2009年4月6日月曜日

家庭菜園 〜やむなく最終章?〜

 日曜の午後、ついに野菜の種を蒔きに畑へ行ったら。。。
私たちが必死で耕した場所が、畑の持ち主である幼稚園の関係者に

略奪されていた。

 詳しく言うと、念のために張ったロープや私とバンちゃんの名前を書いて刺しておいた札が無惨に取り払われ、畑にはレタスの苗がこれみよがしに植えてあった。敷地内にはまだまだ空いている場所はいっぱいあるのに、なんでわざわざ私たちのところに???

カンカンに怒るバンちゃん。
今にも泣きそうな私。

 でもこうなる恐れはあった。その土地は間違いなく幼稚園のもの。私たちレンヌ大日本語科の教師が一部を使わせてもらっているのは、幼稚園の園長さんと知り合いである私たちのボスがうまく話をつけて了承を得たからで、つまり個人間の口約束によるものにすぎない。だから、私たちの存在が幼稚園の職員や保護者に伝わっているとはまったく思えない。彼らにしてみれば空いている場所は全て自分たちのものであって、そこに何を植えようと彼らの自由。むしろ私たちこそが邪魔な存在なのだから、部外者は出て行きなさいという意味で、わざわざ私たちが耕した場所にレタスを植えたのだと思う(涙)

 それにしたってこの仕打ちは酷い!!
私たちは幼稚園の邪魔にならないように、それこそわざわざ誰も手をつけていない荒れ放題で芝生だらけの場所を選んだ。去年の秋からしょっちゅう通って何回も耕して、やっと種を蒔ける状態まで頑張ったのに。。。なんという切なさ、虚しさ。

 でもそんなこと、幼稚園の人は知る由もない。私たちの存在すら知らないのだから、そこまでの悪気があってやったとも断言できない。そもそも全てを始める前に園長先生に許可を取ってはっきりさせるべきだった。全てがなあなあに運んで行ったせいで、こんな憂き目に遭うとは。バンちゃんは最初からそのことを心配していただけに、それが現実になってまさにあーあという感じ。

 同僚のY先生とT先生は、自分たちの場所を私たちに少し譲ってもいいと言ってくれているけど、バンちゃんは断固反対。

 「自分たちの場所を取り戻すか、降りるかだ!(ハードボイルド?)自分が汗水たらして耕した場所が他人に使われていくのを指をくわえて見ているなんてありえない。もし彼らに出くわすことがあったら自分は怒り狂って何を言い出すかわからない。そんな嫌な想いをしてまで畑なんてやる必要ない。」

 うーん、ストイックだけど、わかる!!

 もともと楽しみのために始めた畑作り。それがストレスや衝突の原因になるなんて想いもよらなかった。こんな状態が続くよりはきれいさっぱり手を引いたほうがいい。と、平和主義の私たちは、そう言い聞かせて忘れることにしたのです(涙)

 とか言って、気が変わって新たに再開するかもしれないけど、とりあえずこのトピックはしばらくお休みです。。。せっかく買った野菜の種、どうするかね〜。悲しい!

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