2019年12月18日水曜日

不安でたまらん年末

12月5日に始まった、大規模ストライキ。マクロン政権がついに着手した「年金改革」(という数十年来のタブー案件)に猛反対する労働組合、国鉄職員、パリ地下鉄職員、教員らが全国規模で立ち上がっております。

国鉄(SNCF)とパリ地下鉄がマヒしているものだから、首都パリはもう大大大混乱。メトロはほぼ動かず、郊外電車も2本に1本、周辺道路は大渋滞。こんな状態がもうかれこれ2週間も続いており、クリスマスは目前だというのに、ストが終わる気配はありません(T_T)

私はSNCFのサイトを毎日にらめっこ。
Grève(グレーヴ)=ストライキです。


というのも、12月27日に日帰りでパリに行く予定で、往復のTGVチケットは2ヶ月も前に購入済み。なのに、このままクリスマス後もストが続く場合は、かなりの高確率で、私が乗るTGVはキャンセルされそうです(涙)

早割かつ変更も払い戻しもできない安チケットなのですが、SNCFのストが理由でキャンセルになった場合は、例外的に変更や払い戻しOKとのこと。本当かなぁ…そう言われてもなぜか信用できませんが、万が一の場合は駅の窓口まで行って粘る!

でも、27日はぜっったいパリに行きたいのです。電車がキャンセルになったから、また別の日に行けばいいやという問題じゃないのです。だって今回のパリ行きは以下の理由で特別なんです:

・一度もリアルで会ったことがない同僚のNさんと初対面
・Nさんと「ある場所」でアフタヌーンティー(予約済)
・Nさんとルーヴル美術館の「ダ・ヴィンチ特別展」へ(予約済)

ふだん滅多に会えない人と、滅多に行けない場所や期間限定のイベントに予約までして行くのだから、他の日に替えが効かないのです。だから、27日は何がなんでもパリに行きたい!!!

これからどうなるかと言いますと、毎日17時に2日後の電車運行状況が確定するので、25 日(クリスマス当日!)の夕方、私の運命は決まります。27日の行きの電車がキャンセルされても、お昼までにパリに着く電車が一本でもあれば急いでそれに変更します。

でももし、お昼までにパリに到着する電車が無かったら…アウト(涙)というのも、アフタヌーンティは14時30分の予約で、遅刻は15分までしか認められないというシビアさ。え、お昼から2時半までじゅうぶん時間あるでしょ?と思ったアナタ、

パリ市内の移動は徒歩!
かもしれないのですよ。

ストが続けばメトロは無いしバスも少ない。運良く乗れたとしても押し合いへし合いの超満員、しかも道路は混んでいる。歩いた方が早いというもっぱらの噂なんです。

幸い、パリの面積はさほど大きくないので、頑張れば徒歩で縦横断できるサイズですが、TGVが時間通りにパリに着く保証も無いし、モンパルナス駅から目的地までの移動時間はじゅうぶんに余裕をもって見積もらないといけません。ちなみに駅からの距離は3km、徒歩40分だそうです。

とにかく、27日のお昼までにパリに着きさえすれば、帰りはどうなってもいいと覚悟を決めている私ですが、ストが続いていれば日帰りはほぼ不可能な見通しです。パリ一泊も視野に入れていて、ホテルのリサーチも始めています。

行きも帰りも電車がキャンセルになったら、新たに手配する電車チケットは高額だろうし、パリに宿泊もしないといけないし、ストによる予期せぬ出費は痛い…けれど、今回のパリ行きはいつも以上に大事なので、出費がかさんでも行く!と密かに決意しております(バンちゃんにはまだ言えてないです汗)。

すべてがわかるのは、25日。本当ならこの時期はクリスマス前でウキウキしているはずなのに、今年は不安でたまらないです。どうか27日の電車がありますように…

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