2019年1月13日日曜日

きんぴらSALSIFI

ウン年ぶりに「きんぴらごぼうっぽいもの」を作りました。

ごま油で炒めて、ごまをたっぷり絡めて、ちょっと甘めの味付けが好きです。「きんぴらごぼうっぽいもの」と書いたのは、主役の牛蒡が入っていないから。そもそもフランスには日本の牛蒡はありませぬ。Parisの日本食材店に行けばきっとあるんでしょうけど、西の端っこでは見かけないですね(^^;;

じゃあ何のきんぴらかといいますと、フランスで「牛蒡に近いもの」とみなされている根菜の…

Salsifi(サルシフィ)です。

近所のスーパーで初めて「生のサルシフィ」を見かけたので、「牛蒡に近いっていうんだったら好物のきんぴらにしよう!」と思い買ってみました。

実は、フランスで一般的によく見かけるサルシフィは「水煮の缶詰」なのです。

一度だけ食べたことがあるけれど、柔らかくてちょっと酸味?があって、とにかく牛蒡とは程遠い味と食感。フランスではサラダにしたりソテーにしたり、はたまたホワイトソースとチーズをかけてオーブンで焼き、グラタンにして食べるそうです。

ここまではまったく牛蒡に近い感じがしないサルシフィですが、生で皮付きの状態はもっと牛蒡っぽいです。ほらね…

でも、ウネウネしている、、、牛蒡はまっすぐなので、見た目もだいぶ違いますね。こちらは長さも太さもバラバラです。

皮を剥くとこうなります。

牛蒡よりだいぶ白いです。そして皮を剥いて1分もすると白からオレンジ色に変色し始めます。酸化のスピード早すぎ!

急いで笹掻きにして冷水に晒しました。これで正解よね?

いやー笹掻きもウン年ぶりにやったので、最初のほうは感覚が戻らずに分厚いのが何枚もできてしまった、、、後から取り出して細く分割しました(苦笑)これに人参を加えて、フライパンにごま油をひいて炒めて、粉末だし・しょうゆ・酒・砂糖で味付けして…

あっという間にできあがり♩(1枚目と同じ写真だけど)

さて「きんぴらサルシフィ」を食べてみた感想は…味は残念ながら牛蒡ではないです。あの独特の「土臭さ」がほとんど無くてちょっと残念。でも食感はかなり近い!シャキシャキの歯ごたえが心地よく、きんぴらの味付けにもよく合っていました♩

こういう得体の知れない野菜にアレルギー反応を示す我が夫のバンちゃんも、食感と味付けが気に入ったようで何度もおかわりしました(o^^o)反対にユーゴには不評でした、歯ごたえがありすぎるらしいです(苦笑)

最後に、牛蒡の美味しい食べ方といえば、九州人にとって外せない「天ぷら」があります。「ごぼう天うどん」なんて北部九州人のソウルフード(のひとつ)と言っても過言じゃありません。 笑

次にサルシフィを見かけたら天ぷらにしてみよう♩

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