ええ、1月後半に始まった教師のストと2週間前からのバリケード、まだ続いています。
今朝は大学長主催の教職員のためのAG(議会)があったので、同僚の先生2人と参加した。教職員の立場としては、今回のストの発端となった2つの政令(http://www.news.janjan.jp/world/0902/0902107176/1.php)が撤廃されるまではストを続けるが、学生が行っているバリケードには断固として反対とのこと。
バリケードに反対の教職員と学生が集まって建物の解放を強行すればいいのにと思ったけれど、今回のストライキは教師側が始めたものであるだけにそこまでの動きにはならないみたい。大学のHPを見てもストに関する報告は前回と比べて格段に少ないらしいし。
ただ教職員からの情報や意見を聞くのは非常に興味深かった。長期のバリケードはここ3年に3回もあって、トータルで20週間近くも休講になったこと。レンヌ2大はここ10年で1万人も入学者を失ったこと。これらの問題はストや長期にわたるバリケードで大学のイメージが悪くなったことに起因するのではという指摘。
大学や教職に関する政府の取り決めや法律に反対してデモをするというのはれっきとした政府への意思表示であって、大いに結構。ただ学生は何があっても勉強するのを止めてはいけないと思う。勉強して知識を得て進級してディプロムを取って、、、前に進まないと何にもならない。安定した職を得るために必要なのは学業だけだと私は思う。バリケードをして何週間もの間家でぼんやり過ごすのは、大学生にとって本当に時間の無駄で無益。ストにとってバリケードは果たして必要不可欠なのか、不審に思えてならない。
事務の人たちの予想だと、授業が再開されるのは3月中旬。その予想が現実になれば、後期の授業が終わる4月11日まで4週間しかない。私たち日本語科は、1年生の授業ではテキストの1課ごとを2週間のペースで進んで来た。今年はまだあと4課も残っているので、授業再開後は1週間に1課のハイペースで授業をすることになる。当然学生は苦しい、文句を言って来るだろう。慌てて詰め込んだ知識はしっかり定着せずにすぐ出て行ってしまう。そうして大学生の(語)学力はどんどん低下していくことになる。それがバリケードをすることの代償だと自覚してもらいたい。
さて、授業再開後は忙しくなるだろうから、今のうちから授業の準備を全部終わらせることにしようかね。もうゲームも無し、歌も無し、にこにこ優しいみわ先生(?)はどこへやら。鬼の形相で超特急の授業をします(笑)。失う物の大きさを学生には痛いほどわかってもらわないとね!!
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