2020年6月30日火曜日

教えることは、学ぶこと

早いもので、フランスの学校は7月3日で今年度が終わります。夏休みの短縮を決定した日本と違い、何があろうと夏のバカンスは死守のフランスです笑

コロナ禍で3ヶ月近くまともに授業ができなかったとはいえ、年度末はがっつり新しいことを学習するより、例年通りゆるーい復習やレクリエーション的なものが行われているようです。先日は校庭でフラッシュモブをやったとか?

さてそんなゆるーい年度末、ユーゴの小学校では外国語にふれあう週間らしきものがありまして、日本人の私にも依頼が来ます。2年前に初めてお手伝いした時同様、絵本を日本語に訳してアルファベットの読み仮名を添え、さらに音読したものをボイスメモに録音し、担当の先生に翻訳と音声ファイルを提出するというもの。

※2年前のボランティアについてはこちらをクリック。 

今年の絵本は"Ours brun, ours brun, dis-moi ce que tu vois ?"
(茶色のクマさん、なにが見える?)


今年はコロナ禍のこともあり、2年前のように学校に出向いて絵本の読み上げを行ってくださいとは頼まれませんでした。ホッと胸をなでおろした反面、誰がどうやって子供たちに紹介するんだろうと思っていたら、なんと、

ユーゴが担当したらしいのです!


えええ、ユーゴが、人前で、日本語について解説!?!?去年の夏、日本の小学校に通って以来、ぱったり日本語の勉強をサボっていて平仮名もだいぶ忘れたはずなのに…

ところが先生の話によると、音声ファイル(私の声)から聞こえてきた単語の意味を解説し、自分の名前を平仮名で「ゆうご」とホワイトボードに書き、さらには

「こ」(ko)と「ご」(go)の違い

まで説明したというのだからびっくり仰天。幼稚園の1年目は、最初の半年間ひとことも口をきかずに先生たちを困らせていたのに…4年足らずで心身ともに大きく成長したのね、としみじみ。さらにはつい先日、晩ごはんの最中に突然、

「ママ、日本語のことば10個ぐらいのリストを作って。クラスで僕が教えることになったから。横にはフランス語の意味も書いてね。」

という指示が。は?何をいきなり。だいたいそんなもんは自分で作らんかーいと思いつつ、学校で使えそうな単語や挨拶を15 個ぐらい平仮名で紙に書いて渡しました。するとさっそく翌日に披露する機会があったらしく、

「みんな小さい【っ】の発音に苦戦してた」(例)がっこう)だの、
「平仮名の書き方を教えてあげた」だの、
「漢字についても話した」だの、

すまし顔で言うものだから、頭の中はもう「?」だらけ。普段ほとんど日本語で話してくれないばかりか平仮名の読み書きもしないのに、教えたってどういうこと?

でも「人に教えることは良い勉強になる」のは確かで、オンラインフランス語学校の日本人講師の中にも「教えることで自分のフランス語もさらに上達する」と話していた人がいたのを思い出しました。

かく言う私も、今は講師管理やサポートの仕事に忙殺される毎日ですが、月に2回だけ生徒さんにグループレッスンを開講させてもらうことで、フランス語を教え学ぶことの面白さを再確認し、良い刺激をもらっています。

ユーゴもたぶん、学校の先生やお友達に「披露する場、教える機会」を得ることで、もっと日本語が上手になりたいと思うタイプの人間なのかもしれません。現にこの日以来、家での日本語発言が心なしか増えているような?

教えることは、学ぶこと。

2020年6月28日日曜日

フランス産の絹ごし豆腐

近所のBIOショップで1ヶ月に1回は買う、こちらの…

フランス産オーガニック絹ごし豆腐。


絹ごし豆腐はフランス語で

Tofou soyeux(トフ・ソワイユ)

と言うみたいですね。形容詞の soyeux は「シルキーな、すべすべした」という意味です。前半3文字の"soy"(ソワ)が「絹」を表す女性名詞の soie(ソワ)から来ていると思われるあたり、まさに絹ごし。

こちらのお豆腐は400gで2,7ユーロぐらい。高いのか安いのかはわからないけれど、ツルっと滑らかでクセのない味がけっこう気に入っています。日本の絹ごし豆腐よりさらに柔らかいかも?

中身はこんな感じ。


さて、我が家はこのお豆腐をどう食すかと言いますと、ずばり「麻婆豆腐」です。日本の実家も麻婆豆腐に絹ごし豆腐を入れるので、まんま受け継いでおります。木綿豆腐は実家ではほとんど食べたことがないかも?父の好みが影響してるんでしょうね笑

ただ、絹ごし豆腐はいかんせん崩れやすく、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけている間にもどんどん崩れてしまうので、見てくれがあんまり良くないのですが…バンちゃんもユーゴも大好物です♩


というわけで、フランス産のオーガニック絹ごし豆腐、シンプルにお味噌汁に入れてもよし湯豆腐にしてもよし、サラダにのせてもよし。パッケージの写真ではキッシュのつなぎに使えるみたいです?試してみたいような気もするけど、やっぱりお豆腐は「和」か「中」の味付けが一番しっくりきます。

2020年6月22日月曜日

3ヶ月ぶりの登校

6月22日、フランスでは全土の幼稚園〜小中学校が通常再開されました。一応全生徒に対して"obligatoire"(オブリガトワール=強制的な)ということで、ユーゴも実に3ヶ月ぶりの登校でした!

長かったようであっという間に過ぎた気もする「籠城生活」(この呼び名の由来はこちらをクリック)。7歳の健康な男児にしてはだいぶインドア派の我が子は、特に不平不満を言うわけでもなく家の中でのんびり過ごしていました。

それでも3ヶ月もクラスのお友達と離れていたのはさすがに寂しかったのか、夏休み前に再登校できると知った時は満面の笑みでウェーイ♩と喜んだものです(o^^o)

なんせずっと家に篭ってましたから…

あくまでこれはイメージです笑 先日林の中をお散歩している時に見つけた、誰かがこしらえたと思われる隠れ家的なもの。子どもにはたまらないアイテムですね。

さて、3ヶ月ぶりの再登校の朝。ウキウキで校門に駆け寄ったら、マスク姿の職員さんに呼び止められてクラス名を聞かれ、ちょっと構えたユーゴは

ナタリー○○○!

と担任の先生の名前をフルネームで叫んだのでした笑 その後ほぼスキップで校舎の中へ消えて行きましたとさ。久しぶりの学校はとても楽しかったようで、夕方お迎えに行くとニヤニヤしながら校門から出てきました。よかったね〜

でもあと7回通ったらもう夏休みだけどね…とはいえ2ヶ月のバカンスに入る前にお友達に再会できたのは本当に良かったです。学校に行くのが楽しい、と思ってもらえるのは親としても嬉しい限り。

一方、ユーゴのいないテレワークは仕事が捗るっちゃあ捗るけれど、あまりに静かすぎてかえってソワソワ落ちつかない私とバンちゃんでした(^^;;

2020年6月20日土曜日

耳にまつわるフランス語

今仕事をしているフランス語学校では、レッスン関係の共同作業のため何人かの講師とやり取りします。テーマや教材選び、生徒さんへの連絡などなど。

中でもフランス人のH先生は、博学でどんな質問にも2秒以内に答えてくれます笑 ややこしい単語のスペルもほぼ間違うことがなく、日本語も話せるので、仕事の合間に「これフランス語でどう言うの?」とよく聞きます。

先日、H先生が「長時間ヘッドセットをつけていたら頭が痛くなって【ミミナリ】(ここだけ日本語)がする」と言うので、「耳鳴り」はフランス語で何?と尋ねたところ、0,5秒ぐらいで

Acouphène

という難しい言葉が返ってきました「アクフェンヌ」と発音する男性名詞だそう。そしてすぐさま別の言い方として

Bourdonnements d'oreille

もおしえてくれました。「耳の騒音」みたいな意味のようです。発音を無理やりカタカナにしたら「ブードヌマンドレイユ」かなぁ。どちらも初めて耳にしたので、まだまだフランス語の修行が足りていないと痛感。これまでの人生で幸いにも耳鳴りに悩まされた経験が無いからこそ、フランス語でどう言うかなんて考えもしなかった〜

その後「耳くくり」で思い出した「空耳」のフランス語についても尋ねました。以前レッスンで生徒さんに聞かれたことがあったのですが、フランス語でどう言うか見当もつかなかったし、日本語に特有の言葉かもしれないとさえ思ったのです。

そうしたらH先生、また2秒もかけずに

Hallucination auditive

と即答。「幻聴」を意味する言葉で「アリュスィナスィオン・オディティヴ」と発音します。hallucination(幻覚)という名詞を使うのね〜 なんとなく日本語の「空耳」より重篤な印象を受けてしまうけれど、しっかり覚えて、今度同じ質問が来たら2秒以内で答えられるように備えます笑

語学の勉強は一生モノですね…

2020年6月15日月曜日

思い出のビルケン、安定のビルケン

6月に入ってからというもの、急に天気が崩れ気温も春前に戻ってしまったかのようなフランスの端っこ。それでも夏はすぐそこなので、最近はネットでサンダルを物色していました。

というのもかれこれ10年前、夏のセールにて半額で入手したClarks(クラークス)のサンダルをいたく気に入って大事に履いていたのですが、ついにゴムが切れてしまったのです(T_T)

※過去記事はこちらをクリック。

10年持つサンダルってどれだけ丈夫なの?と思った方、少し違います。フランスの北半分は、ここ10年近く冷夏なことが多かったので、サンダルを履きたくなるほど暑い日なんて年に数日しかなかったのですよ(苦笑)

さて、サンダルは素足に履くものなので、快適さと歩きやすさ重視で選んでいます。いろいろ探したけれどピンとくるものが無かった矢先、ふと思い出したのが、大学1年だか2年の時にセレクトショップで一目惚れしたBIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)の…

Palmaというサンダル。

足首のベルトをかかとの後ろで一回クロスさせるのがポイントですが、履くのがちょっと面倒臭いのが玉にキズ(^^;; それでもこの変わったデザインのパルマがすっかり気に入って、ボロボロになるまで履いていました。

あれから20年近く経とうが安定のクオリティと人気を誇っているビルケンなので、そうだ、思い出のパルマに戻ろう!と閃いて探したのですが…

中古品しかない〜(T_T)

どうやらもう製造されていないようです。素足で履くサンダルだけに中古品はちょっと…抵抗ありますよね。じゃあ新品でパルマに近いデザインはないかと探した結果、この子を見つけました 。

今度はBaliという名前です。


パルマより個性控えめですが、履きやすそう&歩きやすそうなので届くのが楽しみです♩決して安い買い物ではありませんが、10年履くと思えばね笑 

今年の夏はどうか、ぴかぴかのバリを履いて出かけたくなるような気候に恵まれますように…

2020年6月12日金曜日

我が家の蘭サマ開花中

太陽の光を求め、横へ横へと伸びていらっしゃる逞しい我が家の蘭サマ。前回の記事では蕾の写真を載せましたが、あれから1ヶ月…

どんどん開花しております。


横から見た図。

一度開花したらこの状態が3ヶ月ほど続くので、いやはやすごい生命力です。家の中に花が咲いていると、雰囲気がより明るくなって良いですね♩

それにしても、6月に入ってからというもの、仕事が妙に忙しいです。「人」にまつわるイレギュラーなトラブル対応にけっこうな時間と労力を奪われ…よくあることなんですけどね。外国語レッスンというサービスは「モノ」ではなくて「人」、様々な性格と考え方を持つ「人」が生み出すものだから…

オンラインでしか顔を合わせない人への思いやり、距離感の取り方、言葉の選び方など、いろいろと考えさせられる今日この頃です。

物言わぬ花のお世話はよっぽど楽よね、水をあげるだけでいいし…なんて蘭サマを見ながら思いつつ、やっぱり言葉を持つ人と付き合うほうが面白いかなぁ。その言葉が時に衝突の原因になるとしても(苦笑)

2020年6月7日日曜日

3ヶ月ぶりの外食@Loctudy

今週末はLoctudy(ロクチュディ)の義両親宅に来ています。4ヶ月ぶりぐらいの再会…やっぱりFaceTimeなどオンラインでやり取りするのとは違う良さと嬉しさがありますね。元気そうで何よりですが、義母は外出制限中にちょっと体重オーバーしてしまったそう(^^;;

さて、フランスでは6月2日にやっと全国の飲食店が再開したので、最初の土曜日となった昨日のディナーはレストラン"L'Asia"に行きました!義両親がサプライズで予約してくれていたのです、嬉しすぎる…人が作ってくれた料理を食べるのは実に3ヶ月ぶり(涙)

青島ビールと揚げ春巻き。家では滅多に揚げ物をしないので、外で見かけたらついつい注文しちゃいます。


海老のサテー。ナッツペースト入りの甘辛ソースは香ばしくて白ごはんにも合う!こういう大ぶりのむきエビもスーパーじゃ手に入らないので、外で食べたくなります。

は〜美味しかった。外食できるのはまだまだ先かなと思っていただけに、義両親の粋な計らいはよけいに嬉しかったです♩

とはいえ例のウイルスはどこに潜んでいてどこからやってくるかわからないので、飲食店に課された予防措置はけっこう厳しめ。L'Asiaも基準に沿ってしっかり対策していました。

入り口には(両サイドに)消毒ジェル。

「アルコール消毒ジェルです。自分を守ってください、私たちを守ってください。手を洗ってください!」

メニューは紙ではなく、QRコードからスマホでの閲覧をすすめられます。


こんな感じでPDFメニューにアクセスできます。


プラスチックコーティングされた紙のメニューを見ることもできますが、その場合はお店の人が消毒スプレーをかけてから手渡されるので、表面がけっこうビショビショになっちゃいます(苦笑)

極めつけはトイレ!マスク着用でないと利用できません。飲んだり食べたりしている時はもちろんマスクを外していても、トイレに立つ時は再度装着し、ドアを開ける前には消毒ジェルで手を殺菌します。

しばらくはこれが当たり前になるのかな。レストランの中で「マスクをつけたフランス人」をたくさん見かける日がくるなんて、3ヶ月前は1ミリも想像できなかったのに、人生も地球も何が起こるか本当にわからないものですね…

2020年6月1日月曜日

やっと見つけたフィナンシェ型

長いこと「金属製」のフィナンシェ型をずっと探していたのですが、ついにバンちゃんがAmazonで見つけてくれたので、さっそくポチしました!

フィナンシェについての過去記事はこちらより。
レシピも載せています♩

なぜ「金属製」 にこだわったかというと、今や主流ともいえるシリコン製のケーキ型にトラウマがあるからなのです。一度シリコン製のフィナンシェ型を使ってみたのですが、シリコンから何かが放出されたのか、フィナンシェに変な匂いと味が染み付いてしまい、以来すっかりアンチシリコン派の我が家です。

で、今回手に入れたたフィナンシェ型は"fer blanc"(フェール・ブラン=白い鉄)という鉄製だそう、良いねぇ〜。数年前から鉄製のフライパンを使っていることもあり、鉄には並々ならぬ信頼を寄せております。

バターを薄く塗って小麦粉を薄くまぶして、生地を流し入れて…


200 ℃のオーブンで焼くこと15分。初回だったので生地の適量がわからず、いくつかはみ出してしまいました(^^;;

中央のほうは焼き色が薄いなぁ…そういうものなのでしょうか。

型から取り出してお皿に並べてみました。


角度を変えてもう一枚。


あれ、なんか薄くない?

と思われた方、そうなんです。このフィナンシェ型、なぜかとても薄いのです!

深さは3㎜ぐらい?薄焼きのケーキというよりもはやクッキーのような厚みなのです。あっちゃーこれは失敗したかな…パン屋さんで見るような、もっと大きくて厚い長方形を期待していたのに。

味のほうもイマイチだったらどうしようと心配でしたが、焼きたてを朝食に並べたところ、我が家の男子2人からは大大大好評!前よりずっと美味しい、端がサクサク、食べやすい、何個でもイケる、止まらない、この量じゃ足りない、とな笑

特にバンちゃんは、幼少の頃Brestの老舗パティスリーで買ってもらった美味しいフィナンシェを思い出した!と(大げさに)言うほどの喜びようだったので、あ〜よかった。そのお菓子専用の型を使うのって、やっぱり大事なのね…

というわけで、なぜか薄っぺらいものの、形よし素材よし焼き上がりの味よしのフィナンシェ型、在庫があればもう一個買って一度に24個焼けるようにしようかな。薄っぺらいから二個あっても場所取らないし笑