2019年2月12日火曜日

切なくなる、のど飴

この冬は風邪知らずかなーと思っていた矢先、ユーゴの風邪をとうとうもらいまして、喉が痛い…ううう今週はレッスンがあるのに(T_T)

イガイガする痛みを和らげようと、大事に取っておいたのど飴のお世話になっています。


口に入れてコロコロ転がしていると、この飴をくださった女性とそのご主人を思い出して切なくなります。去年の夏に初めてお会いしたご夫婦、ご主人は一行の中で一番年上だったのに、一番お元気でした。滞在の後半は外食続きで皆さん食欲が無く魚料理を選ぶ人が多い中、一人だけステーキを召し上がっていたなぁ。

ご夫婦はとても仲睦まじく、お二人で並んで歩いていらっしゃる時に奥様がご主人の腕にそっと手をかけて控えめに寄り添う光景がとても印象的でした。奥様がご主人に「帰りの空港で紅茶を買わなくちゃ」とおっしゃった時、ご主人が「何箱でも買ってください」とニコニコされていたのもよく覚えています。なんて素敵なご夫婦なんだ…!と。

それなのに、先日突然舞い込んだご主人の訃報。体調を崩されてから1ヶ月も経たずに他界されたと聞いて、まさかあの方が…というとても信じられない気持ちです。何より奥様のショックと悲しみを思うと、胸が締めつけられます。

ご主人は67歳、我が父も先日65歳を迎えたので、両親が「元気で体が動くうちに」帰省できるのはあと何回だろうとふと考えました。時々このブログを見ているかもしれない父がこれを読んだら「俺はまだ元気ぞ!」と怒るかもしれませんが、でも、孫たちと外で遊んだり家族旅行に出かけたりできるのは、あと5年、長くても10年。本当はもっと長くと願っていますが、70歳を越えたらいつ何が起こるかわかりません。

今年は、日本に帰省しないつもりでした。去年だいぶ散財したので、今年は辛抱して貯金に勤しもうかなと。でも、上記のことを色々考えて、今年帰らなかったら「体が元気な両親と思い出を作る回数」が1回減ることになり、後々後悔しないだろうかと悩みました。バンちゃんにも気持ちを話して、年に1回日本の家族に会うことの大切さを訴え、理解してもらい…

私とユーゴだけ夏に1ヶ月帰ります(ごめんねバンちゃん!)。

本来は何かあった時のために蓄えを増やしておく必要があるこの時期に、帰省を承諾してくれたバンちゃんに感謝です。私も本気度を見せようと、冬のソルド(セール)では何も買っていません!仕事では新体制になってから(望むと望まざるとにかかわらず)報酬が増えるので、節約と収入アップで航空券代を夏までに取り返してみせる…!なんて宣言したわけではないですが、心がけは大事。達成不可能な目標ではありませぬ。

とはいえ体が資本なので、まずは風邪の悪化を食い止めなければ。のど飴のスーッとした甘さに奥様のさりげない優しさを感じつつ、ご主人のご冥福をお祈りしつつ、家族や人の一生を思っては切ない気持ちになる今日この頃です。

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