2019年2月28日木曜日

ガレットが余ったら…

ブルターニュ地方を代表する郷土料理といえば、そば粉のガレット。クレープリー(crêperie)で食べるのが一番美味しいけれど、スーパーでも手軽に買えるので、料理するのが億劫な日の強い味方です。

ハム、チーズ、卵を乗せて焼いたら、ハイもうできあがり♩

上記3つの組み合わせは"complète"(コンプレットゥ=完全な)という名前がついています。ガレット初心者の人にまずお勧めする一品ですね。そば粉とバターの風味が香ばしくて美味しくって、何度食べても飽きません。日本人にとっての「うどん」みたいなもの?

スーパーに売ってあるガレットは袋に入っていて、だいたい4〜6枚入り。一人暮らしや夫婦二人だと微妙に余ってしまうことがあり、ラップをかけて冷蔵庫に入れても翌日はどうしてもパサパサになってひび割れてしまいます。二日続けて同じものを食べるのもなぁ、という気分にもなりますよね。

そんな時おススメしたいのが、"Galette Morbihannaise"(ガレットゥ・モルビアネーズ)です。義父のPhilippeが生まれ育ったブルターニュ南部の県、Morbihan(モルビアン)でポピュラーな食べ方らしく、バンちゃんは子どもの頃から「余ったガレットの食べ方といえばこれ!」と認識しています。

作り方はとっても簡単。
①ガレットを筒状に巻いて1㎝幅ぐらいの千切りにする。


②フライパンにたっぷりのバターをひき、ガレットを入れて焼き色がつくまで炒める。
③溶き卵(2〜4個)を加えてスクランブルエッグみたいに全体を混ぜ合わせる。

以上!

出来上がりはこんな感じです。見た目はすこぶる悪いですが、味は保証します。

バター、ガレット、卵の相性は抜群。ブラックペッパーをたっぷりかけるとさらに香ばしさアップです。こちらもサラダと一緒に食べるのがヘルシーかと思われます。

ちなみに写真奥に見えるオレンジの塊は、フランス家庭では超ポピュラーな"Carottes rapées"(キャロットゥ・ラペ=人参の千切りサラダ)。とはいえ私は人参を千切りするのではなく、野菜専用のおろし金ですりおろしています。そうするとより細くて食感が柔らかくなり、食べやすいのです。

そもそも"rapé"(ラペ)は「すりおろされた」という意味ですからね、チーズみたいにね。人参オンリーでびっくりのサラダですが、ビタミンAが豊富に摂れるし、マスタード入りのドレッシングで和えると甘酸っぱくて美味しいです。

最後のほう脱線しましたが、ガレットが手に入る地域にお住まいの方、食べきれずに余ってしまったらぜひ"galette morbihannaise"、試してみてください♩

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