2018年8月24日金曜日

国立海洋博物館 Musée national de la marine@Brest

今年の夏はまとまった休みを取らず、フィニステール県から出ることもなかったのですが、遠方からお友達が何人か来てくれたので、Brestとその周辺を「観光」することができました。

8月11、12日は同僚のYちゃん(過去記事はこちらより)、そして先日はまたまた仲良しの同僚Sちゃんが来てくれました。この日は天気が不安定だったので、どこか屋内施設を…というわけで、前から行ってみたかった場所に付き合ってもらいました♩

Brest城の中にある
「国立海洋博物館(Musée national de la marine)」です。

写真奥の要塞チックな建物がBrest城です。Brestの街はこの城壁の中で生まれたのだとか。今年の7月半ばにツールドフランスが通ったので、名残のオブジェと一緒にパチリ。

入館料を払うと(大人7ユーロ)音声ガイドを渡されます。

ひと昔前の携帯電話みたいな装置ですが、展示にヘッドフォンのマークと番号がついている場合、その番号を装置に入力して耳に当てると、詳しい音声ガイドを聞くことができて便利です。

試しに「日本語ありますか?」と聞いたら、無言の苦笑いが返ってきました。無いということね(苦笑)必要なら私が和訳しますよ、音声の収録もしますよーと提案したくなりました。今度Brest市側に持ちかけてみようかな(o^^o)

お城から見えるBrestの景色はなかなか新鮮。

少しずつ雲が晴れて気温が上がってきました。

Penfeld(パンフェルド=海軍所有の入江)とRecouvrance(ルクーヴランス橋)、それから左にはTour Tanguy(タンギー塔、まだ行ったことなし)。

軍の船が丸っこくてかわいいねー、なんてSちゃんと話していました。他にも「Brestはグレーが多い」とSちゃんが連呼していて、その時は意地悪ー!なんて思っていましたが、この写真を見るとたしかにグレーの割合が高いな…外壁をカラフルに塗り替える都市計画が始動されたのは「脱グレー」が一番の目的かも?

さてこの海洋博物館、思いのほか盛りだくさんの内容でしたが、こちらでは印象に残った(あるいはツボに入った)ものをいくつかご紹介しますね。

かつてパンフェルドにあった刑務所の囚人服、赤と黄色って派手!

赤い帽子をかぶった囚人は最も刑が重く最も過酷な労働(重たい資材運びなど)を強いられていたみたいです。脱獄者が出ると大砲がドーンドーンと火を噴き、周辺の住民に知らせていたのだとか。なんでも脱獄者を捕まえた住民にはご褒美があったらしいです。

帆船型の帽子?ヘアアクセサリー?

髪の毛のボリュームもすごいですよね、おでこからマストの天辺まで1m近くありそうでした。絶妙なバランスで歩かないと船が右に左に倒れそうだし、首が疲れそう(^^;;

そして、私とSちゃんのツボにハマったコーナーがこちら。帆船の舳先についていた木彫りの装飾たち!足が人魚のようなタツノオトシゴのような…不思議。


この方勇ましいーと思いきやお腹が微妙に出てる?


7人でDA PUMP(2018年再ブレイク)みたいな。笑


歴史的にも科学技術的にも、そして突っ込みどころのあるオブジェがちらほらある点でも、予想を遥かに超える充実した展示内容です!すべてをくまなく見て回るなら3時間は必要かも?

私とSちゃんは最初のほうこそ番号順に音声ガイドをひとつひとつ聞いていたのですが、途中から力尽きて(飽きて?)、最後のほうは早足で通り過ぎてしまいました(苦笑)時間にたっぷり余裕がある時に、一人でのんびり見学するのが良さそうです。

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