2020年12月31日木曜日

2020年を振り返って

 今年も早いものであと一日。

2020年は東京オリンピックなど楽しいイベントがたくさんのはずだったのに、突如現れた新型コロナウイルスという目に見えない脅威にすべてが覆され、3月半ば以降は基本的に

籠城、自粛、confinement...

という状態で、自分自身や特にふだん生活を共にしている「家族」と向き合う時間が急に増えた一年でした。夫婦間では「コロナ離婚」という言葉もよく耳にしたものです。

我が家は3月17日以降夫のバンちゃんがずーーーーーっとテレワークとなり、オフィスに出勤したのはわずか一日。それ以外ずっと、我が夫婦は家の1階と2階に別れてそれぞれテレワークに勤しみ、昼食は一緒にとるという生活を送っています。

最初のほうこそ私は「あー今まで一人で気楽なお昼だったのに、毎日2人ぶん作らなきゃいけないなんて面倒」とボヤき、そのうち食事作りが増えたストレスで自爆するんじゃないかと思っていました…が、意外にそんなこともなく。

理由としては、バンちゃんが運動もかねてほぼ毎日「青いパン屋」に足を運んで焼きたての美味しいバゲットを買いに行ってくれたので、多少なりとも感謝の気持ちが芽生えたから、、、?あとはまあ、忙しい平日の昼に一から料理をせずに済むよう、前日の夕飯を多めに作っておくなどの工夫にも慣れてきたからでしょうか。

食事作り以外のところでは、小学校の休校中、ユーゴの宿題をほぼ全部バンちゃんパパが見てくれたので、私は一人2階で仕事に集中することができてありがたかったというのもあります。そういうわけで、夫婦間で自然に家事育児の分業が行われ、どちらか一方のストレスが過度に溜まるということがなかったため、特に喧嘩もせず今日までうまく「共生」できています笑


それから仕事についてこの一年を振り返ると、年明けから10月いっぱいまでは「マンネリ」のようなものを感じていました。毎日それなりに忙しいしやるべきことも多いですが、1ヶ月スパンでだいたい同じような業務を繰り返して特に新しいこともなく、このまま一年終わってしまうのかな、と。特に、今年はコロナ禍で通訳の仕事がすべてキャンセルになったので、家でのテレワークだけを行っていたのも原因の一つだと思います。毎日仕事ができるだけでもありがたい状況ではあったのですが…

ところが2020年も終わりに差しかかろうという11月以降、フランス語学校の社長Kさんのアイデアがあれよあれよという間に実現へと進み、その実行部隊に組み込まれてしまったことに加え、突如発生した「フランス人講師不足」という緊急事態から怒涛のリクルートラッシュに発展したため、12月はまさに「師走」の名にふさわしいドタバタの忙しさでした。そんな慌ただしい毎日を過ごす中、気づきや学びがあったとすれば、それは

自分の可能性や能力を広げたいなら、
まずは自分の殻を破ることから始めるべし


でしょうか。これまで自分にはできない、向いていない、と思えてやらなかったことに敢えて踏み出してみる。そうすることで、やってみたら意外に面白い、自分に合っている、新しいことができそうだ、というワクワクした気持ちを一年の終盤に味わえた気がします。何事も成長を目指すのであれば、自分に「少しの無理」という負荷をかけないと、ですね。大幅な無理だと自分を壊すことになりかねないので、「少し」がポイントです。

そんなこんなで長くなりましたが、2021年は何かと新しい広がりが生まれそうな予感で、コロナの収束も(さすがに)期待できるし、今から楽しみにしています。来年のなるべく早いうちに安心して日本に行ける日が戻ることを願いつつ…

皆さま良いお年を(o^^o)

暮れゆく2020年をイメージした、夕日の写真にて。

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