Miworld@Rennes→Brest: 2月 2009

2009年2月27日金曜日

ストは続くよどこまでも

　ええ、１月後半に始まった教師のストと２週間前からのバリケード、まだ続いています。

　今朝は大学長主催の教職員のためのAG（議会）があったので、同僚の先生２人と参加した。教職員の立場としては、今回のストの発端となった２つの政令（http://www.news.janjan.jp/world/0902/0902107176/1.php）が撤廃されるまではストを続けるが、学生が行っているバリケードには断固として反対とのこと。

　バリケードに反対の教職員と学生が集まって建物の解放を強行すればいいのにと思ったけれど、今回のストライキは教師側が始めたものであるだけにそこまでの動きにはならないみたい。大学のHPを見てもストに関する報告は前回と比べて格段に少ないらしいし。

　ただ教職員からの情報や意見を聞くのは非常に興味深かった。長期のバリケードはここ３年に３回もあって、トータルで２０週間近くも休講になったこと。レンヌ２大はここ１０年で１万人も入学者を失ったこと。これらの問題はストや長期にわたるバリケードで大学のイメージが悪くなったことに起因するのではという指摘。

　大学や教職に関する政府の取り決めや法律に反対してデモをするというのはれっきとした政府への意思表示であって、大いに結構。ただ学生は何があっても勉強するのを止めてはいけないと思う。勉強して知識を得て進級してディプロムを取って、、、前に進まないと何にもならない。安定した職を得るために必要なのは学業だけだと私は思う。バリケードをして何週間もの間家でぼんやり過ごすのは、大学生にとって本当に時間の無駄で無益。ストにとってバリケードは果たして必要不可欠なのか、不審に思えてならない。

　事務の人たちの予想だと、授業が再開されるのは３月中旬。その予想が現実になれば、後期の授業が終わる４月１１日まで４週間しかない。私たち日本語科は、１年生の授業ではテキストの１課ごとを２週間のペースで進んで来た。今年はまだあと４課も残っているので、授業再開後は１週間に１課のハイペースで授業をすることになる。当然学生は苦しい、文句を言って来るだろう。慌てて詰め込んだ知識はしっかり定着せずにすぐ出て行ってしまう。そうして大学生の（語）学力はどんどん低下していくことになる。それがバリケードをすることの代償だと自覚してもらいたい。

　さて、授業再開後は忙しくなるだろうから、今のうちから授業の準備を全部終わらせることにしようかね。もうゲームも無し、歌も無し、にこにこ優しいみわ先生（？）はどこへやら。鬼の形相で超特急の授業をします（笑）。失う物の大きさを学生には痛いほどわかってもらわないとね！！

2009年2月24日火曜日

寿司パーティ

先週の土曜日、バンちゃんの元同僚たちと寿司パーティをやりました。パーティと言っても「寿司教室」がメインで、講師は私＾＾；唯一の日本人だから。お寿司に関してはまだまだ素人ですが、そこは隠してなんとか偉そうにこなしました（笑）

真剣に魚をスライスする
仏男子

くっつくんですけど！

だいじょうぶかなあ。

４時間後…

★★やっと完成★★

サーモン、鯛、マグロの握り寿司と巻き寿司。お米をといで炊くところから始めたのでかなり時間はかかったけど、みんなで一緒に作っただけあって美味しかった★大人８人分のお寿司を作るのに７合の酢飯と１kgの魚を用意した結果、、、問題なくペロっとなくなりました（笑）

握り寿司はかなり手間ひまかかって私の性格には不向きだけど（！）、たまにはいいもんだねえ。１年に２回までならやっていいかな＾＾；

2009年2月16日月曜日

サプライズ返し

バレンタイン「前祝い」の続き。。。

さて、私は私なりにバレンタインのサプライズを用意してバンちゃんの帰りを待っておりました。帰宅した彼にケーキを見せると、

わあ〜★　とベターな反応。

明日は土曜日でダラダラするし、夜は義理のお兄さんの家に呼ばれているからお祝いできな

いっしょ、と言うと大いに納得した様子。

焼き上がった餃子をテーブルに並べて記念に写真を撮っていると、バンちゃんが一言：「これも一緒に置いて撮ったら？」見るとその手にはプレゼント！

しかも開けてびっくり、私がずーっと前から欲しがっていた

★★ウサギ型塩＆胡椒のミル★★

耳がグリップになっていて、握ると下から
塩と胡椒が削られて出てくるという優れもの。

そして、このサプライズ劇には裏話があります（笑）

前日の夜、なぜか心ここにあらずなバンちゃん。

私：「明日はバリケードで授業できないから、お昼ご飯食べに帰って来ていいよ。」
B：「え、うん。でもどうかな〜。」
私：「あ、金曜はいつも同僚の人と食べるんだっけ？」
B：「そうなんだ。でもまあ明日は帰ってくるよ。」

翌日の昼、相変わらず落ち着きのないバンちゃん。

私：「大丈夫？」
B：「うん、週の終わりだからちょっと疲れてて。それはそうと、今日中に片付けたい仕事があるから今日はちょっと遅くなるかも。出るときに電話するね」
私：「はーい。」

上の会話でバンちゃんが落ち着かない様子だったのは、実はいつプレゼントを買いに行くか迷っていたせい。当初は金曜の昼休みに行くつもりが、私が「お昼を食べに帰って来ていい」と言ったものだから予定が狂ってちょっと焦る→「今日中に片付けたい仕事がある」という口実を作って仕事の後に変更。仕事を６時前に終わらせて街へ出たものの、どこの店も売り切れ！とうとうレンヌから北に１０キロのところにあるAlinea（IKEAのフランス版）まで行ったそう＾＾；

というわけで見事にサプライズ返しされました。予想だにしていなかったので、バンちゃんにとってはまさに「大成功★」ですな。

2009年2月13日金曜日

週末がバレンタイン

２００９年のバレンタイン・デー（２月１４日）は、土曜日。

去年と一昨年は平日だったので、お昼を食べに帰って来た旦那の手には大きな花束が★私もチョコレート系のお菓子を作ったりディナーを豪華にしたり、、、お互いにサプライズを楽しめた。

でも土曜日がバレンタインとなると、一日中一緒なのでサプライズができない。しかも昼までぐうぐう寝て、だらーっと起きてだらーっと過ごす。これがうちらの典型的な週末の過ごし方なので、ロマンチックにはほど遠い＾＾；

そして、フランスではバレンタインに女性が男性にチョコレートを贈るという習慣がないので、その存在すら忘れがちになる今日このごろ。こちらではバレンタインというのはカップルの記念日であって、お互いにプレゼントを贈り合ったり、レストランで食事をしながら愛を語り合う（？）のが基本的な過ごし方。

さて今年は何もなしかな〜、といつも通りだらーっと構えていた私。でも一応の記念日、

「何かしないと気が済まない」性格。

今日は前日の１３日、金曜日（！！）。バレンタイン前祝いということで、ありあわせの材料でチョコレートケーキを焼きました。