2008年9月29日月曜日

うれしい・おいしい週末

9月26日(金)は28回目の誕生日でした

ディナーには友人夫婦がやっている日本食レストランをバンちゃんが「こっそり」予約するつもりだったはずが、私が2週間前から「誕生日はあのレストランに行きたい!」と騒いでいたものだから、せっかくのサプライズが台無しになったそう(笑)とにかくしっかり2席予約して出かけました。

相変わらずお客でいっぱいのレストラン、この日は偶然にも友達のMちゃんが仕事の同僚と食べに来ていたのもあり、なんだか友達の家に来たみたい。彼女は私が誕生日だと聞きつけ、素敵なプレゼントと大きなバラ一輪をプレゼントしてくれましたレストランからもデザートがサービスされ、ろうそく(なぜか2本)付きで運ばれてきたのにはびっくり。お寿司や魚料理は文句無しに美味しかったし、思いがけずいろんなサプライズをもらい、とても美味しい&嬉しい誕生日となりました。 
これはバンちゃんが食べたお寿司の盛り合わせ。


私はメインに「タラのあんかけ」をチョイス。野菜たっぷりで美味^^


デザートは「アールグレイのシフォンケーキ&メープルシロップ」

翌日の土曜日は快晴だったので、久しぶりにバンちゃんと街へお出かけ。でも街へ出たのにはもうひとつの理由が:「誕生日プレゼント探し」。もちろん私の。
以前からウールの丈短めのコートが欲しかったので、好きなブティックを数軒回って試着を繰り返しました。でも結局今回も「Comptoir des cotonniers」のコートで決まり。着たときにしっくりする感じが他のメーカーと違うんだよね、不思議。袖が長かったので今補正に出しているけど、取りに行くのが楽しみ^^

ショッピングを終えた後は、新装オープンしたケーキ屋さん「Le DANIEL」でおやつタイム。内装はよりシックにかつおしゃれになっていて、ケーキたちもより一層美味しそうに見えました。
私が食べた「フレジエ」(フランスによくあるイチゴのケーキ)


バンちゃんお気に入りの「塩キャラメルソース入りリンゴのタルト」。やばウマです!この後もう一個同じのを頼んで二人で分けました(笑)

帰りは常設市場に寄って、魚屋で奮発して魚介類を買い、夜は豪快にパエリアを作りました。うーん、こんな贅沢な週末は久しぶりかも。食べてばっかりだったけどね。

2008年9月24日水曜日

2日目

なんとなく満足できずに終わった授業初日。
翌日の火曜はオフだったのだけど、頭の中は初日でうまくいかなかったことや次の授業のことがぐるぐる回り、終始心ここにあらず状態。

おまけに今日(水曜日)は2年生の文法が2時間あったので、その予習にバタバタと追われ、私みたいなぺーぺーに務まるのかという不安でいっぱい。

その時間の前には1年生のカタカナ練習が1時間と、会話練習が1時間。内容が全部違うっちゅうねん!配るプリントも名簿も当然違うし、混乱しないように気を配ることだらけ。
あ、ちなみに今日も4時間ノンストップでした(苦笑)

でもねえ、予想に反し、2日目にしてすでに落ち着き払ってますよ、私。
母親と妹を教師に持つ、血のせい?いやいや、そんなことはない。生徒の中に親切な子がいっぱいいて、それが私をリラックスさせてくれたおかげだと思う。

1時間目、ホワイトボード用のマーカーを忘れて焦る私に自分のを貸してくれた男の子。「無印良品」のメモ帳に単語を書いて見せてくれた男の子。目を輝かせて私の発音に耳を傾けていた社会人の女性。自分の名前をカタカナで書いたネームプレート持参で授業に来た3人組。やる気いっぱいの学生を目にすると、こちらまで勇気と元気をもらうね

初日の後は次の授業がちょっぴり怖かったけど、今は明日が来るのが待ち遠しく感じる。明日はまた失敗もあるかもしれない、でも誰が来るか何が起こるか、楽しみな気分のほうが強い。

2008年9月23日火曜日

初授業

昨日9月22日は、人生初めての日本語の授業(教えるほう)だった。

会話の授業1時間が2コマに、文法と読み書きの授業が2時間。ほぼ休み無しのぶっ続け4時間!!教室が足りないからという理由で、時間割をここまでぎりぎりに詰めるのはなんとも教師泣かせ。。。学生にとっても大変だろうけどね。

会話の授業の雰囲気は、本当にその場にいる学生に左右されるなーと痛感。最初のクラスは、なんだかみんな反応が薄くてすでに疲れているように見える。そういう雰囲気の中、挨拶や自己紹介の表現を元気に繰り返させようとしてもきついものがある。このクラスに対してはもっと工夫が必要。でも次のクラスにはムードメーカー的学生が数人いたので、同じ授業をやっても雰囲気は前のクラスと全然違って不思議!

授業とは別に驚いたのは、マスター時代に同級生だったロシア人の友達が、今年から学士の1年にも登録して私の日本語の授業に来ていたこと!しかも私の授業が受けたいんだって(苦笑)というわけで、月曜の授業には会話も文法も友達が出席しているという。。。人生とはおかしなものです。

怒濤のごとく過ぎた最初の4時間、期待どおりにいかないこともあったけど、初めてなんだからこれが普通と思わなくては↑次はシラケた雰囲気の学生に突っ込み入れるくらいの勢いで望まなくちゃね。って結局怖じ気づきそうだけど^^;特にフランス人の若い女の子って未だにちょっと怖いんだよなあ。しゃべり方のせいか、大げさなアイメイクのせいか(笑)

それにしても、フランスに来てからフランス語ではぼそぼそしゃべりがちな私だったけど、授業では意外に大きな声が出たのでそこだけは合格点◎

2008年9月18日木曜日

前から気になっていること 〜その2〜

「ブルトン(ブルターニュ地方の人)は雨でも傘をささない」

よっぽどのことがないと、ささない。

うーん、住んでいればそれはわかる気はするけどね。だってここは天気が変わりやすい地方。雨がぱらついたかと思えば数分で止んで、ちょっと晴れ間も出てみるけどまた雨、、、の繰り返し(が多い)。しかもこちらの傘は折りたたみがメジャーなので、数分の雨のためにわざわざ広げるのも面倒なのでしょう。

では小雨のとき彼らがどうしているかというと、多少顔をしかめつつも普通の速度で歩いている。若者はそのためを狙ってか、フード付きのコートやジャンパーを着ていることが多い。年配の方になると、なぜか黒や赤のフード付きウィンドブレーカーが目立つ。80歳前後のおばあちゃんにいたっては、ビニールでできた頭巾をよくかぶっている!!

そこまでして傘をさしたくないのかな。。。

私はといえば、どんな些細な雨でもすぐに傘をさす。雨が目の中に入ってくるような気がしてすぐしかめっ面になってしまい、そのせいで視界も悪くなる。濡れて風邪をひくのも嫌だし。だから、雨の中を傘も無くスタスタと歩くブルトンたちが不思議に思えてならない。でも欧米人は顔の掘りが深いから、多少雨が顔に当たっても目の中にまで入ってこないのかもしれない。うちらアジア人はぺらーっとしてるから気になるのかね^^;

ま、雨に濡れても平気なのは人それぞれとして、どうしても理解できないのが
雨の中バゲット(フランスパン)を手にもって平気で歩いている人
あのー、パンがしけらないかと不安にならないですか?帰ったらパンがよれよれに濡れていてもいいんですか?食べ物は「食感が命」の私にとっては、どうしても許せない行為。

気になることは、まだまだ続く。。。

2008年9月15日月曜日

舅はパティシエ

バンちゃん(我が夫の愛称)のお父さんはとっても器用な人で、医者でありながら大工並みに家のリフォームを一人でこなし、自分の父親がパティシエ(お菓子職人)だったこともあり、お菓子作りがびっくりするほど上手い

三足のわらじを履きこなす頼れるお方。

彼のデザートの中で私が一番好きなのが、焼きカスタードプリン。とてもシンプルなんだけど、卵の味がふんわりやさしくて、ほろ苦くて甘いカラメルソースと一緒に食べるとそこは至福の境地!!そんな私のプリンへの溺愛ぶりを知ってか、実家に帰るときはいつもどっさり作って待っていてくれます。今回の帰省ではついに、レシピを入手!といっても作るかどうかは未定だけど。。。だって彼のように美味しく作れる自信がない(笑)

そして今回の帰省中に、お父さんは新しいデザートにチャレンジしてくれました。それは手作りのCroissant aux abricots(クロワッサン・オ・ザブリコ→アプリコット入りクロワッサン)。クロワッサン生地はパイ生地で代用していたけど、中のカスタードクリームはばっちり彼のお手製。オーブンに入る前のそれを見たときは、思わず歓声をあげてしまった!

だってこれ、素人が作るものとはまったく思っていなかったから。。。

でも、彼はもはや素人とは言えない腕前。表面に塗った卵黄には少量のコーヒーを加え、そうすることによって焼き上がりの色がさらにこんがり奇麗になるのだとか。
「パティシエのコツ」だって。

焼き上がりは写真をご覧あれ。味は言わずもがな美味でした

2008年9月9日火曜日

新入生オリエンテーション

今日は新入生(大学1年生)のための、日本語科のオリエンテーションがあった。午前と午後の部それぞれ1回ずつの計2回。どういう授業内容か、どのような評価方法かについて簡単に説明してあげるというもの。私にとって教師らしい仕事の第1日め。

司会進行のY先生は気合い十分の浴衣姿で、これがまたよく似合う^^まずは第一印象で生徒のハートをがっちり掴むことに成功した、はず(笑)

説明の後は、教師一人一人から簡単な自己紹介。100人近くの生徒の前で、しかもフランス語で話すなんて初めてかも、、、平静を装いはしたものの、内心かなりドキドキもの。

トップバッターのY先生が自分の名前を漢字で書き、その由来や意味などを説明していたので、私たちもその方法に(自然と)ならうことに。漢字は西洋人にとってはエキゾチックそのものだから、生徒の関心を引きやすいしね〜

さて私の番。第一声は「こんにちは!」、、、おおお、けっこう大きな声出るじゃん^^;
自分の名前「村山美羽」を漢字で黒板に書いた後、一文字ずつ意味を言っていき、最後に:

「というわけで、私の名前全体の意味は、
une belle plume dans un village à la montagne (山間の村にある美しい一枚の羽)です」とまとめたところ、生徒から「おおー!」の歓声が調子に乗って「ロマンチックでしょ?」とのぼせてしまった^^とっさに思いついたボケ(?)もけっこうウケたし。いやー若い子たちは反応が良くていいね♪みんなあどけない表情で目を輝かせて。密かに可愛らしい男の子を探してしまったよ(笑)

とまあ最初緊張はしたものの、オリエンテーションは和やかな雰囲気で終わり、第一回めの任務はなんとかうまく遂行できた、、、かな?人前でしゃべるのは誰だって最初は緊張するもの、おまけに外国語でってなるとパニックになるかもしれないという不安もある。でもいざ始まってみれば、意外になんとかなるね(ホッ)。

2008年9月7日日曜日

前から気になっていること 〜その1〜

それは、フランス人は「リンス」を使わない人が多い。シャンプーの後にするあれね。今まで何人ものお宅に泊まらせてもらったけど、シャワーのときにシャンプーはあっても、リンスがない家は多かった。

スーパーで特売があっても、「シャンプーの2本入りパック」はあるのに、「シャンプー&リンスのセット」は無い。もちろんリンスは存在するけど、すべてのシャンプーに対してあるわけではない。

ちなみに、シャンプーはフランス語でshampooing(シャンポワン)♪リンスはaprès-shampooing(アプレ・シャンポワン)。意味は「シャンプーの後」、なんか工夫が足りないよね(笑)

このネーミングの手抜きようからして、リンスってフランスではそんなに重要視されていないような気がする。きっとオーソドックスな髪のお手入れはシャンプーだけだったのかも。だから今ではリンスが存在していても、+α程度にしか見られてないのかなーって。

日本ではシャンプーの後にリンスって、必要不可欠な髪のお手入れ。だからリンス無しの洗髪には違和感なり不安さえ感じたりするのかもしれない。

でもね、そんな日本人の私でも、5年もこの国に住んでいればリンスなしでもへっちゃら。
郷に入れば郷に従えってね(笑)というか、あっても無くても髪の手触りは同じに思える。
しかも近年ユーロ高でシャンプーの値段もうなぎ上りだから、リンスなしで済むなら家計にも自然にも優しくて一石二鳥でしょ。

でも正直なところ、さすがにシャンプーだけでは抵抗があるので、某メーカーの「リンスインシャンプー(のようなもの)」を愛用中。値段のわりにたくさん入っていてお気に入り♪

硬水の国でリンス無しの洗髪をする日本人の私、、、なかなか強者かも。

2008年9月3日水曜日

白いノートを探して。。。

来る9月15日から、日本語の授業が始まる。
といっても最初の週は学生のグループ分けがまだ終わっていないことが多いので、
ほとんど授業らしいことはできないみたいだけど。

あと何日、、、と指折り数えながら、家にこもって授業の準備や予習をする。
先週は仕事用の手帳を買い、目下機能性に優れたファイル(プリントなどを入れるプラスチック製のもの)と授業の後に気になった点などを書き込むノートを探しているところ。

このノートに書き込む、という作業はマスター時代に尊敬しているCIREFEのN先生が勧めていたもの。彼女のやることならなんでも真似してやろうと、スタージュのときは受け持つレベルの数だけノートを買った。

が、フランスの学校用ノートというのは、ほぼ全てにおいて線が入っている。
それも日本のルーズリーフのような行ごとの線ではなく、やたら細かい線が縦に横に。
この線が私にとってはどうも邪魔で、書いた後が読みにくい気がするし、なにより線が気になって字が汚くなってしまう。どういうわけか。
ただでさえ字がヘタな私なのに><

昔から試験勉強の前には、授業でとったノートを見やすいようにまとめて、ポイント別に
色分けなんかもして仕上げるのが習慣な私。書くことによって情報はさらに頭の奥深くに入っていくような気がするから。
しかも真っ白なコピー用紙に書くのが好き、スペースを自由に使えるから。
でもコピー用紙の難点は、一枚一枚バラバラであること。万が一失くしてしまっては厄介なので、中のページが真っ白で、しかもかさばらない薄さのノートが欲しい!!

ところが、どこを探しても見当たらない。。。

質が画用紙みたいに厚くて、ノート自体も分厚いものならあるけど、それだとかさばるし値段がやたら高い。スパイラルで綴じてあることが多いから、手がぶつかって書きにくそう。

理想のノート探しに思いのほか苦戦している今日この頃。
中心街に一軒だけ、置いてありそうな文房具屋があるので近々寄ってみるつもり。
でもまあ風邪が治らないうちは外に出るのがおっくうで、、、

授業までにまだ時間はあるので、まずはこの曲者を退治します↑↑

2008年9月2日火曜日

リニューアル

はじめまして、Miworldこと美羽(みわ)です。

以前のブログ「Miworld」を心機一転ヴィジュアルも変えて「Miworld@Rennes」として再スタートすることにしました。今日は9月2日(フランスでの新年度スタート)ということで、あやかってみます。

さて、以前のブログをご存知の方、3月以降の更新をさぼっていたことをお許しください。
言い訳をつらつらと並べますが、一番大きな理由は更新するのがもはや苦痛になっていたのです。日仏両方の人が読んで楽しめるブログとして始めた「Miworld」ですが、日本語バージョンをフランス語に訳す際、自称完璧主義な性格ゆえ、かなりの時間をかけてしまい、最後には時間の省略をはかろうと日本語の内容を簡略化する始末。。。これでは自分の見たまま感じるままを表現することにならない、と思えてきてブログを更新するのがだんだん楽しくなくなってきたというわけです。もともと気楽な気持ちで始めたものだったので、こうもプレッシャーを(勝手に)感じることがつらくなってきたのね。。。

で、以後SNSのmixiに、日本への近況報告はしていたわけですが、人様のスペースをお借りして
日記を書かせてもらっているという感じがどうにも取れない。自分のブログをちゃんと持ち、その中で自由に自分を表現しているマイミク(mixi用語ね。笑)さんたちが羨ましい!という思いが募りに募って、本日新学期を機にもう一度ブログを始めることにしました。

今度はいつまで続くことやら。。。ですが、今回はフランス語で書くことを義務とせず、気が向いて時間があるときにという気楽なスタンスで、しかもマイペースに更新してくつもりです。
気長におつきあいくださいませ。

ああ、軽く挨拶のつもりがまたしても長くなってしまった↓
言いたいことを簡潔に書けないから時間がかかって面倒くさくなってしまうのだろうか。
いやでも、今日からは「後からフランス語で書くから。。。」と気にしなくていいのだし、
書きたい思いをそのまま吐き出させてもらいます☆

それでは「Miworld@Rennes」を末永く(希望的観測)よろしく。