2008年10月2日木曜日

なんちゃって初心者

「なんちゃって初心者」(と私が呼ぶところの生徒)はちょっとした曲者。

彼らは去年も学士の1年に登録していたのだけど、諸々の理由から専門を変えて今年も学士の1年目からやり直している生徒のこと。去年初修外国語として日本語を選択し、数回だか数ヶ月授業に出た後ブロックアウト。当然試験をパスしていないから、今年も日本語に登録。なので授業開始から2週間しか経っていないこの時期、彼らは他の生徒よりも知識があるということになる。授業では最前列に座り、余裕の表情を浮かべて妙な(どうでもいい)質問をしてくる。

月曜日と水曜日の文法に出てくる一人の男子学生、スパイダーマンの変身前みたいな風貌。眼鏡の下から光る目はいつもにやにやしている。そしていつもにやにやと変な質問をする。

韓国を「かんこく」と教えれば、「北朝鮮は何て言うんですか〜」
イギリスという言葉を出せば、「正式名称は何て言うんですか〜」
これに対して「グレートブリテンおよび北部アイルランド。。。」と長ったらしく日本語で答えてやったら、質問して損したような笑顔を浮かべていた。

そして昨日、文法の授業で「[名詞1]は[名詞2]です」という構文を教えていたら、来たースパイダーマンの質問!

「名詞のところに動詞とか形容詞とか入れちゃってもいいんですか〜」

これに対しスパっと一喝。

「今はこの構文をやっているところ。他のことは少しずつ学びます。いっぺんに多くのことはできないでしょ、わかった?(スマイル)

すると「は〜い(ニヤニヤ)」

こういうなんちゃって初心者には困りますねー、と後で同僚の先生に言ったら、「ああ、最初は簡単だから余裕で前のほうに座ってるけど、授業がだんだん難しくなると後ろにどんどん後退していくよ。」だって。なるほど、スパイダーマンをはじめ彼らの着席位置にこれから目が離せないわ(笑)

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