たびたび私のブログに登場する、近所の「青いパン屋」こと"Maison du Boulanger"(メゾン・デュ・ブーランジェ=パン職人の家)。
お店の外観です、ね、青いでしょ。
フランスの端っこの、小さい田舎町にあるパン屋ですが、「フランスでトップ10に入るパン屋」と噂されるほど、とーっても美味しいのです。
バゲットはもちろんのこと、クロワッサンやパンオショコラなどのデニッシュ系も、口に運ぶと「うーん」と唸ってしまう美味しさ。パン類だけでなくタルトやエクレアなどのケーキ類も美味しいです、特にエクレアは悶絶級。言葉であれこれ言っても伝わらないので、ぜひ一度食べて実感していただきたいです(遠いけど^^;;)。
さて今回は、たぶんフランスではこの「青いパン屋」でしかお目にかかれないと思われる珍しい「アーモンドクロワッサン(Croissant aux amandes)」をご紹介します。
こちらです!美しい…
ビジュアル面でふつうのクロワッサンと違うのは、表面に散らしてあるアーモンドスライスと粉砂糖ですかね。
フランスの一般的なアーモンドクロワッサンもこういう見た目かというと、全然違います。ふつうのアーモンドクロワッサンは表面が"Frangipane"(フランジパンヌ=アーモンドパウダー・バター・砂糖を練ったもの)で覆われているので、見た目はより平べったくてクッキーみたいな感じです。美味しいですが、とーっても「重い」のが特徴。
では、青いパン屋のクロワッサンは何が特徴かというと、中身です。ナイフで半分に切ってみますと…真ん中の下に、クリーム色の点が見えるでしょうか?
実はこれ、"Pâte d'amande"(パットゥダマンドゥ)と呼ばれるもので、アーモンドパウダーと砂糖を練り合わせたペーストなんです。これが棒状になったものが中に仕込んであるのですが、ぱっと見は量が少なすぎるように思うでしょ?ところが、風味と甘さが強いので、少量を口に入れただけでフワーっとアーモンドの良い香りに包まれます。
クロワッサンの香ばしいバターの風味としっとりした生地、そしてアーモンドペーストのすっきりした香りとシャリっとした食感がなんとも独特なハーモニーで、癖になる美味しさです。コーヒーとの相性も抜群…と食レポ頑張ってみましたが、実際に食べていただくのが一番ですね。
このタイプのアーモンドクロワッサンは他で見かけたことがないので、今のところ「唯一無二のアーモンドクロワッサン」と呼んでおります。うちの近所にもあるよ、○○の街で見かけたよ、という方はご指摘くださいませ。記事訂正します(^^;;
Maison du Boulanger
3 Rue des Marchands
29870 Lannilis
02 98 04 48 05
木曜定休
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