シードル(cidre = リンゴの発泡酒)の生産が盛んなブルターニュですが、個人的に一番美味しいと思っている銘柄は"Kerné"(ケルネ)といいます。クレープ屋さんでケルネのシードルを見かけると「お、ここはやるな」と一気に評価が上がります。笑
ケルネの産地はフィニステール県南西部にある町、Pouldreuzic(プルドゥルズィック)という日本人にはとっても発音しにくい名前です(^^;; そちらにお洒落で広々とした直売店があるので寄ってみました。
ケルネの特大ラベルがお出迎えです。
ちなみにPouldreuzicの場所はこちら↓Brestから1時間ぐらいでしょうか。
お店の中は天井が高く、陽光が差し込む明るくて気持ちのいい空間です。
中央にはリンゴの木のオブジェがどーんと構えています。
これです、ケルネのシードル!オレンジのラベルが特徴です。
緑の縁はさっぱりしたBrut(ブリュッ トゥ=ドライ)、赤い縁は甘みのあるDoux(ドゥ=マイルド)です。シードルの味はだいたいこの2つに分かれます。
こちらでは箱買いもできます、カートを貸してもらえるのでご安心を。
お店の奥には素敵な暖炉と、シードルの瓶でできたクリスマスツリー☆
(来店したのは1月3日です)
ツリーの反対側にはカウンターがあり、シードルを試飲することができます。この日は「口あたりフルーティ」な新作を味見させてもらいました。車の運転があったのでほんの一口でしたが、美味しかったです♩
広々とした店内にはシードルだけでなく、Pouldreuzic やその周辺で製造されているブルターニュの郷土菓子やチョコレート、蜂蜜、海産物の加工品など美味しそうなものがいっぱい並んでいます。シードルを買いに行ったつもりが誘惑に負けて他のものもいろいろ買ってしまいそうです(^^;;
最後に、Pouldreuzicは「あの企業」で有名です。この写真を見てわかるでしょうか?給水塔をよく見てください…
拡大してみますと…そう、あのPâté Hénaff(パテ・エナフ)!笑
Pouldreuzicはエナフの本拠地で、こちらも直売店やミュージアムまであります。我が家はエナフ製品にとってもお世話になっているので、ぜひ安定経営を続けてほしいですね(※過去記事はこちらより)。
ケルネといい、エナフといい、チョコレートのPatrick Robinet(パトリック・ロビネ)といい、Pouldreuzicは食品加工業のレベルが高いです。車がないとアクセスが難しいですが、ドライブとブルターニュの美味しいお土産調達を兼ねて、ケルネとエナフの直売店に連れて行ってあげますよ(o^^o)
Cidrerie Kerné
Mesmeur 29710 Pouldreuzic
02 98 54 41 86
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