は良いものを安く買えて満足だし、WinWinの関係ならば良いじゃありませんか。

Cotélacに限らずアウトレットのセールはアツいですね、
雨続きでどんよりした気分がにわかに上がりました↑↑

だからショッピングは楽しい…

2022年1月1日土曜日

明けました2022

Bonne année à toutes et à tous !



















明けましておめでとうございます☆
今年もどうぞよろしくお願いします。

大晦日は家族3人まったり家で過ごしましたが、いつも以上にやる気がなく、特別感があるディナーも年越し蕎麦もない「ふつう+α」な過ごし方でした。唯一年越し感を味わえたのは、日本の家族にLINEコールして両親や妹夫婦、かわいい姪っ子ちゃんたちの顔を見て話ができたことです。家族みんなが元気に新年を迎えられる、それだけでも嬉しいものですね。

2021年の大晦日ディナーはこちら。


ここ数ヶ月ハマってしょっちゅう作っているチャーシュー(と煮卵)丼です笑 ブルターニュは養豚がさかんなせいか、スーパーで肩ローストの塊肉がけっこうな頻度で安売りされているんですよねぇ。

これまでいろいろなレシピを試しましたが、1時間煮るだけという一番シンプルな「大勝軒のチャーシューレシピ」に落ち着きました。煮込み終わってすぐに食べるのではなく、冷蔵庫で一晩寝かせて冷やし固めたものを薄くスライスして熱々のごはんに乗せると、トロトロしっとりでより美味しく食べられます♩半熟ゆで卵をチャーシューの煮汁に浸けておくと煮卵ができるし、煮汁を温めて水溶き片栗粉でとろみをつければチャーシュー丼のタレに早変わり、なんとも優れモノです。

ちなみに、大晦日と元旦の午後は天気がいまいちだったので、家族3人でファミリー映画を観て過ごしました。何をチョイスしたかというと、

Maman, j'ai raté l'avion !
(ママン、飛行機に乗り遅れちゃったよ!)

これはフランス語のタイトルですが、原題は

Home Alone(ホームアローン)です笑

私たちの世代はもう何度も観ていますが、ユーゴは知らなかったのと、主人公のケヴィンがちょうどユーゴと同じくらいの歳なので面白いかな〜と。マコーレー・カルキン君は今や私と同じ歳のアラフォーなんですけどね(苦笑)ホームアローン時のマコーレーくん、久しぶりに見たけれど愛嬌たっぷりでなんてかわいいの…

薪ストーブに火を入れ、ワイン片手にフォアグラのカナッペをつまみながら、ぬくぬくのんびりホームアローン1&2を楽しんだ2日間でした。ユーゴはドジな泥棒2人組がケヴィンの仕掛けに次々と引っかかる様を見て大笑いしてました(^^;


さて、新学期と仕事始めはともに1月3日(月)からですが、待ち構えている仕事の多さに早くも気分が沈みがちです。一人で抱え込みすぎると焦りやストレスも募って心身ともに良くないし、家族にもつらくあたってしまいかねません。時間で区切ってスパっと切り上げるなり、手伝ってもらえそうな仕事はヘルプを頼むなりして、

自分を追い込まない

長期的かつ前向きに続けられる働き方を心がけようと思います。好きな仕事をずっと好きでい続けるためにも…新年の抱負としてはちょっと逃げ腰な感じですが、もっと自分や家族を労わる1年にしたいと思う2022年の初日です。

皆さんにとって健やかで笑顔あふれる1年となりますように(o^^o)