2019年5月31日金曜日

ガレージの大改装

5月の最終週、有休消化のために仕事を休んだ我が夫のバンちゃんが一念発起して、ガレージの大掃除と大改装を決行しました!

※フランスの会社員の年次有休休暇は一般に5月末で期限が切れるので、祝日が多い5月に有休消化のためまとまった休みを取る人がけっこういます(いいなぁ)。

とにかく要らないものはゴミ処理場に運び、まだ使えるものは慈善団体に寄付し、2年前の引っ越し以来足の踏み場が無かったガレージがこうなりました!

Beforeの写真が無いので変貌ぶりが伝わりにくいですが、以前はとにかく物で溢れかえっていたのです。壁に棚を取り付けてストックしておく物を壁側にすっきり収めました。

そしてバンちゃんが特に力を入れたのが、こちら。DIY コーナーと折りたたみ式の作業台(写真左下)。

YouTube上のチュートリアルビデオを参考にしながら自分で設計図を描き、ホームセンターで木材を欲しいサイズに切り出してもらって、ドリルで壁に穴を開けてトントンカンカン、ギーコギーコ…モニター画面まで取り付け、快適なDIY空間を自らの手で実現できたことにたいそうご満悦。

洗濯機の上スペースにも今後収納設置予定?

いやいや、器用な人ですよホントに 。その確かな技術と想像力をどうか、食事作りのほうにも生かしてくれないかしら(^^;; しかしバンちゃんいわく、食べ物はせっかく作っても「すぐに無くなる」から、時間をかける甲斐が無いんだそうです。わかるけどさ…私だってたまには「ごはんできたよー♩」って言われてみたいんだけどなぁ。

うーん、でも、DIYが得意でパソコンやメカにも強いし、お金の管理もしっかりできるし(私は買い物するだけ 苦笑)、頼りになる夫だと思わなければいけないのか。まあ何はともあれ大掃除と大改装、お疲れ様でした。ありがとう(o^^o)

さあガレージがすっきりしたところで、そろそろ客間の内装仕上げに取りかかりますか?って入居して2年以上経つのにまだ終わっていないのか、と突っ込まれそう〜

2019年5月29日水曜日

ママのお仕事シミュレーション

フランスの幼稚園・小学校は水曜日がお休みなので、我が家ではユーゴを学童保育に預けるか、家で世話(という名の放置)をしながら仕事します。

ワーキングママの中には、子供に合わせて週4日勤務という働き方をしている方もいるらしいですが、私が携わっている学校は日本企業なので、水曜日に休むなんてそんな甘いことは言ってられませぬ(^^;;

さて今日は、学童保育に空きが無かったのでユーゴつきの業務。インドアな息子はYouTubeでサイエンス系の番組や"Minecraft"に関する動画を見たり、レゴで遊んだり、一人の世界に入って歌ったり踊ったり、部屋にあるシンセサイザーでアドリブ演奏にふけったり…

それらにも飽きたのか、仕事中の私が座っている椅子に無理やり3分の1ほど割り込んできて、使っていないヘッドセットを装着し、なにやら紙にせっせと書き込み始めました。

キーボードに触るのは厳しく禁じられているからか、画面に映っている情報?をせっせと書き取っていたようです。内容を理解することもなく…スタッフや講師とSkypeコールをしながらメモを取ることがあるので、それを再現しているのかも?ママのお仕事シミュレーションというやつでしょうか。笑

振り返ったユーゴのヘッドセット姿がなかなか面白かったので、記念にパチリ。

プチオペレーター笑 ヘッドセットが微妙にズレてるけど…そして今にも抜けそうな前歯2本がどんどん前にせり出していて、ネズミかウサギみたいです(笑)いつどんな風に抜けることやら?

2019年5月26日日曜日

母の日は●●がおしえてくれた

それは、ルクレール(Leclerc)です。近所のスーパー。昨日買い物に行って会計を済ませた時、レジ員さんから一輪のバラを渡されたのです。

一瞬なんで?と思いましたが、ああ母の日かと。すっかり忘れていた…個人的には「どうでもいい」記念日なのですが、たとえスーパーのレジ員さんからでも労ってもらえるのは素直に嬉しいです。


私でさえ今日が母の日だってことを完全に忘れていたので、我が家の男ふたりもそうだろうなーと思い、帰宅後バンちゃんにバラを見せました。すると案の定、なんで?という反応。誕生日じゃないしな…っておいおい。

C'est la fête des... ?(セ・ラ・フェットゥ・デ…?)

と言ったところでやっと「mères(メール=母)!」と返ってきました(^^;; しかもその後だって「へぇー忘れてた」ですからね。「私も母なんですけどね?」とイヤミを言ってやりました。罰として(?)当日の夜は外食することに決定v(^_^)v

その後ユーゴと一緒に別の店舗にも行ったのですが、また同じように一輪もらっちゃいました。ユーゴに持たせ、「我が子から贈られた風」を装ってパチリ。


ルクレールさん、ありがとう♡


翌朝=母の日。
ユーゴに"Bonne fête des mamans !"(母の日おめでとう!)と言われ、通学リュックの中を見るようにという指示が。小学校でプレゼントを作ってきたのでしょうけど、なぜ私に取りに行かせるかね…で、入っていたのはこちら。

マーガレットの花びらにメッセージが書いてあり、中央には紙粘土(?)で作ったらしき星型の物体が。実はこれ、リュックの底でクシャクシャになっておりまして、一生懸命手で伸ばしてやっとこの状態。細かいことを気にしない(気が回らない?)ユーゴらしいわ…

ちなみに、星型の物体の中には花の種が仕込んであるそうで、これを土に埋めて水をやると芽が出るそうです。どこに埋めようかね〜。

2019年5月25日土曜日

うすーいGranola EXTRA FIN

以前こちらで「薄ーいOREO」を紹介したのですが、最近"LU"(リュ)社の "Granola"(グラノーラ)にも薄いバージョンがあることを知り、さっそく味見してみました♩

Granola EXTRA FIN NOIR

リュのグラノーラとは、胚芽ビスケットの片面にチョコレートが塗ってあるもので、サクサク感と香ばしさがなかなか美味しいお菓子です。

今回試した薄いシリーズは、ふつうタイプの2分の1の薄さだとか。ものすごーく軽い食感をイメージして口に運んだのですが、うーん、思ったほどサクサクではないかなぁ。それでも、ん?ん?と首を傾げながら食べ進めていると、ジワジワ虜になってくる…ビターチョコレートも良いお味♩

バンちゃんも最初のうちは微妙な反応でしたが、なんともいえない食感にハマってしまったのか、今では食後に2〜3枚はつまむように。おまけにユーゴまで気に入ったもんだから、一箱の減りが早い早い。少しずつ食べようと思って自分用に買ったのにぃ。

日本へのお土産候補にしたいところですが、夏の猛暑にチョコレート菓子のプレゼントは危険かと思われるので、また別の機会に持って行くなり送るなりしますか。

それにしても薄いオレオといいグラノーラといい、フランスのビスケット界は今「薄いブーム」なのでしょうか?他にもないか、気をつけて見ておこうと思います(o^^o)

2019年5月22日水曜日

高齢者の運転@フランス

先日池袋で起こった痛ましい事故を受け、高齢者の運転や免許更新について様々な議論がなされていますが、フランスではどうだろうと思ってバンちゃんに聞いてみました。

するとまあ、私自身フランスの免許を持っているのでわかっていたことではありますが、フランスには運転免許証の「更新」という制度がなく、一度取得したら一生モノです。高齢者に対して免許返納を促すような行政の取り組みなども聞いたことがありません。

そういった措置を取らないのは、日本よりもフランスの高齢者のほうが丈夫で頭もしっかりしているから?なんてはずはなく、こちらでも危なっかしい運転をしているご高齢の方をけっこう見かけます。

特徴としては異様に速度が遅かったり、交差点やロータリー(ラウンドアバウト)手前での減速が著しかったり、右折左折にキレがないといった「遅さ」が目立つので、かえって大きな事故には繋がりにくいかもしれません。

あと、ロータリー内での動きがアヤフヤな車は、だいたい高齢ドライバーだなと察しがつきます。というのも、70歳オーバーの方はロータリーが普及する前に免許を取得したと聞いたことがあるので、ロータリーにまつわる運転規則をよく知らない方が多いのだとか。

たしかに、直進するのに左のウィンカーを出したり、入ってすぐロータリーを出るのに内側を走行したり、延々と外側を走っていたり 、ど真ん中だったり…様々に「我流」で運転している高齢者が多いように見受けられます。

それでも日本のメディアで目にするような、驚愕の危険運転に遭遇したことは今までなかったのですが、今朝ついに近所のロータリーで見てしまいました。右向きに侵入し、反時計回りするはずのロータリーに、

・左向きで侵入し、90度(4分の1)時計回りに逆走
・ひとつ目の出口を左向きに出て、反対車線を逆走

という目を疑うような運転で走り去っていった高齢ドライバーによる一台の車…ひぇー。幸い近くに他の走行車や歩行者はいませんでしたが、ロータリー内を逆走する車なんぞ初めて見ました。こんな危ない運転をする車に運悪く遭遇したらと思うと、恐ろしや。

今住んでいるのは田舎町でご高齢の住民が多いため、人口密度が低いといえど運転にはより一層気をつけようと思ったのでした。といっても私自身高齢ドライバーのことをとやかく言える立場ではないのですが…今の年齢からだいぶポーッとしているので、70歳過ぎの運転はかなり危ない気がします(- -;;

70歳になってもまだフランスに住んでいるかどうかは不明ですが、もしそうだとしたら、運転免許の自主返納を申し出ようかしら。でもフランスにまだその制度が無かったら、役所の人に変な顔されるかもしれませんね(苦笑)

とにかく今のうちから安全運転を心がけようと気が引き締まる今日この頃です。車はとても便利な移動手段ですが、一歩使い方を間違えば凶器にもなるという現実を念頭に置いておかないと。今年のはじめに65歳になった我が父と、今度この件についてじっくり話してみようと思います。

2019年5月19日日曜日

New Balanceデビュー

ユーゴの靴があまりにもボロボロで危機感すら覚え始めたので、ショッピング嫌いの息子を引きずってBrestのキッズシューズ専門店に連れて行きました。

ふだんは丈夫な革製のスニーカーを選びますが、もうすぐ夏だし、7月は蒸し暑い日本で過ごすので、軽い素材の靴がいいなーと思いながらお店に足を踏み入れた瞬間、入り口に飾ってあったこちらに一目惚れ。

New Balance 574☆

ソールの底が赤・紺・薄いグレーの迷彩になってるー!全部好きな色なので、もう有無を言わさず決定。幸いユーゴも気に入ったらしく、軽くて履き心地も良いそうです。

にしても6歳半でNew Balanceデビューかぁ、生意気な(選んだのは私だけど。笑)というのも私が初めてNew Balanceの靴を買ってもらったのは中3の誕生日で、真っ白なレザーの574でした。「N」や細部にシルバーグレーが施されていてかっこよくて、それはそれは大事にしたものです。こういう思い出があったから、我が子にも574を履いてほしいと無意識に願ったのかもしれませんね。

6歳児が履くとこんな感じ。

いいねいいねー♩昔誰かに「靴がおしゃれな人が本当のおしゃれだ」と聞いたことがあって、それは経験上頷ける気がします。なのでユーゴの場合、服は量販店で安く買うことが多いですが、靴だけは妥協せずに良いものを履かせるようにしています。

それに、靴の場合は特に質と履き心地がメーカーや価格に比例していると思うのです。以前安くてデザインもまあまあという理由で、ユーゴに得体の知れないサンダルを買ったことがあるのですが、足にフィットしないし重いし縫製も良くないし、激しく後悔したんですよね…以来靴だけは良いものにこだわっております。

久々にキッズシューズ専門店に足を運んだのですが、ユーゴの足のサイズを正しく測ってもらったり、足の特徴や今後のサイズ変化について詳しい話を聞けたので、本人を連れて行って良かったです。靴は大事だとか言いながら、これまでAmazonでポチッと買うことが多かったのでね(^^;;

すっかり気を良くして同じお店で夏用のサンダルもお買い上げ。日本は蒸し暑いからサンダル必須だし、素足で履くから良いものじゃないと…なんて言っていたら大幅に予算オーバーしてしまった(苦笑)

最近自分への「不必要な」買い物は控えるようにしているので、ユーゴの服や靴という「必需品」(サイズアウトしたら着るものが無くなるという理由で)の購入を通して「ショッピング欲」を満たしている気がします。笑

2019年5月17日金曜日

仕事終わりのデスペ

今週は、仕事で技術的に大きなトラブルがありまして、もうてんやわんやの忙しさでした。呑気にBlog更新などする時間はとてもなく(T_T)

これは土日まで持ち越すかと腹をくくった金曜の夕方、思いがけずトラブル解消の兆しが見えたので、日本が夜中で学校サイトのアクセスが少ないうちに溜まっている業務を片付けよう!と社長、私、スタッフ2名の 計4人で一斉に作業開始。

4時間ほどで峠を越え、ひとまず大きな不安なく週末を迎えられる状況にまで持ち込めました。この作業を一番心配していただけに、4人で連携を取って一気に片付けることができてホッと一安心。

PCを閉じて肩の力が抜けたら、急にシュワシュワしたものが欲しくなるー。つまりビールです!笑 今となってはなぜ日本のサラリーマンがビール好きなのかわかる気がします。

最近ハマっている「デスペ」ことDESPERADOS(デスペラドス)のライム味。

デスペはテキーラ入りのビールで、普通タイプはアルコール度数が5,8%と高めですが、このライムはたったの3%!お酒が弱い私にも飲みやすいので気に入っています。ライムの風味が爽やかでおいしい♩日本にもあるのかな?

はー、良い仕事をした後のビールは格別。…ってなんだか オジさん化しつつある私ですが、そんなことはどうでもいい。トラブル解決に向けて一丸となれた今のメンバーを心底誇りに思えたのが嬉しくて、一人祝杯を上げたくなったのでした。

しかし疲れた…3%のデスペを半分飲んでもうほろ酔い。笑

2019年5月14日火曜日

サイエンスな絵本読み聞かせ

毎晩ユーゴを寝かしつける前に絵本を読むのですが、小学校に入ってからというもの、本来「癒しタイム」であるこの時間は私にとってちょっとした試練です(^^;;

というのも、毎週火曜日に小学校の図書館から絵本を借りて来るのでそれを読んでいるのですが、ユーゴのチョイスがとっても「サイエンス」に偏っているのです。

いいんですよ、地球、宇宙、自然、動物、機械etc、知っておいて役に立つ情報ばかり。でもねぇ、問題は「科学用語」が難しい!外国人ママは毎晩冷や汗かいてます(苦笑)つい最近借りてきた本なんて、

Les catastrophes naturelles(自然災害)、うわー。
このシリーズ、文章量が多くて語彙が難しいのよね、、、

見開き1ページでこの量、げっそり。
そして学校図書館の本だけあって、だいぶボロボロです。
ちなみにこのページは"Les inondations"(洪水)コーナー。

こちらは"Les séismes"(地震)。
阪神大震災のことが書いてありました(T_T)
寝る前に読む内容じゃないよなぁなんて思いつつ…

フランス語がわかる方は写真を拡大して文章を眺めてみてください。6歳児に読み聞かせるものとしてはだいぶ難しいと思いません?こちとら知らない単語にぶつかっては、つっかえつっかえ読んでいるもんで、ユーゴは内容が分かっているのか怪しいです。

まあでも最近はこのサイエンスシリーズにだんだん慣れてきて、だいぶ噛まずにスムーズに読めるようになってきました。一度もつっかえずに1パラグラフを読み切れたら、心の中で密かにガッツポーズです。笑

しかしそれだと単調で内容が伝わりにくいリスクもあるので、手振りを入れたりしながら抑揚をつけて読むように心がけています。そのうち我が子に

ママ何言ってんのかわかんなーい

とか言われないように、フランス語の音読練習頑張らないと…って誰のための絵本読み聞かせなんだか(^^;; とにかくサイエンスだろうと何だろうと、受けて立つ。笑

2019年5月11日土曜日

5月11日はパエリアの日

今日はバンちゃんの誕生日だったので、
夕飯は大好物のパエリアを作りました(o^^o)

ムール貝もアサリも無かったので、今回は唯一売れ残っていた"Coque"(コック)という小ぶりな二枚貝で代用しました。

我が家のレシピは、私が大学生時代にアルバイトをしていたビストロ「アルクポワン」で学んだものです。ある時シェフが料理教室でパエリアの作り方を披露したので、アシスタントをしつつこっそり作り方を盗ませてもらいました。

作り方はいたって簡単ですが、具材が多く下ごしらえだけでも1時間以上かかるので、誕生日や来客など「気合い」を入れる日じゃない限り自主的には作りません(^^;;

今回実は2年ぶりぐらいに作りましたが、うーんやっぱりパエリアは美味しい、好き!主役のバンちゃんはもちろん、ユーゴも「ううーん♡」と唸りながらモリモリ食べてくれました。手間かけた甲斐があったわ…

我が家の5月11日はもう「パエリアの日」に決めてしまおうかしらね、そしたらもう何を作ろうか迷わなくて済むもんね。笑

2019年5月10日金曜日

Top Chefのレストラン"L'Embrun"@Brest

行ってきました、"Top Chef"シーズン10のファイナリストでFinistère出身のシェフGuillaume(ギヨーム)さんがBrestにオープンしたレストラン

L'Embrun!!

「海飛沫」という意味の名前です。Brestの中心部、Saint Louis(サン・ルイ)教会近くのおしゃれなレストランや食品店が立ち並ぶ界隈にあります。良い立地!

【レストランの内装 】

グレー、白、Bleu Canard(鴨ブルー=緑がかった青)の組み合わせがシックで素敵です。写真には撮っていませんが、テーブル上の照明がひとつひとつ異なっていてどれも可愛らしいデザインでした。

ここから先はお料理の写真ですが、味のコメントは控えます。だって全部美味しかったから、もう「美味しい」としか言いようがない!笑 味は想像してくださいませ…

【アミューズ1】

・カリフラワーのムースタルト、カレー風味
・Langoustine(ラングスティーヌ=ブルターニュでよく獲れる海老)のスフレピザ

【アミューズ2】

・アーティチョークのサラダ
・コリアンダー(パクチー)のソルベ
・アーティチョークのチップス

【パン&バター】

・自家製ミニパン2種(カンパーニュ、蕎麦の実)
・Plouguerneau(プルゲルノ、我が家の隣町)の有塩バター
・トリスケル型の海藻入り自家製バター

※トリスケル(Triskell=三脚巴):ブルターニュのシンボルのひとつ。三方向の渦が「大地、水、火」を表している。

【前菜】

・蟹肉とBlette(ブレット=ふだん 草)をブレットの葉で包んだもの
・レモンのチャツネと自家製ラスク
・ブレットのスティック
・蟹のブイヨン

【メイン】

・Langoustine(ラングスティーヌ)のソテー
・ホワイトアスパラガス、ハムのフレーク
・Cancoillotte(コンコワイヨット=仏東部フランシュコンテ地方の液状チーズ)
・ラングスティーヌの ソース、ポルト酒風味

【デザート】

・ピスタチオクリームのミルフィーユ、パションフルーツソース入り
・パッションフルーツのペースト、カルダモン風味
・パッションフルーツのソルベ、生姜風味

箇条書きにした料理紹介ですが、これで合っているかは自信がありません(^^;; カタカナ多めでわかりにくいと思われますが、とにかく至福の一時でございました。やっとGuillaumeさんの料理を「味わう」ことができて、感無量。

彼が番組内でよく使っていたブルターニュ産の食材(アーティチョーク、カリフラワー、蕎麦の実、海藻など)がチラホラ入っていたし、お店の内装といいお料理といい、ブルターニュ愛に溢れたレストランです。パートナーのMarlène(マーレンヌ)さんも男性のウェイターさんも優しくて、料理もサービスも大満足。

Gastronomie(ガストロノミー、美食)のレストランは多少お値段は張りますが、食事を通して「優雅な非日常」を体験することができるので、できれば一年に一度はこういう機会を持ちたいものです。そのためにも頑張ろ、仕事。

食後のコーヒーを終え、一言でもシェフと話せたらなーとソワソワしていたら、なんとシェフがテーブルひとつひとつに挨拶に来てくれました!周りのお客さんも皆番組を観ていたのか、まるでミッキーマウスを見るようにGuillaumeさんをじっと目で追っています(もちろん私含め笑)。

順番待ちをしながらパチリ。次は私たちの番ー!


数分後、ついに私たちのテーブルへ来てくれたGuillaumeさん。2日前にはテレビ画面の中にいた人が、目の前にー(大興奮)!想像どおり気さくで、かつ想像以上におしゃべりな方だったので、Top Chefの舞台裏について色々質問しちゃいましたがなんでも答えてくれました。笑 思い出せる範囲で書き出すと…

・3ヶ月ちょっとの放送期間に対し、撮影期間は2ヶ月
・ファイナルの料理対決は11月に撮影
・最後の「ナイフ抜き」は4月後半に撮影
・コンクールへの参加は応募かスカウト(Guillaumeさんは後者)
・最初は800人!
・800人→80人→番組スタート時の15人に絞られる
・撮影は平日が多く、週末はパリから家に帰っていた
・仲の良い参加者とは撮影の合間に出かけることもあった
・決勝の総ポイント数はほぼ互角だった
・あまりに僅差だったので審査員が「引き分け」を訴えた

などなど。
そして私からは、前から伝えたかったことを…

いつかブルトンのTop Chef参加者がブルターニュにレストランを開いてくれたらと夢見ていたので、私の夢を叶えてくれて、しかもBrestを選んでくれてありがとう!

あなたの夢なんて知ったこっちゃないよ、という感じでしょうが、ニコニコと聞いてくれたGuillaumeさんに感謝です(o^^o)これからブルターニュの食材をふんだんに使って、Top Chefで磨いたテクニックと創造力を生かして、Brestを代表する名店に成長してもらいたいものです。

気になる方はぜひお早めに足を運んでくださいね、要予約。ミシュランの星を獲得した暁には価格がぐっと上がるので、開店後間もない今がチャンスですよ。笑

L'Embrun
48 rue de Lyon 29200 Brest
02 98 43 08 52

ランチ 22 euros〜
お子様メニューあり 18 euros

2019年5月8日水曜日

Vive la Bretagne(ブルターニュ万歳)!

ついさっき"Top Chef"最終回の放送が終わりました。

Bretagneの端っこ、Finistère出身ファイナリストの
Guillaume(ギヨーム)さん、素晴らしい活躍ぶりでした…!


勝敗を決める最後の瞬間です。
恒例の「ナイフ抜き」(と勝手に命名)。


緊張の瞬間です…


抜いたナイフの歯が銀色だったら優勝です…


銀色のナイフを抜いたのは、
残念ながらGuillaumeさんではなかった(T_T)


でも、でも、47対53という僅差でした!これはTop Chef始まって以来の接戦で、審査員の星付きシェフたちは4人全員「5対5」の引き分け評価でした。

この料理コンクールの決勝に来れただけでもう素晴らしい勝利、Guillaumeさん本当におめでとうございます、お疲れ様でした!もちろん優勝したSamuel(サミュエル)さんも!

さて、待ちに待ったランチはいよいよ明後日。ナマGuillaumeさんにお会いできるのはもちろん、テレビの画面で「見る」ことしかできなかった彼の料理の「香りと味」を堪能できるのが楽しみです(o^^o)

2019年5月4日土曜日

端午の節句祝い2019

5月5日は端午の節句だ!と急に思い出し、慌てて飾り付けをしました(^^;;

実家の熊本から遥々送ってもらった兜飾り。シルバー、黒、紫がシックでなかなか素敵でしょ。

兜の角が若干歪んでいるのは、3年前の熊本地震で床に落っこちて曲がったのです(涙)それでも壊れなかったのだから、縁起が良いものとして大事にしようと思います。バンちゃんはいたく気に入って「ずっと飾っておこうよ」と言うのですが、いや、毎年この時期限定じゃないとダメ…という気がします。

例えば雛人形は、桃の節句が過ぎたら早く片付けてしまわないと、その家の女の子が嫁に行き遅れるなんて言われていますが、端午の節句はどうなんだろう?兜飾りをずっと出しっぱなしにしていたら「嫁をもらい遅れる」なんてことがあるのでしょうか。まあジンクスは信じないけれど、ちょっと気になったのでした。

鯉のぼりも飾りましたよ♩


飾り付けをしただけで特にお祝いの食事を用意するつもりはなかったのですが、スーパーに行ったら鯛が安かったので(一日早いですが)お頭つきの塩焼きにしました。塩を振って200℃のオーブンで30分焼くだけ、簡単すぎる。

真っ白なお皿に鯛が一尾だけというのも寂しい気がして、サラダを敷いてみました。身にバッテンの切り込み入れるのを忘れてしまった…

鯛の塩焼きには苦い思い出がありまして。かれこれもう6年前、ユーゴのお食い初めをした時、わざわざマルシェに行って立派な鯛を買ったのですが、何も言わずにいたらお頭と尾っぽを切断されてしまったのです(T_T) なので今回はちゃんと「腹わただけ抜いてね、頭と尾は残してね」と伝えました!

そうしたら「了解」という反応だったので安心していると、ハサミで背びれをジョキジョキっとやられてしまいました(汗)盲点だった…向こうは親切のつもりだったんだろうけどね、手を怪我しないようにって…食文化の違いあるあるです。

端午の節句ディナーはこんな感じ。

Palourdes(パルードゥ=アサリに似た二枚貝)のお吸い物に、紅白なますに似せたEndive(アンディーヴ=チコリ)と人参の胡麻ドレサラダ。なんとなく貝のお吸い物が必要なんじゃないかと思って作りましたが、蛤のお吸い物なら桃の節句だし…違った?まあいいか。ふだん作らない和食っぽいものなら良しとしよう。

鯛の塩焼きは久々に食べましたが、身がホクホクで滑らかで味がしっかりしていて、鯛はやっぱりおいしいわー♡これから安い時は必ず買おう、次はハーヴ焼きとかアクアパッツァにしよう。

ユーゴも気に入ったらしく、鯛ごはんパクパク食べてくれました♩

栄養のあるものをたくさん食べて大きくなぁれー。ガリガリくんなのでもっと力つけないとね。早いもので今年で7歳、9月には小学2年生です。上の歯真ん中2本がだいぶグラグラしていて間もなく抜けそうな雰囲気。

今年の夏休み@日本は「歯抜けスマイル」の写真だらけかなー。笑

2019年5月1日水曜日

令和とメーデー

5月1日、ついに新元号「令和」がスタートしましたね。フランスのメディアでも前日、当日とこの話題が大きく取り上げられていましたよ。



初めて「れいわ」という言葉を耳にしたときは、音の響きがなんだかフワフワして頼りなく、だいぶ違和感を感じたものです。漢字の意味よりも「音」が気になってしまうというところが、職業病というやつなんでしょうかね。

それでも改元までの1ヶ月間で「れいわ」を聞いて話して書いて…と何度も繰り返しているうちに、だいぶ馴染んで愛着のようなものが湧いてきました。昨日から今日にかけて

平成もお世話になりました、令和もよろしく

っていう挨拶を同僚や家族友人との間で交わしたなぁ。平成という時代は長かったようであっという間に過ぎた気がします。平成の思い出は数え切れないほどありますが、日本では自然災害が多かったことも記憶に深く残っているので、令和の世はもう少し穏やかであればいいなと思います。

それこそ今日は新天皇さまが穏やかな笑顔で、皇居から赤坂御所へと向かう車から国民に手を振っていらっしゃった、東京。同じ日、地球の反対側にあるフランスではメーデーの祝日でした。Parisでは恒例の労働組合によるデモ行進が行われたのですが、昨年11月から続く「黄色いベスト運動」の過激派が混ざって機動隊と衝突し、催涙ガスの煙がモクモクと…平和な日本とのギャップに驚いた一日でした(- -;;

上皇さまがおっしゃるように、日本だけでなく世界の安寧も願ってやみません。フランス国内のゴタゴタはいつになったら収束するのやら。

大都市では荒れ模様の今日でしたが、西の端っこはいたって穏やかでした。


令和の時代はずっとここで暮らすのかしら、それとも別の場所に移住することもあるのかしら…?