2019年11月30日土曜日

ブルターニュのモンブラン

「モンブラン」と聞いて思い浮かべるのは、アルプス最高峰のMont Blancか、栗のケーキのモンブランですよね。

先日近所の「青いパン屋」でモンブランに似た栗のタルトを見かけたのですが、ネーミングとヴィジュアルの関係が面白くて感心しました!まずどんな見た目かというと…

こんな感じ。

モンブランにしては平べったいです。中央に鎮座しているのはマロングラッセ(Marron glacé)。うっすら光っているのは金箔でしょうか?

で、このタルトの名前なんですが、モンブランならぬ

Mont d'Arrée(モンダレ)

モンダレとはブルターニュ地方唯一の山なんですが、正直に言って「山」とは呼べないほどなだらかなので「丘」と表現したほうが近いかも?

ブルターニュの山といえばモンダレ、しかも標高が低いので、このタルトのヴィジュアルも平べったい感じにしてあるのかな…と思ったら、発案者はなかなかのセンスですよね。地元民にしかわからないユーモアだわ笑

さて、タルトのお味はと言いますと、ふつうに美味しいです。マロンクリームの味がボヤっとして栗の香りがあまりしないので、ちょっと物足りないかなぁ。でも、真ん中のマロングラッセが風味豊かで期待以上の美味しさだったので、トータルでは気に入りました♩

あと個人的に助かったのは、モンダレはマロンクリームの下に入っているホイップクリームの量が少ないこと。モンブランは高さを出すためにクリームをたっぷり絞りますが、乳製品が苦手な私にはちょっと重く感じます。その点モンダレは標高が低いからか、クリームがほんの少ししか入っていないので食べやすかったです笑

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