2010年9月30日木曜日

サバといっしょに

 先日レンヌのお友達から誕生日に「オリーヴオイルを使った食材セット」をもらったのですが、その中に入っていた「レモン&ペッパー味のパスタ」を早速食べました^^

鯖(maquereau)の香草焼きと一緒に。
鯖の写りがなんだか生々しくてすみません(苦笑)ちなみにフランス語で
「鯖」は「maquereau マクロ」、日本の「マグロ」と混乱しがちになりますw

 「レモンとペッパー」と聞いてさっぱりした印象を受けたので、鶏肉やお魚と相性がいいかなーと思い、今回は鯖の付け合わせにしました。パスタのお味はといいますと、ペッパーの風味がしっかりしているその後ろで、レモンの香りが爽やか〜に効いて、なかなかいいバランスを出していますただしレモンの風味はかなり控えめなので味が濃いソースと絡めるより、シンプルにオリーヴオイルで和えるだけのほうがパスタそのものの味を楽しめると思われます。そういう意味でも今回は付け合わせとして食べて大正解気になる人はお近のOliviers&Co.へ行ってみてね。

 久しぶりに食べた鯖も美味しかった(涙)特に香草焼きはお腹にハーブを詰め、上から塩こしょうとオリーヴオイルをし、200℃のオーブンで15〜20分焼くだけで超簡単にできるので助かります^^

 一応洋風レシピということでナイフとフォークをセットしていたけど、バンちゃんが「これお箸のほうが食べやすくない?」と言う…えー、付け合わせもパスタで洋風なのに〜と一瞬反対しかかったけど、結局はお箸でいただきましたw だって小骨を取り除くにはお箸が一番!しかも味が薄い部分には2人とも醤油をたらして食べていたので、もはや和食の雰囲気でした^^;いやーでもお魚と醤油って相性良すぎでしょう。

 それにしても鯖は安い!天然ものの15㎝以上を丸ごと2尾買って、2ユーロちょいでした(驚)安いのは大歓迎だけど、魚は一般的に高価な食材で1kg25ユーロするのだってあるのに…鯖さん見下されすぎ?漁獲量多すぎ?でもたしかにフランスで青魚は白身魚より下に見られがちです星付きのレストランで青魚が出されることはありえません。小骨が多いのもフランス人に敬遠される理由と思われます。それくらいでガタガタ言わなくてもーとこっちは思うのですが、うちのバンちゃんでさえ骨が口の中に入るのは不快指数100%みたいです。なので鯖を食べるときはまず身と骨を完全に離し、骨をお皿の外へ追いやります。その作業にけっこう時間がかかるので、身を食べ始めるころにはすでに冷めていることが多く、今回も「冷たい〜><」とこぼしつつ食べてました。

 次回からは盛りつける前にお皿もうんと温めてあげないとね^^;

2010年9月27日月曜日

さらば二十代

昨日、ついにこの日を迎えてしまいました。
デザート用に焼いたりんごのクランブルにろうそくを置いただけなので、
バースデーケーキとしてはなんとも味気ない…でも味は保証します

 二十代を卒業し、ついに三十路の仲間入りを果たしました!家族や友達からたくさんのお祝いメールをいただき、遠く離れていても自分の誕生日を祝福してくれる心温かい人たちに恵まれて幸せ者です。みんな、ありがとう^^これからもどうぞヨロシク

 30歳の抱負はといいますと…いたって現実的ではありますが、まずは仕事面で今後の見通しをはっきりさせることですね。次に、いつも言っている英会話の上達w。あとはとにかく自分らしく、もっと自分に自信を持って、何事にも充実した1年を送りたいです。


 さて、30という切りのいい数字を迎えたので、今年の誕生日は久々に我が家に友達を呼んでささやかなパーティ(と称した飲み会w)を開きました。ケーキにろうそくを立てたり、プレゼントの包みをみんなの前で開けたり、ベタなことをやってしまいましたが、たまにはいいよね^^「ハッピーバースデー♪」無理矢理歌わせちゃって、みんなゴメンねw

じょーじくんが差し入れに持って来てくれたのだけど、
かなりウケましたw コカコーラ、糖分いろいろ。
「どの味(甘さ?)が好きかわからなかったから…」だってw
ありがとうじょーじくん!私は一番甘い赤のコーラが好きさ

日本の母におねだりして送ってもらったプレゼント。
この子誰だかわかるかな〜?
そう!「楽しいムーミン一家(邦題)」に出てくる「ミー」のイラストがついた、

ARABIA(アラビア)社製シリアルボウル♪
後ろ姿がまた、たまらなく可愛いんだな^^
アラビア社ってなんだ?と思った方はこれを読んでね
アラビア社と同じく、ムーミンはフィンランド生まれなんですよ〜

  このシリアルボウル、去年オスロで見かけたときに一目惚れしたのだけど、食器にしてはあまりの値段の高さに購入を断念し、以後ず〜っと想いを寄せて来た一品。今回うちの母が「誕生日に何か欲しいものない?」と言ってくれたので思い切ってお願いしちゃいました!お母さんありがとう、毎朝大事に使うね^^

 レンヌのお友達一同からはグルメなプレゼントをいただきました。
オリーヴオイル専門店のお洒落な食べ物詰め合わせ。これで料理の味付けに
もっと幅が出るかな?みほちゃん、ゆかさん、ともちゃんどうもありがとう

 そして愛する我が夫、バンちゃんからのプレゼントは…
 この中です!でもプレゼントを全部ブログで公開するのはちょっと惜しくなってきたので、最後は箱だけ(ウザい?w)でもこの色を見ただけで中身とメーカーを特定できたアナタはかなりの強者です。

2010年9月24日金曜日

そういえば英語

 ロンドン旅行の前に、さんざんブログで「英会話練習中」みたいなことを書いていたわりには、その成果はどうだったのかまったく触れていなかったので、遅ればせながら報告しますと…

 ぜんぜんダメでした(苦笑)

 ネイティヴの人は予想以上に早口で、何言ってるか全然わかんなーい。単語が全部つながっているように聞こえた…それに英語を話す機会そのものが少なかったかも到着後すぐ、ホテルをチェックインするときに「よーし」とやる気になったんだけど、フロントの人を目の前にしたとたん

 頭が真っ白になった^^;

 2秒くらいぽかーんとしているうちにバンちゃんが何やら話し始め…結局すべてのシチュエーションにおいてそんな感じだったので、おぼえたフレーズを口にすることさえままならぬ状態で3泊4日があっという間に過ぎて行ったのでした…

 ただオスロ旅行のときもそうだったんだけど、3日目くらいから耳が慣れ始め、自分の英語もマシになってくるんです。たぶん最初の2日間、人が流暢に話すのを必死に観察しつつ便利な表現を無意識に盗んでいるので、自分が話すときにそれを真似し始めるのが3日目というわけ。会話の上達ってそういうものなんだろうな、ネイティヴさんの発音を真似る、簡潔な表現をパクるw ただし前回も今回も3日目=旅行最終日だったので、英会話力を伸ばすには残念な日程だったといえますね^^;

 あーロンドンに語学留学したい(笑)

 ええ、主婦のくせにそんな贅沢が許されないのはわかっています。今少ーし悔やまれるのは、英語を極めてからフランスに来ればよかったなーということ。そしたらすでに3カ国語しゃべれることになるもんね。まあ今からでもなんとかなると信じて、細々と英語の勉強を続けて行こうと思います。

 英語圏の国、次なるターゲットはアメリカ合衆国(でも予定は未定!)

 最低でも「3日以上」は行きたいよね〜 

 頑張って貯金しなきゃ…

2010年9月22日水曜日

カワイイ村

 もう何日か前の話ですが、先週末はバンちゃんの「新しい」実家で過ごしました。ご両親がフィニステール県北西部のPortsallから南西部のLoc tudyへお引っ越ししたためです。後者の名前はもう何回か出してますよね〜

 土曜日は「フランスで一番可愛い村」と(本当かどうかはさておき)言われるLocronan(ロックロナン)へドライブに行ってきました。この村の特徴はずばり、電線が一本もないこと!中世からそのまま時間がストップしてしまったような村です、車さえびゅんびゅん通らなければ(村人がいるからしょうがないよね)…よく時代モノ映画のロケ地となっているみたいですよ〜

駐車場から村の中心に向かって、パチリ

教会前広場からの眺め。わー何から何まで石造りだ〜

教会の中に入ってみました。ステンドグラスを通して日光が
七色に差し込んで来て、うーんいい感じ^^癒されるぅ〜

教会内には聖人と思われる「木彫りで色鮮やかな」像がたくさんあって、
お顔はどれも素朴で和みますw厳かなんだけど、可愛いさもある教会です^^

 この日は快晴でとても気持ちのいい気候だったけど、建物の影になっている部分が写真では真っ黒にしか写らなくて、いい写真があまり撮れなかったな…それだけが残念

教会の周りにはこんな感じのレストランやお土産さんがいっぱい。

村は斜面に位置しているらしく、下の方へ行くとこんないい景色が。
散歩の途中でおもしろい注意書きとドアを発見!
「用心しなさい。このドアはとてもとても低い」
確かめるべくちびっこの私(156.5㎝)と背比べしましたw

写真ではわかりにくいけど、私より10〜15㎝は低いとみた!

こんなお茶目な看板もたくさんありました

あるお店に入ってびっくり。膨大な数のお酒!しかも
写っているのは全部、ブルターニュの地ビールです
 教会前広場にMOF(最優秀職人)のお菓子屋さんを発見してしまったので、これは何か試食せずにはいられないwブルターニュの代表的なお菓子「クイニーアマンkouign amann」のミニバージョン、名付けて「Kouignette」(クイネット=フランス語では名詞の語尾に「ette」がつくと「小さい」という意味が付加されます)が豊富なフレーバーで量り売りされていたので買ってみました^^
 上から時計回りに、プラリネ、チョコレート、塩キャラメルソース入り。どれも美味しかったけど、プレーンに一番近い塩キャラメルが一番美味しかったかなぁ。やっぱり何事もシンプル・イズ・ベストですな^^

 それにしてもこの週末、食べ過ぎた…日曜の晩ご飯は「わかめうどん」でしたw

2010年9月21日火曜日

もっとグイグイ


 大学の人事課に放置され、早や3週間。

 その間自分のほうから直接出向くなり電話で問い合わせをするなり、いろいろ手だてはあったのだけど、先週まで来客があったし…などあれこれ理由をつけて放ったらかしにしてました。ダメダメです><

 そうしているうちにまた新しい一週間が始まり、過ぎて行く。

 このままじゃダメだ、自分から動かなきゃと自分に喝を入れて、今日の午後大学へ行く決意をしました!大学側がちゃんと仕事をしてくれていればこんなことにはーとぶつぶつ文句も垂れつつ↓でもそれだけのために行くのもな〜と早くも面倒くさがりムシがじわじわと…そこで思いついたのが、なんと「電話で人事課に問い合わせてみる」こと。

 昔から電話をかけるのが苦手なのに、外出の面倒臭さに負けるとは(苦笑)

 とはいえぶっつけ本番では言いたいことがうまく伝えられないと思ったので、

 台本を用意しました^^;

 フランスに住み始めて丸7年になるというのに、留学開始の頃と同じテクに頼ってる…なんて情けない><でも用件は簡潔に伝えれたほうがいいと思ったので、台本を前に、震える手で受話器を取り、担当者の番号を押して、Go!

 (いやーでも台本を書くスピードはかなり早かったので、そこだけは成長したわw)

 担当者のマダム、優しい人でよかった〜〜〜(涙)相手の口調が丁寧でやわらかいというだけで、こっちは救われた気分です。台本も噛まずにスラスラ読めたし、適宜形容詞を挟むこともできたし、会話はごくスムーズに運びました。

 相手の言っていることはちゃんとわかる、質問に対して素早く簡潔に答えることもできる。いつも受話器を置いた後、そのことを密かに満足してその都度少し自分に自信がつくのだけど、それでもまだまだ電話をするのは苦手。まあ何語であろうと電話をかけること自体が好きではないから、こればっかりはしょうがないんだけど^^;

 でも家に居ながら遠くにいる相手と話ができて、不安がひとつ解消されたりもするんだから、電話ってやっぱりすごいよね〜もっと活用しなきゃね〜と今さら当たり前のことを思うわけです。

 今回のことも、電話に限らずもっと早く行動に移していれば3週間も無駄にせずに済んだかもなーと思うと、これからはもっと、自分が思っている以上にグイグイと前に出て意思表示をしていかなきゃね。今後の教訓になりました。相手がフランス人の場合は特にw

 「就職活動とは自分という人間を見つめ直す時期」、と誰かのブログで読んだことがあるけど、まさにそうなんだろうなーと納得してしまう今日この頃。迷ったり躓いたりしながらも、前進あるのみのMiworldです。

2010年9月20日月曜日

ふたつのMont

ミクちゃんとあいちゃんが滞在中に、「Mont」がつく2つの場所を訪れたので、今日はまとめて紹介します。いきなり余談というか補足ですが、「mont」と「 montagne」、どちらも意味は「山」だけど、前者は定冠詞と一緒に固有名詞に使われるのに対し、後者は一般の山を表すときに用いられるそうです。たしかに富士山はフランス語でLe Mont Fuji、モンブランはLe Mont Blanc、どちらも「Mont」が使われていますね〜

 話を本題に戻して、最初の「Mont」は前回のDinan(ディナン)から北東へ少し行ったところにあるLe Mont Dol(ル・モン・ドル)。なだらかな田園風景の中にぽっこりと出た平べったい山、というより丘ですわ。日没が差し迫っていたので、頂上へ急ぐあまりモンの全体像が撮れなかった…

モンの上には立派な風車があります。


風車の反対側にはマリア様の塔があり、
中の階段を上って塔の上まで行けます!


塔の展望台からはのどかな風景が一望できます。
下に見える家のようなものはチャペル(礼拝堂)。

地平線の彼方に何かが見えるぞ〜、よく目を凝らしてみて!
 そうです、その影は2つめのMont、かの有名な

Le Mont St Michel (ル・モン・サン・ミシェル)

フランスの国旗が風になびいていたので、一緒にパチリ
 
 2年ぶりに来たけど、相変わらず外側からの眺めは圧巻です。ええ、それは間違いない。でも、もうこれで来るの何回目だよ…記憶にあるだけで7回は来てます!さすがに内部のお土産店と修道院には飽きてきた><ってまだ行ったことがない人に怒られちゃいますね、すみません!もちろん遠くから見に行く価値のあるスバラシイ世界遺産ですよー!ただもう本っっ当に人が多いので、ゆっくり観光したい方は午前中をお勧めします。でないとうちらみたいに、団体の観光客と鬼ごっこになりますよ〜

 おおっ!こちらのモンからもあちらのモンが見えます

言ってること意味不明かな?わかってもらえたでしょうか^^;

2010年9月16日木曜日

Dinanも再発見

 「みずな」でランチをした後は、うちらのイチオシ観光地であるDinan(ディナン)へ行きました。レンヌからは車で北へ45分ほどの距離にあります。ブルターニュの中世はどんな風かな〜と気になる人は是非ディナンへ行ってください中心街はどの角を曲がっても可愛い&おもしろいものだらけです。あ、でも石畳がとても多いので、歩きやすい靴で訪れましょう。でないと数メートルごとに躓きますよ〜^^;

中心部に位置する塔。心なしか以前より傾いている気が…
塔には上ることもでき、ディナンの街を一望できるのでお勧め。

今にも動き出しそうに見える、ユニークに歪んだ木組みの家たち。

とある柱の上に見つけた、哀愁漂うおじさんの彫刻w

あの〜脚、短すぎないかい??

ディナンで一番のお勧めスポット、Rue du Jerzual(ジェルジュアル通り)。
急勾配の道沿いに工芸品や絵画など、アーティストのお店兼工房が並びます。

無人になった瞬間を激写!夕方だったので人は少なかったけどね〜

鮮やかな水色と看板の猫ちゃんに惹かれて撮ったお店。


あ、ここにも猫ちゃん^^何に乗っかっているのかは不明…


店内で制作に没頭している絵描きさんに遭遇!


怪獣 vs 中世の騎士

おやつに川沿いの公園で食べた激ウマお菓子。

フランボワーズのタルトと塩キャラメルソース入りフィナンシェ

最後に、この日のベストショット

この場所を縄張りにしていると思われます。とても人なつっこく、
カメラを向けても微動だにしないw街の人や観光客に愛されてそう^^

 ディナンは本当に、何回来ても飽きない街です。よかとこ〜

2010年9月15日水曜日

Rennes再発見

 9月12日から3日間、バンちゃんの親友ミクちゃんと彼女のあいちゃんがレンヌへ遊びに来ていたので、超・過密スケジュールでレンヌとその近郊を観光しまくっていたMiworld(とバンちゃん)です^^;何度も訪れて見飽きたと思った場所でも、誰かを案内することでまた新しい発見があったりして、やっぱりブルターニュはよかとこ〜と思いました。今回はレンヌ市街を散策中に撮った写真をアップしまーす。


まずはレンヌ中心部の東に位置するThabor(タボール)公園にて。

バラ庭園から見えるブルジョワ〜な高級住宅群。
勝手に「プロヴァンス風の建物」と呼んでいる
St Vincent(サン・ヴァンサン)高校とバラたち。

数ある品種の中から一番いいな〜と思ったのがこれ。
色のグラデーションが絶妙で、花弁の開き方が見事
レンヌで一番好きな景色は、やっぱりこの場所このアングル
St Melaine(サン・ムレーヌ)通りから見えるノートルダム教会。
それからレンヌ市役所の前を通って…


お昼ごはんはお馴染み、「みずな」で食べました^^

新鮮な魚(この日は鯛)と野菜がもりもり食べれて、幸せ〜

 ミクちゃんたちとの観光日記、まだまだ続く。

2010年9月10日金曜日

さすがBonne Maman

 物心ついたときから、「牛乳の味がする乳製品」が一切食べれないMiworldです><小中学校の9年間は、給食の牛乳を「鼻で息をせずに(こうすると味がわからない)」一気に飲み干していたので、よくお腹を壊しました(涙)おかずがクリームシチューの日は恐怖でした。中学校を卒業してからというもの、牛乳は一滴も口に含んだことさえありません!

 バターやチーズをはじめ、乳製品がとーっても美味しい(らしい)フランスにどうして来たの?という質問をよくされますが、どうしてって(苦笑)食べ物が理由じゃないし…それに、乳製品以外にも美味しいものはいっぱいありますから、と答えてます^^;

 でも、好き嫌いは別にして、健康のためにもう少し乳製品を摂取したほうがいいかなと常日頃思っています。特にカルシウムを摂るには乳製品が一番手軽だとわかっているので、こんな私でも「美味しい」と思って食べれるものを探してはいるんです。特に調理せずに食べれるヨーグルトはフランスに住み始めて以来いろんなものを試しました。今までにいくつか、「これならまあまあ…」というものはあったけど、美味しいとまでは思えずに無理矢理食べていたので、どれも長続きしませんでした。そんなこんなで苦節7年、ついに最近「マイヨーグルト」と呼べるものに出逢いました!

Bonne Maman(ボンヌ・ママン)の
いちごソースいりヨーグルト♪
蓋にはお馴染みの赤いタータンチェック

いちごソースは甘すぎずなめらかで、果肉もゴロゴロ入ってます。
私はソースとヨーグルトをしっかり混ぜてから食べます^^
たっぷりいちごの風味が牛乳の臭みをカバーしてくれて、おいし〜
※「臭み」という表現はあくまでも主観なのであしからず。

 日本ではジャムで知られているボンヌ・ママンですが、フランスではジャムに限らず焼き菓子やヨーグルト、冷たいデザートなどたくさんの製品があります。しかもどれも美味しい!値段は他のメーカーより少ーし高めだけど、原材料は自然のものばかりで添加物などの使用を極限に控えているのがポイントテレビCMも滅多にしないので、広告料より製品の品質保持と改良に力を入れている感じがして、とても好感が持てるメーカーです。写真のヨーグルト(ソース無しのバニラ風味あり)やチョコレートムース、ビスケット類は特に美味しいのでお勧め^^

 ボンヌ・ママンの回し者?と疑われそうですが、冗談抜きで、我が家の冷蔵庫や戸棚の中はボンヌ・ママン製品だらけです(笑)バンちゃんなんて「営業の人?」と思われんばかりに、家に来た友達にいろいろ試食させるのでご用心w

 おかげで細々とカルシウム摂取を続けられそうです、Merci Bonne Maman !

2010年9月8日水曜日

元祖Miworldの危機?


 レンヌ生活の2年目から2年間一人暮らしをしていたのですが、住んでいたアパートの一室で大規模な火災があったと聞いたので、慌てて様子を見に行ってきました。古いアパートだから全滅してたらどうしようって、恐る恐る近づいて行ったけど…

火事、あったの?

 奥の建物のほうがよっぽど痛んでないかい?(ちなみにパン屋です)

 念のためアパートをぐるっと一周したら、反対側の2階の窓ガラスが割れていて、窓枠の上のほうが少し黒ずんではいたけど、大火事があったという雰囲気ではなかったです。タバコの火の不始末によるボヤとかかな?大したことなくてよかった〜。

 私が住んでいたのは3階で、写真では街灯の右側の部屋です。ものすごく狭くて(14㎡!)古いせいか床が傾いているんだけど、高い天井と大きい窓2つのおかげでとても明るく、窮屈さを感じさせない空間でした。おまけに狭いのにバスタブつきという珍しい物件です(笑)この部屋で夜中まで勉強して、レポートの提出前は徹夜して、ときどきお茶会や飲み会を開いて、日本から友達が遊びに来てくれたりもして…たくさんいい想い出を作ったなぁ〜しみじみ。ほんと、無事でよかったわ^^

 ちなみに、ブログ名の「Miworld」はもともとこのアパートが由来ですw 名付け親は仏文科時代の友人あずさちゃん。彼女がフランス&イギリス旅行のついでにレンヌへ来てくれることになったとき、私のアパートを突然「ミワールド」と呼び始めたんです。最初は「えっ!?」と思ったけど、何回か聞いているうちに馴染んで気に入ってしまい、ブログの名前に採用したというわけです^^

 今はどんな人が住んでいるのかな、大学生かなぁー。

2010年9月6日月曜日

大家族パーティ

 先週末はまた北フィニステールへ行ってきました。今回は、バンちゃんの親友で2年前から東京に住んでいるミクちゃんが、彼女のあいちゃんを連れてこちらへ帰って来ているので、実家で盛大に開かれた家族パーティにお呼ばれしたのです。

 招待客50〜60人と聞いて「どんだけ知り合い多いんじゃ!」と思ったのですが、半数以上は「家族」。それもそのはず、ミクのお父さんがなんと16人兄弟の末っ子(多分)なので、その家族が芋づる式に増えて…全員が集合すると100人近くになるらしい?これぞ真の大家族だ〜

 今回初めてミクの実家に行ったけど、ブルターニュらしい石造りの可愛いお家に広大すぎる敷地…!そりゃ60人も呼べるはずだよね^^;ミクのご両親にも初めてお会いしたけど、二人とも朗らかでとてもいい人たち。まさにミクの親だなぁと納得しましたw

アペロ(食前酒)の様子。これで3分の1の人数かな?
 1枚目の写真奥に見える納屋のような場所はパーティ用にセッティングされ、テーブルは以前どこかの学校にあったと思われる古い長机。椅子も然り。まるで学食というか、村の人に親しまれている食堂みたいな雰囲気でした^^
画像がブレブレですみませんけど…

 60人のパーティって、食べるものとかどうするんだろう?と思ったけど心配無用。家族一人一人がアペロ用のおつまみやデザートを持ち寄り、メインはミクママが前日から仕込んだという鶏のシチューが巨大なお鍋(学校給食をイメージするとわかりやすい)2つにスタンバイ!食事はセルフサービスで、片付けも家族がてきぱき動く…うーんさすが、大家族の集まりに慣れてますなw

 知らない人が大勢のパーティは苦手な(実は)人見知りのMiworldですが、ミクの家族や友達はフレンドリーな人が多くて、80歳近い叔母樣方も気さくに話しかけてくれました、というかむしろ囲まれた^^;いや〜さすがミクの家族w

 パーティが一段落した後は、若者たちは庭の一角にある焚き火スペースに場所を移し、パチパチ燃える火を囲んで夜通しおしゃべりでした。バンちゃんはこのひとときが一番楽しかった、と2日経った今日も話しております^^

 ミクとあいちゃんは滞在中にレンヌにも寄ってくれるだろうし、またいろいろと楽しいことが待っていそう。今週は天気が悪いみたいだけど、持ち直してくれるといいな〜

2010年9月3日金曜日

北のチョコケーキ

 タイトルから連想すると「北」って東北や北海道のこと?と思われそうですがw、今回初めて挑戦したのは北といっても「北欧」、

スウェーデンのチョコレートケーキ

フランスから見て「北」でしょ?ちなみにミントの葉は
プランター菜園から摘んできた〜…ってしつこい(笑)

 このケーキを初めて食べたのは、先日ロンドンのスウェーデンカフェでランチしたとき。バンちゃんがデザートにチョイスしてえらい気に入ったらしく、「美味しい×2」を連発しながら食べたという「奇跡の」ケーキです。ところがこのスウェーデン流レシピは恐ろしいほど簡単らしく、スウェーデン人を夫に持つマリマリ情報によると、「子供が最初に作るお菓子」だそう。フランスでいうヨーグルトケーキみたいなポジションかな?マリマリが本場のレシピを知っているということで、バンちゃんの切実な頼みもあってw、簡単なら…と喜んでおしえてもらいました^^

 写真で見てもわかるように、しっかりチョコレートの色をしていますが、レシピにチョコレートは一切書かれていません!実はココアパウダーがこのケーキの主役。分量的には砂糖が一番多いけど^^; フランスのガトー・オ・ショコラとはこの点でだいぶ違いますね。でも、チョコレートがなくてもココアの香ばしい風味がしっかり出ていていいお味ですそして150℃という低温でじっくり焼き上げるので、表面はサクサク&中はしっとりどころか「ねっとり」、独特の食感に仕上がります。柔らかめの羊羹と言っても過言ではない!?

 とにかく、本場のレシピなのでとーーーーーーっても甘いけど、それが美味!コーヒーとの相性抜群です^^作り方も本当に「混ぜて型に流して焼くだけ」のシンプルなものなので、太るのを覚悟で食べてみたいという方はマリマリに代わって伝授します

 これでまた「簡単に作れる美味しいお菓子」のレシピが増えた(喜)マリマリのおかげ、いつもお世話になってます

2010年9月2日木曜日

終わりと始まり

 とうとう8月が終わって、新しい月が始まりました。

 夏も終わって、秋の始まりだね〜 ここ最近朝夕がぐっと冷え込むようになりました。日本みたいに「残暑」など存在せず、9月が近づけばさくっと気温が下がるレンヌです。


 8月31日で、私の生活の中で2つのことが終わりました。

 ①レンヌ大学との契約

 あっという間に過ぎた2年間、とてもとても充実した2年間でした。教師として働く夢が短い間でも叶って、実践してみて改めてこの仕事のやりがいに気づくことができて嬉しかったです。
 いろいろ考えて、今年度はいったん失業者になって求職活動を頑張ってみます。いつかまたどこかで日本語やフランス語を教えられるように、そのためにこの1年自分にできることを探します。

 でもでも、契約が終わったというのに、大学から何の連絡もないよ…受け取る書類があるって聞いてるし、雇用者に「失業届け」なるものを出してもらわないと職安にも登録できない。一応人事の担当の人にメールで問い合わせしたんだけど、1日経っても返事無し。てかこの人今まで一度もメールに返信してくれたことないけど(苦笑)

 まあこの国の公務員に「仕事の迅速さ」を日本レベルで求めてはいけないよね〜 1週間くらいは待つことにしようかな。でも見通しもなく「ただ連絡を待つ」って苦手だわ…


 ②バスの1年定期

 ①と比べれば些細なことですが…大学から「1年定期買うなら半額支給するよ」と言われてゲットした定期が、8月31日で切れました。これからは1枚1枚チケットを購入し、1時間有効だから残り時間を気にしつつ移動をする生活が再開します。定期があるゆえに長いことほったらかしにしていたもうひとつの移動手段、自転車が再び活躍の兆し!?この1年完全に運動不足になっていたので、9月は天気もいいし、チャリでいろんなところへ出かけてみるのもいいかな^^

 というわけで、Miworldの新年度は今のところ切なさやもどかしさが先攻していますが、ともあれ変化に富んだ1年の始まりです。9月はプライベートでいろいろと楽しいことが待っているし、この時期のレンヌはイベント事が多いので、楽しんで前向きに頑張って行きたいと思います
 
 みなさま、今年度もよろしく〜^^