2011年10月15日土曜日

遅めの夏休み紀行② 海バスク

 気がつけば10月も半ばを過ぎ、秋も深まってきましたね〜。それなのに夏休みの思いで日記をまだ半分も終えていないMiworldです^^;でも一度始めたら止めてはいけない、年内には終えるつもりですのでよろしくお付き合いくださいませ(大げさ〜)。

 夏休み旅行の前半に訪れたバスク地方、前回は山側の風景をお届けしたので、今回は海側=「海バスク」で撮った写真をコメント付きで載せますね〜

 私たちが訪れたのはSt Jean de Luz(サン・ジャン・ドゥ・リュズ)というスペイン国境に近い港街。この日も真夏の陽気と快晴で、青い空に木々の緑、バスク建築の赤と白…おまけに港に停泊していた船はどれもカラフルで、こんな賑やかな1枚が撮れました

賑やかを通り越してごちゃごちゃしてる?でもお気に入りの一枚です^^

 St Jean de Luzは広々としたビーチもあるリゾート観光地なので、街中の路地にはたくさんのレストランが建ち並んでいます。愉快な看板がいくつかあったので写真に収めました。下の一枚、魚がバスクの小物(たぶん)をつけている…まさに海バスクな感じ?w

 街中の教会が素晴らしいと聞いたので入ってみました。確かに!フランスの他の土地で見る教会とはひと味もふた味も違った壮大さと美しさ。教会建築の知識に乏しいので大したことは言えませんが、バスクの教会はどれも両側に木製のテラス?がついているのが特徴的です。そしてこの教会は天井から船のオブジェがぶら下がっています!

港街ということに関係があるのかしら…?ともあれユニークでいいですよね^^
祭壇の装飾も水色と金色の組み合わせに赤のさし色がお洒落〜と思いました。


 St Jean de Luzの中心街。歩行者専用になっているのでのんびり散策できます。バスク織りの可愛いお店がいくつもあったのですが、観光地ゆえかどれもこれも高い〜><でもせっかくなので、バスク織りの布巾を自分にプレゼントしました^^;
 この通り、上の写真では人通りが多く賑やかですが、正午から2時まではほとんどの商店が「お昼休み」のために閉まるのでほぼ無人に豹変します!観光客相手のお土産物屋さんまで閉まるなんて…商売する気あるのかと呆気にとられてしまいました。他の観光地でも同じような状況だったので、これはバスク特有の文化?それともスペインの「シエスタ(昼寝)」に影響を受けているのかしら…とにかくこの2時間はあまりに街が閑散としていて、奇妙な光景でした。

街の広場で見かけた、唐辛子の鉢植え。

食用ではないよね、観賞用ですよね。

St Jean de Luzの街を後にして海沿いをスペイン国境へ向かって走ると、このような絶景スポットに立ち寄ることができます。大西洋の荒波に打たれる絶壁は複雑な形に浸食されていて、フランス側もスペイン側も、いい眺め〜でも足下には注意ですね^^;


最後に、似合わないサングラスをかけて鳥になった気分のMiworld。
 ああ〜この日の太陽と青空、潮風が懐かしい(涙)

2011年10月2日日曜日

山バスクのゲストハウス

 バスク地方に滞在中はSare(サーる)村のゲストハウス(フランス語ではMaison d'hôtes)に泊まりました。民家の一室で寝泊まりをし、大抵の場合朝ごはんが付きます。

こちらがお世話になったゲストハウス。ひゃー巨大です!


 17世紀に建てられたものを改装してゲストハウスにしたそうで、外見はもちろん内部の基本的なところは伝統的なバスクの家ですが、部屋のインテリアは奥さんの手によってモダンな雰囲気にしてありました。

 滞在中は毎日快晴!に恵まれたので、朝ごはんはSareを一望できる眺めのいいテラスでいただきました^^カップの模様はバスクのシンボルマーク。外側に向かって丸くなっている部分は四季それぞれの太陽を表しているのだそうです。ブルターニュのトリスケルとモチーフが似ているので勝手に親近感が湧きますね〜

 朝ごはんはコーヒーまたは紅茶、焼きたてのバゲット、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、地元で作られたヨーグルト。4種類のジャムは奥さんの手作りです(美味しかった〜)奥さんはバスク語を流暢に話す陽気でおしゃべりな人で、バスクの見所や季節の行事などいろいろ教えてもらいました。

 ゲストハウスに泊まるのは初めてだったけれど、人との交流という面でとてもいいものだと思いました。奥さんだけでなく別の宿泊客とも朝ごはんの席で情報交換ができたので、ホテルよりアットホームで話しやすい雰囲気が気に入りました^^

 キッチン付きのゲストハウスならさらに良かったかも〜